鎌倉・鶴岡八幡宮の蓮の花〜TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD A057Z
なんだか機材レビューみたいな見出しが続きますが…
タムロンの望遠ズームが昔から大好きです。
広角ズームといえばトキナー、望遠ズームといえばタムロン、くらいの固定観念を持っているかもしれません。
鎌倉、鶴岡八幡宮の蓮は、三連休では少し見ごろを過ぎていました。
1〜2週間前がベストだったかもしれません。
蓮を撮ると縦構図が多くなってしまいます。
それに、蓮の見ごろが短いせいか、蓮の花をメインでたくさん撮ってしまって,
Lightroomで振り返ると植物図鑑のような状態に…
もっと絵を考えないといけなかった。
TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD A057Z 、とてもよく写ります。
500mmまでの望遠は使い勝手がよく、それでいてどの焦点距離でも開放から十分シャープだし、ボケに癖もなく、特に500mmでは背景の処理がとても楽な印象です。
一眼レフを使っていた頃、Nikon D750 に TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD A035 を付けて同じように蓮を撮りました。
とても便利で写りも良く重宝していたのですが、D750がUSB充電できないとか、一眼レフはピント位置を拡大できないとか、理由あってミラーレスに完全移行してしまい手放しました。
カメラはD750からZ6IIになり、軽く小さくなったものの、望遠ズームはというと 100-400から150-500にしたことで直径は7mm、全長は16mmと大きくなり、カメラバッグの占有堆積はほとんど同じ、そして重量は600g増えたので、性能アップと筋トレだと割り切ります。
スペックは一見近いもののレンズは17枚が25枚に、性能は(MTF曲線によると)段違いに隅々までシャープ、価格は倍、全く別物ですね。
20代の頃からベトナムを頻繁に訪ね旅したころから、蓮の花に対する愛着が湧きました。
Hoa(花) Sen(蓮) といって街中でも郊外の路上でも売られているし、カフェやレストランにも活けられています。
一年中温かいのでいつでもどこでも咲いているように思います。
蓮は泥の中からすっと立ち上がって美しい花を咲かせることから、戦争や貧しさなど辛い境遇にあっても立派になろうという、環境に関わらず美しくあろうとする、ベトナムの人たちの思いに通じると聞いたことがあります。
蓮の根は蓮根、泥の中で繋がっています。
これもまたアジアっぽい、見えないところで皆つながりを持っているような暗喩かもしれません。
その繋がりにおいては、蓮根のように筋が通っているといいのだけれど。
穴だらけかもしれないなぁ。