米中通商協議「第1段階」は極めて良好、15日追加関税発動の延期も検討か

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)から米中通商協議の第一段階合意について情報があがっている。

「第1段階」は極めて良好、米大統領首席補佐官代行

マルバニー米大統領首席補佐官代行は10日、米中の「第1段階」の通商合意が順調に進んでいるもようだと述べた。

マルバニー氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の会合で「第1段階の合意に向けた軌道は極めて良好」との認識を示した。その上で、トランプ大統領の発言を踏襲し、来年の米大統領選までに中国との通商合意に署名しなくてはならないという圧力は感じていないと述べた。

今月15日の関税発動は延期を検討か

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米中の通商交渉担当者らは今月15日に予定している関税発動を延期する方向で調整を進めている。当局者らは協議継続を示唆しているが、トランプ大統領はまだ決断を下していないという。

総括

15日の追加関税発動が見送られれば、米中通商協議は良い方向に向かうことがほぼ確実となるだろう。

但し、米中通商協議に関する情報はある期日に向かってポジティブ、ネガティブ情報が交錯するのが常のため、鵜呑みにはできない。
引き続き警戒が必要である。

一方、メイントピックスとならないが、英国の総選挙も12日に迫っている。
こちらはジョウソン首相の与党保守党がリードしており、問題なく通過しそうである。

出典

ロイター 12/11 米中の第1段階通商合意、軌道は極めて良好=大統領補佐官代行

ロイター 12/11 米中、15日の関税発動延期を検討 トランプ氏の決断待ち=WSJ

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