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エコな暮らし

YouTubeでトヨタを検索すると、EVがダメな理由、というのが出てくる。
環境的にもトヨタが正しいのでは、というね。

そりゃ、計算に車サイズの電池生産の無駄なエネルギーを含めるか含めないかで、大きく変わるよね。でも多くの人は気づいていたけど決まったルールだからしょうがないと思って諦めていただけなんだ。

今日は欧州のニューディール政策について書きたい。
データを見ている訳ではないが、ここ10年くらい欧州は景気が悪いと思う。
EURは比較的低金利である。がEURなので、20か国で使うのだから、金利を高くしたい国と低くしたい国が混ざって大変である。

そんなわけで金融政策が難しい欧州で、一発逆転の策が生まれた。
グリーン・ニューディール政策である。
もともとはリーマンショック後の経済対策らしいが、世界でも欧州がリードして進めてきたように見える。

悪い言い方をすると、欧州圏に都合のいいルールを世界標準にした。
たぶん、世界標準のルール作りに参加したい国がいっぱいいる中で、欧州が何とか勝ったのだろう。

欧州は捨て身戦略というか、失うものがなかったのかもしれない。
アメリカは失うものがあるからね。

いずれにしてもESGだのSGDsなどを普及させて、それが上場会社が一定基準を守らないといけなくなったときに、世界で取り組む問題になった。

環境活動家をうまく活用して、世界を誘導した。
グレタさんとかいう人とか、多分他にもいっぱいいると思うけど、うまく乗ってくれたので、若者にも先進国にもいい感じに思想が広がったはずだ。

まあこれは古くから同じ手法なので、昔でいうとはNGO的なものを名乗っているピースボートとかもそうだったような。あと、アメリカは昔は捕鯨船で太平洋を支配していたのがいつの間にか「クジラかわいそう」思想の国になった。

つまり、儲からなくなった産業を捨てて新しい産業を作って食っていくために、うまく世界標準を作って自分がリードしていく必要があり、そのためには「正義の人」を前面に出して宣伝しないといけないのだ。その裏側では、戦略を考えている人と正義の人を操作する人たちがいるだけである。

なので、これは別に陰謀論とかではなく、国際競技スポーツのルール変更のような同様事例があるように、結構オモテに出ている普通の戦略である。そういう戦略があるんだなと気づいて生活をするのがよいと思う。

で、まあ、最近はウクライナの問題があり、思いのほか長引いて、
燃料・光熱費が上がったままの状態が続くといまのEV推進やらサステナビリティやら言っている余裕がなくなってくる。欧州が音をあげるのが先か、アメリカ・ウクライナ連合が欧州リード状態からの逆転を狙って長引かせられるか、である。

そろそろ時代の転換が来るかもしれない。

このように、環境問題とネット検索の少なくとも2つは大きく変わる可能性があるので、新しいビジネスチャンスが生まれるだろうなと思っている。

あとは、食糧問題。これにサステナビリティとかエコな視点を入れられると、入れられ方によってものすごく計算がかわるから、これも世界のルール決めの争いになってるはず。

たとえば海の魚をとるのは乱獲につながり水産資源が減るしクジラかわいそうだが、家畜はコントロールして生産できるからよいという話もあるが、
家畜とりわけウシは水・エサを大量に消費しゲップは温暖化ガスだからものすごく地球に負荷が高いから禁止、というルールができるかもしれない。

だから代替肉がいいとか、豆腐がいいとかになるかもしれない。

で、豆腐で儲かる人がいてルールを変えたい人は大豆の生産は環境破壊力が強いからダメだという話にもできるだろうし。

最近読んだ話だと昆虫食なら高タンパクだ!という団体がいて、ルール制定を目指しているが、これも昆虫の卵を孵化させるのに一定の高温下で暮らさせないといけないから環境負荷が高く、さらに餌によって栄養価が左右されるから餌の環境負荷が高くなる、という話もある。

なのでどれも一長一短ありそうであるが、
ルールを作って世界を納得させたものが強いのである。

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