暗黒迷宮 悪夢(ナイトメア)を振り返る
7月の作品ですが自信作だったので今頃解説します。
❏暗黒迷宮悪夢について
暗黒迷宮悪夢は、以前作った暗黒迷宮の続編にあたる作品です。
当時は、アイテムを持つという機能しかなかったCCKですが
様々な機能が追加されて遊べるギミックが増えた事をふまえ
それらを利用してパワーアップして帰って来た作品になります。
❏導線を考える
まずプレイヤーは、はじめの部屋に出現します。
この狭い部屋の奥に通路がありますが、暗くて進むことも出来ません。
何故、そんな事をするのか?
これらは、プレイヤーに自ら学んで貰う事が目的でした。
プレイヤー自身で見つけた事柄は、記憶に強く残ります。
学習内容① 薪に火をつける
狭い部屋に置かれたアイテムは、斧のみで丸太を切る事のみ出来ます。
そうして作られたアイテムの薪は、篝火に充てる事で火が付き
初めてワールドの奥へと進む事が可能になります。
薪に火ををつけるという事を学習した!
❏ユーザーを待ち受ける様々なトラップ
暗黒迷宮の醍醐味であるユーザーに襲い掛かる理不尽な罠
初期の暗黒迷宮では、ジャンプ機能しかなかった為に
単調なワールドになっていたのを改善して豊富な罠をしかけました。
クリアする為には、すべてのキーワードを集めなければいけない為
必ずすべてのトラップを突破する必要があります。
学習内容② 消えた篝火に明かりを灯す事が出来る。
キーワードの付近に置かれた篝火には、明かりが灯っていません
これらに松明の火を与える事で明かりを灯すことが出来ます。
消えた篝火に明かりを灯す事が出来る事を学習した!
❏滝の裏にある通路
滝の裏に隠し通路が作られています。
通過するだけでは見過ごしてしまうような
滝奥にうっすらと篝火が見える様にしてあります。
❏消える松明と一筋の光
滝に入ると当然水を浴びるので松明の炎は消えてしまいます。
突然の暗闇の中に滝奥の明かりのみが道しるべになり
消えてしまった松明の明かりを再び灯す事が出来ます。
学習内容①で覚えた松明は篝火で火をつける事を使う!
❏様々なトラップを潜り抜け最終関門へ
こちらは全てのおさらいといってもいい仕組みになっており
『松明は水で消える』『篝火は松明で火をつける事が出来る』
それらの応用で突破出来る最後のトラップとなっています。
❏お約束も忘れずに!
最後の答え合わせ集めたキーワードで扉を開く仕組みです。
この迷宮の報酬として、中央には美しい宝石が置かれています。
❏暗黒から光へ
このワールドは暗黒迷宮という名の通り暗闇がコンセプトとなっています。
閉ざされた暗黒の世界から光の眩しい広々とした世界への開放という
その体験が本当のクリア報酬となっています。
❏このワールドの真の姿
この暗黒迷宮悪夢シリーズには重大な秘密が隠されています。
公開から半年以上も経ってるので、ご存じの方も多いと思われますが
このワールドは三つのワールドをまたにかけたワールドになっています。
❏暗黒迷宮 悪夢
初級のワールドでトラップの難易度、セーブ有りと優しい設定
❏暗黒迷宮 悪夢地獄
悪夢のトラップの難易度が上がり、リスポンは初期位置と高難易度
❏サマービーチ
一見の普通のビーチに見えるが、実際は『偽装ワールド』
本来の姿は、すべてのワールドをつなぐハブワールドである。
悪夢クリア→ビーチの特殊スポット①へ
ビーチの井戸→悪夢地獄へ
悪夢地獄クリア→ビーチの特殊スポット②へ
このワールドの真の姿に気付かれないように様々なアイテムを設置
一つのワールドとして十分遊べて、不自然さが無い様に作成した。
というわけで昔話でした。
❏ここからは雑談です!
コンテストにおける基準とは?という事を語りたいと思います。
冬のゲームジャムが終わってひと段落今回の分析のお時間です。
今までのすべてのコンテストを踏まえての感想を述べると
プロの審査員が審査とユーザー投票によって決まる
コンテストの差を話していきたいと思います。
今まで開催されてきたコンテストまとめ
【審査員が判断するもの】
clusterワールドコンテスト
clusterゲームワールドコンテスト
cluster GAMEJAM 2020 in SUMMER
cluster GAMEJAM 2020 in WINTER
【ユーザー投票だったもの】
CUBEの中の世界
cluster用アイテム夏を楽しむ
cluster用アイテムひきこもりの秋
テンプレートワールドで始めるワールド制作
clusterゲームワールド杯2020
cluster memorial
※抜けがあったらごめんなさい_(:3」∠)_
これらのワールドの受賞者を見るとプロが審査するものを受賞する人と
ユーザー投票によって受賞する人の違いがはっきりしている印象です。
【審査員はワールドの完成度が判断の基準】=凄いワールド
審査員は当然ワールドを遊ぶのではなく審査するのが目的です。
デザインやシステム等の様々な項目をチェックして順位が決定されます。
プロ目線のクオリティチェックが行われるわけです。
【ユーザーは楽しいかどうかが判断の基準】=楽しいワールド
ワールドに遊びに来るユーザーは当然審査という目的では来ません
遊んで楽しかったかどうかと言うとてもシンプルな判断基準です。
前回のゲームワールド杯は、ユーザー投票が無ければ
自分のワールドは何の賞も取れていなかったと思います。
❏コンテストで受賞しなくても落ち込まないで!
受賞を逃したワールドでもいいね数や来場者数が
受賞したワールドよりも多いワールドは数多く存在しています。
沢山のユーザーがあなたのワールドを楽しいと思い支持してくれています。
冬のゲームジャムでもビジュアル部門等追加がされた事を踏まえると
今後もルール等の見直しがされて行く事と思います。
だからこれからもワールド制作をあきらめないでください
これからも一緒に楽しいワールド作りをしていきましょう!!!
❏最後までご愛読ありがとうございました。
今更ですがあけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくおねがいします!!
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