2ヶ月間、エンジニア兼大学生をしたら先延ばし癖を克服できた
フリーランスのITエンジニアをしています。
今年の2月からコンピュータサイエンスの学位取得のために、University of the Peopleというアメリカのオンライン大学で学生(仮)をはじめました。
「(仮)」というのも、わたしはまだ正規学生ではありません。入学手続き後に 2つの必修コースを履修すると正規学生になることができます。今まさにわたしはこれらのコースを受講中で、単位が取れればあと1週間ほどで正規学生になれる予定です。
先延ばし人間、心を入れ替える
むかしから学習計画を立てるのが苦手でした。夏休みの宿題はやらずに先延ばし、休みが残り1週間を切るころにやっと焦り出し、最終日には無計画な自分の愚かさに泣きながら両親と兄に宿題を手伝ってもらった思い出があります。
わたしが入学したUniversity of the People(以下 UoPeople)では、週ごとに下記のような課題が出ます。
これらの課題はその週の内に完了させなければなりません。学期当初はとくに戦略も計画もなく、またもや先延ばし思考に陥り「休日にまとめてやれば余裕でしょ」と思ったのですが、甘すぎました。
わたしは所属しているエンジニアコミュニティのSlack に近況を書くことがあるのですが、当時は深夜まで課題に追われていた記録があります。
さすがにこのままではまずい。学業どころかエンジニアとしての仕事にも影響が出始めてしまう…!ということで、仕事と学業とプライベートを両立するために、心を入れ替えて学習時間の管理をすることにしました。
具体的なタイムマネジメント方法
UoPeopleの必修コースの中では、タイムマネジメントの重要性と具体的な戦略についてしつこいほど学ぶことができます。その中で触れられていた
という手順に基づいて学習を進めることにしました。エンジニア仲間の方たちから活用できそうなツールを教えていただき、下記を導入しました。
それぞれのツールはGoogle カレンダー経由で連携し、Chrome 拡張を入れています。カレンダーに勉強の予定を入れると、Todoist 上に自動でTODOタスクが作られます。カレンダー内で予定された学習時間に合わせてトラッキングを開始・終了すると、Togglにレポートが作成されます。終わった課題は、Todoistでタスク完了にする運用をしています。
先延ばし癖、どうなったか
下記はタイムマネジメント導入後の2週間分の学習時間のレポートです。1時間から多い時は8時間ほど、毎日学習が継続できていることがわかります。
コースの第1週めと第8週めとでは、課題の提出期限までの残り時間にも大きな変化が出てきました。
学習時間の実績記録 → 見直し → 計画のルーチンを開始して以降、およそ5週間、毎週繰り返すことで習慣化。
そしてそして…!長年の先延ばし癖を克服できたのでした。
ついでに朝型人間になった
学期はじめの頃は、就寝前に課題に着手する傾向があり、課題のキリが悪いときにはずるずると深夜帯から明け方まで学習時間が伸びてしまうことがありました。これは精神衛生上まじで良くありません。課題が終わらないまま時間が過ぎ、やがて夜空が明るくなるとともに心が死んでいきます。そのため、勉強の時間帯を早朝に変更し、キリが悪くても日中の仕事とその準備のために強制的に手が止められるようにしました。
確定申告と、外科手術
わたしは個人事業主として働いています。学期中に確定申告の時期が重なりました。先延ばし人間の申告作業が3月時点でどうなっているか、わかりますよね?おまけに3本の歯を外科手術で抜いてるのですが、術後の悲惨な状態でもちゃんと課題と申告作業をこなせたのは自信の一つになりました。
直ってうれしい、先延ばし癖
昨年末に公開したnoteでは「海外大学のオンラインで学べたら」「来年から、具体的な行動に移したい!」と語っていました。そして、今年の2月には実際に大学に入学し、学習を進めています。今思えば、入学を決めた時点で先延ばし癖改善の一歩を踏み出せていたのだと思います。自分を褒めてあげたいです。有言実行してえらい。
先延ばし癖を改善したことで、十分な睡眠時間も取れるし、何より大好きな犬と過ごせる時間が幸せです。これからも上手に学習時間をマネジメントして、犬とよろしくやっていこうと思います。