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過去の推し活について(欅坂46)
久しぶりに推し活をしていると、
どうしても初めてアイドルを推すきっかけになった推し、
平手友梨奈ちゃんのことを思い返すことが多いので
振り返ってみたいと思う。
私がアイドルの推し活でがっつり沼落ちした自覚があるのが、
欅坂46の平手友梨奈ちゃんである。
2018年の初めから、2020年の推しの卒業、
グループの改名(事実上欅坂46の消滅)まで追った。
振り返るととても短い。
見つけた時から、突然いなくなってしまいそうな雰囲気が常にしていて、
いついなくなってもおかしくないと思っていたので、
可能な限り遠征した。
たったの2年間だったけれど、充実していて、
でもアイドルをしたい彼女を応援しているというよりは、
アイドルをさせてしまっていたなという印象の
なかなか苦しい推し活だった。
初回の参戦ライブは、2018年9月のアリーナツアー幕張。
登場から命を削るようなパフォーマンスを見せ、
開演数十分後に舞台から転落事故で怪我をした講演だった。
急に舞台から消えた推し、
推しがいない舞台で誰を追ったらいいのか、
欅坂46のメンバーみんな好きだったけれど2picがいたわけでもないので、
心の行き場に困る初回ライブだった。
次の参戦ライブは、2019年4月の3rdアニラだった。
会場も3000席ほどの中、センター数10m以内の神席だったなあ。
推しは、終始表情は暗く、
でも時折メンバーとのやり取りで笑顔になることはあったが、
楽しそうに見えたかと言われるとそうではないように見えたと思う。
「誰のことを一番愛してる?」大好きだったので、
実際にパフォーマンスを目にできて嬉しかった。
2019年8月夏の全国アリーナツアー大阪、推しはツアー期間中に右肘を負傷して、その前数回の講演には出演できなかった。
大阪講演当日も、いないだろうとわかっていての参戦、
幕張の時のように、また誰を目で追ったらいいか、
少しうわの空で参戦した。
だけど、奇跡的に途中の演目、一番好きな曲の避雷針で現れてくれた。
会場に悲鳴が上がる衝撃の復活だった。
出てくれて本当に嬉しかった。
2019年9月18日~9月19日欅坂46の最初で最後の東京ドーム講演。
笑顔はずっとなかった。
でも、ここまでの通り
まともに推しがいるライブに参加できていないことが多かったし、
東京ドーム講演は欅坂46として本当に良いライブだったので、
1泊3日(深夜便帰りそのまま仕事)の強行だったけれど
2日間参加できて本当に良かったと今でも思う。
最後のWアンコールで、
東京ドームのあの信じられない数の人間に囲まれながら、
たった一人で「角を曲がる」を演じた姿が、
最後に見た欅坂46の平手友梨奈だった。
誰もが言葉をなくして見守っていたけれど、
本当にあんなの気が狂う、数万人、ほぼ全方位からの視線が
ひとりに集中する恐ろしい舞台だった。
グループの初めての東京ドーム公演、最後のパフォーマンスなのに
ひとりだった。
みんなが期待するような人に
絶対になれなくてごめんなさい
ここにいるのに気づいてもらえないから
一人きりで角を曲がる
…歌詞が痛すぎて今聞いてもつらい
アイドルとファンって、お互いに元気をもらいあう存在みたいな
勝手にそんな希望を持ってしまうんだけど
実際はどんな気持ちを抱えているのかなんて
全然わからなくて難しいよね。
その後、2020年1月に欅坂46を脱退。
やり遂げた「卒業」という表現で送り出すこともできなかった。
推しの卒業後も、グループのことは応援していたし、
2020年10月最後の配信ライブまで見届けた。
改名後の櫻坂46も応援はしているけれど、
平手友梨奈がいた頃と同じ熱量で追うことはできなかった。
私が愛していたのは、平手友梨奈のいる欅坂46だったんだと思う。
私が見ていた欅坂46の平手友梨奈ちゃんは、
ずっと孤独に、ひとりに見えた。
ずっと、みんなの中で幸せでいてほしいと思っていた。
欅坂の絶対的センターと呼ばれて、
欅坂の象徴といって否定する人はいないと思う。
でも、グループにいて幸せそうに過ごしている姿は
私が追っている期間にはほとんど感じられることはなかった。
外に見えている姿だけでは、本当のことなんて何もわからないけれどね。
いま、アイドルという場を離れた彼女を
当時と同じ熱量で追っているかというとそうではないけれど、
ただただ幸せであってほしい、楽しいことに関われていたらいい、
暖かいものに囲まれていてほしいと、それは変わらずに願っていて、
ずっとずっと願い続けると思う。
パフォーマンスに魅了された、心配で目が離せなかった、
守りたかった推しでした。
こうして、推しの卒業とともに2020年に推し活を休止し、
つい最近までしんだようにただ生きていた私が、
また生きる希望を見つけた話は、長くなるのでまた改めます。