ClusterGAMEJAM2020inSPRING参加しました。
❏テーマについて
発表されたテーマが「かける」という事で
今回はボートレースのワールドを作成しました。
「水上をかける」✕「お金をかける」をかけた物となっています。
「夢をかける」というタイトルも希望的な要素が入ってます。
❏ワールドの設計
1.ボートレースに出走してレースゲームとしても遊べ
2.出走者に賭けて観戦を楽しむゲームとしても遊べる。
プレイしていても、プレイしていなくても楽しめる仕組みです。
❏ゲームの円滑化
金額が0になっても、レースに出る事で参加報酬を得られます。
そうする事でレースに出走するユーザーを集めてレースが開催され
賭けが発生して、また金額を0にするユーザーが現れるといった
一連のエコシステム(違う)で回るようになっています。
❏ユーザーの見える化
1.ユーザーの姿が見えるゲーム
これはVRゲームでは重要な事でアバターが見えるというのは
コミュニケーションの大切な一部でもあります。
車に乗り込んでプレイヤーの姿が見えなくなると
誰がどれに乗っているかわからなくなってしまいます。
2.ユーザーの見える距離を保つ
レースゲームにありがちなのですがスピードが出る為
「誰とも遭遇しない広大なワールドを孤独に走る」という
ソーシャルゲームとして致命的な問題が付きまといます。
当然、距離が離れると参加者のボイスも聞こえなくなるので
「レースゲーム」と「ソーシャル」の関係は相反しやすくあります。
❏解決法「一定の距離を周回する」
見える距離を周回する事で、ユーザー同士の顔を確認しあえて
周回する事でユーザー同士が遭遇(衝突)しやすく
近づくことでユーザー間の声も届きやすくなりました。
ここからはシステム的な話
❏カメラの仕組み
基本的にワールドに存在するカメラは一つのみとなっており
順番にカメラをオンオフしてカメラを制御しています。
カメラは負荷が上がりやすいので使う場合は注意が必要
1.ワールドを巡回するカメラ
一つのカメラをワールド内をアニメーションで移動させています。
ロジックでカメラのアニメーションをランダムで再生
2.レース中にボートを映す追従カメラ
参加ボートのみを選択して、LookAtウェイトを変えカメラを追従
切り替えは参加人数の中で、ランダムに切り替えています。
例.1-3が参加、4-6が不参加なら4-6は追従しない等
センターにコライダーを配置してLRカメラを切り替える事で
コーナに突入してくるカッコイイ画角で撮影出来るようになりました。
3.勝者を映すピックアップカメラ
勝利が確定したボートのカメラをオンにしてモニターに映す。
誰が勝ったかを明確に表現する。
4.その他
ボートには参加者撮影用のカメラが配置されています。
ボートに乗った瞬間に1秒間だけカメラがオンになり写真が撮影されます。
欠点:レンダーテクスチャの仕様上あとから入って来た人には
撮影した瞬間のデータが存在しない為、写真が真っ白になります。
この1秒間に他の人もボートに乗ると複数カメラが出る事になり
一瞬だけ負荷が上がる事があります。
❏賭けの仕組み
投票の番号&掛け金を計算して倍率を表示する仕組みを取っています。
やっている事は、アイテムを押したオーナーの番号&掛け金を読み取り
各番号の金額をアイテムに保存、すべての金額を足して総額を出し
総額から各番号に保存されている金額で割って倍率を出します。
管理しやすいように複数のアイテムに分けると楽なのですが、
アイテムを分けるとデータの受け渡しが出来ないので
賭けの部分は全てを一つのアイテムの中に詰め込んでいます。
ロジック多すぎてアイテム開くと待ち時間が・・・(゜レ゜)
マルチプレイでオーナー情報のやり取りの大変さが身に沁みました。
❏48時間で出来る事
現在は、倍率が小数点以下も計算するようになっておりますが
ゲームジャム中は小数点以下は計算しないようにしていました。
かけた時間に対する効果、バグの発生しやすさ等を考慮して
小数点以下は省いて投稿しました。
❏小ネタ
右上に映っているチケットですが
実はQRコードを読み込むとこのワールドリンクになっています。
❏最後に一言
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?