自己紹介とある休日の出来事と、車椅子利用者エレベーター乗れない問題について。
タイトル長いなぁ……
かと言って記事分けるのもなぁ……
あっ。Twitterからわざわざ飛んできてくれた方、ありがとうございます。
そして、それ以外の初めましての方…。
初めまして。
飯谷酒美と申します。
美味しいご飯とお酒を飲むことが大好きな人間です。好きというより、娘が寝たあとの自分へのご褒美ですね。
Twitterではのんきな投稿の多い私。
そんな私…と言うか、娘の紹介を軽く。
私は、重度身体障害児の小学生を育てるシングルマザーです。
障害の内容は、肢体不自由(両手足がほとんど動かせない)、寝返り、座ることができない、口からの飲食が出来ない(胃ろうから注入)、言葉を話すことが出来ない(あ〜。とか、う〜。なんかは言えるのと、泣き声はバカでかい。元気でいいこった)…などなど、分かりやすく言えば寝たきり…全介助の必要な子供です。
普段は、外での移動はバギー型車椅子を利用しております。
そんな娘と友人と私の3人で、久々に電車に乗りお出かけをしました。何度か電車に乗っていても、苦い経験もあるので、まだ少し勇気がいります。
苦い経験の話はまた今度…。
それと、ここからめっちゃ長文です。
よろしくお願いします。ではでは続きを……。
乗降時、駅員さんにお願いをしてスロープを出していただくのですが…その駅員さんがとても素敵な方でした。
スロープを出すだけでなく、行ってらっしゃい。お気をつけて。おかえりなさい。そんな声がけがありました。その方にとっては何の気ない言葉だったのかもしれませんが、とにかくとても嬉しかったのです。JR職員さん、ありがとうございます。そして、これからもお世話になります。
そして車内ではこんな出来事が。
娘が泣き出してしまい、抱っこせねば!となった時、こちら座って下さい。と、声をかけてくれた方が居たり、微笑ましい顔で娘に顔を向けてくれる方がいたり。
本当にありがたい。
ヤバい!お願い!泣き止んでくれー!
と、焦る私の心も楽になりました。
そしてこんな出来事も。
電車を降りる時、乗降口付近に立つ方が何故か微動だにせず降りれそうに無かったので、
すいません、降ります。
と、声をかけて気付いてもらい、無事電車を降りる。と言う事もありました。
日記みたいな文章を書きましたが、本題はここからでして。
実はTwitterで、車椅子の方がエレベーターが混んでいて15分程乗ることが出来なかった。と言う投稿を目にしたのです。
コメント欄には、様々な意見ありました。
投稿者の状況や過程はまた別として
車椅子利用者エレベーター乗れない問題。
は、利用人口の多い施設や駅に出かけたことのある車椅子利用者の方は、経験したことあるのではないでしょうか。
娘が車椅子を利用し始めてからの7年間、エレベーターから誰かが降りて譲ってもらったという経験は無く、満員で乗れないことはあるし、少しのスペースはあるから後ろの人を譲る、自分たちの順番ばどんどん後回し…。あるある。
ただ、切羽詰る状況が無かった、1台しかエレベーター設置していない建物で困ることがなかった。ということも相まって、乗れない経験も気にせず、呑気に過ごしてきました。
しかし、もし急を要する状況になった時、これまでの経験から私ならどうしただろうか。と、考えてみた。その結果……
声をかける。伝える。
という行動をとるだろう。
先程の車内での出来事もそう。
無言で後ろに立ち尽くして心の中で念を送り続ける訳にも、嫌がらせのように車椅子をぶつける訳にもいかない。
だから、声をかけて気付いてもらった。
世の中には色々な人が居て、色々な考えがありますから、図々しいとか、何こいつ、なんて感じる方もいると思います。
しかし、我々はエスパーではないし、テレパシーも使えない。
多くの方が経験あるでしょう。
これまでの人生の中で、状況を、気持ちを
察して欲しい。
という瞬間。私もあります。
でも、言葉にせず伝えるなんて、ほぼ無理なんですよね。
だから、急を要する時が来たらその困っている状況を私は言葉にして相手に伝えるだろう。
もちろん状況によっては言葉は選ぶし伝え方も変えると思いますが…。
急を要していなかったら、また乗れなかったねぇって呑気にしてるかも。イライラしてもいい事ないもんね。ここまでは、車椅子利用者、介助者側だった場合の考えと行動ね。
逆に、わたしがエレベーターに乗ってる側の人間だったらどうだろうか。身近に介助を必要とする人がいない、身近に車椅子利用者がいない、介護経験や知識がない。これを読んでいる方にはそんな人もいると思うので、もし私がその立場だった場合で考えてみた。
私は何も言われなかったら、エレベーターから降りて譲るという行動が出来なかったと思う。
ひでぇ人間だなぁ!って?
わかります、そう言いたい気持ち、わかります。
しかし、綺麗事とか無しにして、エレベーターのドアが開いて、目の前に車椅子の方がいる。よし!みんなー!譲るぞー!…となった事は、恐らくほとんどの方がないですよね?そもそも、その方がどのくらいエレベーターを待っているかこちらはわからないし、次のに乗れるかもしれない、自分だけ降りたところで車椅子分のスペースが空くかと言えば、そうじゃない。周りの人にも声をかければ良いという意見が聞こえてきそうだが、実際どれだけの人がそんな行動を取れるだろうか。そんな思考で頭が埋まり、うじうじうじうじ……。
結局譲れずエレベーターが閉まる。
容易に想像できるし、それが悪いことなのかと言われれば、そう言う訳でも無い。
知らない、経験がないとは、そういう事なのだと思うから。仕事だって勉強だって、経験ない状態でやれと言われても無理ですもんね。
だからこそ、
こんなことで困っている、
こうしてもらえないか、
助けて貰えないか。
我々は伝えてみてもいいのではないでしょうか。
たまーに冷たい人も居るけど、今まで優しい方の方が圧倒的に多かった。
声をかける、伝える。
勇気を要することでもあるが、もっと両者が気兼ねなく歩み寄ることのできる世の中になればいいなって思います。
急を要するエレベーター問題は別として、
車椅子利用者含め、世の中には様々な障害や、目に見えない病と戦っている方も多くいます。なので、助け合い、支え合いがよりしやすい世の中になればいいなって思います。そのためにも、これから、少しづつこの場で発信したりボヤいたり出来れば良いなと思っております。気分屋なのでこれで終わってしまう可能性もありますが……。
自分達には関係の無いこと。そう感じている人もいるかもしれません。何こいつ語ってんの?なんて思ってる人もいるかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
自分の身近な誰かが、大切な人が、もしくは、ある日突然自分自身が、当事者になる可能性はゼロではないのです。
最後に、この記事は私の経験、私の考えのみで書いています。だから、これが正しい!というものではありませんので、よろしくお願いします。
そして、まとまりのない長文をここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
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