最近

いつに増して1人でいることにこの上ない喜びを感じる。部屋で昼間に西加奈子読みながら、火が沈むのをぼーっと待って、気づいたらうたた寝していた。幸せだった。その前はデニーズに行ってパンケーキ食いながら本読んでたらそこでもまた寝てて、気づいたら客誰もいなかった。幸せだった。今日も大体同じ1日を過ごして、なんとなく終わっていきそうだ。知らぬ間に全身がひとりぼっちになりたがっていたらしかった。
【地下の鳩】を読んだ。あらすじ↓
暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」。

老いへの恐怖、老いている自分への恐怖、過去への執着、自己暗示の連続、そんなものを感じた。
考えると息するのを辞めたくなって、破滅に安心感を覚える。みんな、何も考えたくない。私も、何も考えたくないよ。

私は若い。まだ20代。もう20代とも言えるが、周りの大人は皆羨む。若いっていいね。若かったらそんな服着たい。若いうちは何でもできる。だの。若いとはとても素晴らしく、老いとは悲しく醜いのだと刷り込まれている。だから私は、老いを過剰に怖がっている。学生の頃は、好きな男からLINEが返ってこないとか〇〇先輩がかっこよすぎると騒いでいる人をくだらねー、さっさとこんなところ…と思っていたが、将来はどうする?金は?車は?そんなことばっかり言ってる大人を見るとよっぽどマシなのかもしれない。どこも地獄なのか?私は今も昔も、自分の箱庭を作るのに必死だ。マイクラじゃん、マイクラ人生。急に昔付き合ってた人を思い出した。美女と付き合った過去を武勇伝に飲み歩いていると聞いた。あいつもいつか臭い親父になるんだ。笑える。
読後は今の恋人と心中するというキモい妄想に耽った。2人でナイフで刺しあって、多分これでいいと思っている。人生の絶頂で死にたい、だけど抗わないと、予想通りすぎてつまらないから、めちゃくちゃ生きていこうと思う。やばい世界の中で、好きになれた人、事、時間。こんな自分に酔いしれたり、嫌気をさしたりしながら、自由に、若さを背負って、とりあえずこのまま、明日を待ってみる

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