【2/29】スーパーチューズデー直前!次期米大統領における日本の影響

3/1は米国ではスーパーチューズデーです。

米大統領選前半の山場となります。

昔から米国が風邪をひけば日本は肺炎にあると言われているように、米国情勢は日本に大きく影響します。

今回は米大統領選についてまとめます。


■米大統領選の仕組み

大統領選は4年ごとに行われ、民主、共和両党の指名争いと本選挙の2段階で構成されます。

両党は、州ごとに「党員集会」や「予備選」を実施して候補者を絞り込み、7月の全国党大会で、党の正副大統領候補を正式に指名します。

 多くの州で両党が予備選・党員大会を一斉に行う「スーパーチューズデー」(今回は3月1日)は、指名争いの序盤戦最大の山場で、選挙戦の流れを大きく左右するとされます。

 本選挙(今回は11月8日投票)は、

有権者の投票総数ではなく、

各州に配分された「選挙人」の獲得数を競います。

大半の州では、一般投票で1位になった候補が、

その州の選挙人を「総取り」します。選挙人総数は538人。

過半数の270人を獲得した候補が2017年1月、新大統領に就任します。


■現時点の有力候補は?

事前の世論調査で、野党・共和党は不動産王のトランプ氏が、与党・民主党はクリントン前国務長官が、多くの州でリードしており、指名獲得に近づくのか候補者選びは山場となります。


■スーパーチューズデーの結果に注目

政権奪還を目指す野党・共和党は、11の州で予備選挙などが行われる予定で、これまでの候補者選びで4つの州のうち3つの州で立て続けに勝利を収めたトランプ氏に対し、若手のホープとされるルビオ上院議員や、保守強硬派のクルーズ上院議員が巻き返せるのかが焦点です。

事前に行われた世論調査の平均値によりますと、トランプ氏が多くの州でリードしていて、クルーズ氏は地元のテキサス州で優位となっています。

一方、与党・民主党も、11の州で予備選挙などが行われる予定で、11の州で予備選挙などが行われる予定で、これまでに4つの州のうち3つの州で勝利したクリントン氏がサンダース上院議員を引き離せるのか関心が集まっています。

事前の世論調査では、黒人の有権者が多い南部の州など多くの州でクリントン氏が優位で、サンダース氏は地元バーモント州でリードしています。

投票は、日本時間の1日夜、東海岸から順に始まり、各州の結果は、日本時間の2日午前から午後にかけて、順次、判明する見通しです。

共和党はトランプ氏をルビオ氏、クルーズ氏がどれほど追随できるか、民主党はクリントン氏をサンダース氏をどれほど追随できるかに注目です。


■誰が日本にとって良い?

最有力候補であるクリントン氏はTPPに真っ向から反対しており、日本政府と日銀の為替介入について、公的に大きく批判しています。

日本にとってあまりうれしくありませんね。

また、資金的に大きく協力した中国と米国の関係が強くなるでしょう。

一方、共和党の有力候補であるトランプ氏の場合はこれまでの問題発言からもわかると通り、かなり一方的な強弁な姿勢に振り回されることになるでしょう。

日本は共和党の旧勢力とべったりなため、共和党の旧勢力の支持を受けているルビオ氏が大統領にならなければ、日米関係はいまより大きく悪化する可能性が高いです。

今回の米大統領選は日本の未来にとってあまり良い結果にはなさそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?