焦って結婚詐欺師に引っかかった話
どうも飯うまな真素夫です。
今回の情報提供者は匿名の女性の方です!
タイトルのとおり典型的な結婚詐欺師の話です!
それではどうぞ!!
ことの経緯
私が29歳で、結婚に焦っていた頃のこと。
通いのバーで、結婚したぁ〜い!と話していたところ、マスターが1人の男性を紹介してくれたのです。
最近お店に通うようになったという、その男性。
独身で、私の好みにピッタリだといいます。
私はなにはともあれ会ってみなければ分からないと、早速その方の来店中にマスターから連絡をいただき、友達に付き添ってもらい、バーへゴー!
いざ彼を見てみると、正直全く好みの顔ではありませんでした。
むしろ苦手な顔でした。
しかし顔以外は特に悪い点は見当たらず、むしろ礼儀正しく優しい彼。
顔が悪いくらいで揺らがない私の結婚願望。(笑)
閉店時間まで皆でお話し、マスターのお膳立てもあり、閉店する頃彼から「僕でよければ、よろしくお願いします」との言葉をもらい、帰りの方向が同じだったことからタクシーに同乗し、送ってもらいました。
そこから始まったのです、私の結婚詐欺事件は。
それから彼とのお付き合いは始まり、仕事の合間を縫って毎日のように頻繁にデートを重ね、一気に急接近。
結婚前提なのだから、ブレーキを踏む必要は無い。流れるままに、どんどんと関係を進めていきました。
その月の終わりには彼の方から、家はどうしようか?と同棲を提案してくれ、いくつか内覧に行くことに。
そこで私はビックリしました。
彼が提案してくれたのはどこも一等地の、新築ピカピカのタワーマンション。
分布相応だと感じ驚きつつも、彼が望むのならこんなに有難い話はありません。
すっかりリッチな生活を夢見出した私。
彼は逃してはいけないと思い出してしまいました。
そこからは彼に尽くし、跪かれてのプロポーズ。
出会ってから2ヶ月そこらの出来事でした。
そして、お互いの実家への挨拶やお墓参りも済ませ、新生活へ入ろうとしていました。
しかし、その先には暗雲が立ち込めていたのです。
職場の社長に彼の名刺を見せ寿退社の旨を伝えると、社長からストップが。
名刺の住所が、大手企業でもない限り入れない程、あまりにも一等地過ぎたのです。
心配してくれた社長が身辺調査を提案してくれ、私も色々と調べ出した。
それまでのお付き合い、あまりに羽振りがよかった彼。
その割に、あまりに一般的な彼の家。
内覧に行ったタワマンはいつまで経っても審査が通らない。
相手の言葉を疑う事を知らなかった私は、それでも彼本人が言うのだから間違いないのだろうと、数々の彼の言葉を鵜呑みにしていました。
法務局で会社の登記が無かった時も、結婚への焦りから、何かの間違いだろうと見て見ぬフリを続け、その頃には彼の口から出てくる言葉の矛盾の多さに、私の周囲は総じて反対していました。
しかし乗りかかった船、ここまできてもう降りられません。
親にも会わせた手前、何がなんでも結婚まではもっていかないと…と、この頃の私はどんな相手でも結婚できればその後のことはどうでもよくなっていたのかもしれません。
不安を抱えながらも、結婚へと歩みを進めていた私に、1本の電話が。
彼と私の共通の知人Aから、彼の所在を尋ねるものでした。
Aは彼の出資でのビジネスを進めていた男性でした。
ビックリして私からも彼に連絡してみるものの、連絡がつかなくなっていたのです。
そこから何度もAから連絡があり、億単位の出資を契約後にバックれ、ヤバい筋の追手がついたと。
婚約者である私が匿っているのではないか、そうだとすると私にも飛び火すると言ってきたのです。
これまで抱えていた彼への不信感と不安に加え、ヤバい筋の方々がウチに来るかもしれないという恐怖から、いよいよ混乱に陥りました。
そしてそれを最後に、あの跪いてプロポーズしてくれた彼から、連絡がくることは一切ありませんでした。
今日に至ってもなお。
今、もっと素敵な主人の嫁となった今では『焦って結婚詐欺師に引っかかった話』として、笑い話に昇華できましたが、30歳を目前に結婚を焦って、多少の不都合に目を瞑り、周囲の意見を聞かず突っ走ってはいけないと、本当に痛い勉強となりました。
マスオより
焦りは全てをダメな方にもっていってしまいます。
周りの意見を無視し、後のことはどうなってもいい。
そして、自分がおかしいことに気がつけない。
どんなに焦っても周囲の意見は聞けるように訓練しておくのが良いですね。
僕も気をつけたいと思います。
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