おじいちゃん
おじいちゃんが亡くなって昨日で3年
おじいちゃんは口数は多くないが
いつもちょっとしたボケで笑わせてくれた
いつもひょこっと現れて
いつの間にかどこかへ出かけていた
クリスマスには孫×6人に1人ひとつ
ホールのクリスマスケーキを
プレゼントしてしてくれた。
うちは2人姉妹なので2ホール
夢の2ホール!!
嬉しいけど、中々食べきるのに苦労した笑
2つでも中々ヘビーだが
3つ子の従兄弟のところはさらに上をいく
3ホール!!
集まったときは孫達のために
たくさんのフルーツを
買ってきてくれた。
70代にして突然車を買ってきて
突然の高齢ドライバーデビューもした。
(仕事ではトラック運転手していたが、
基本的な移動は自転車だった)
昔も家族に相談なしで家を買ってきたり
突然会社を始めたりしていたらしい
中々funky
そんなおじいちゃんも
個人商店やけど、立派な経営者。
でも、高価なものを身につけることもないし、
なんなら家だって中古で買ってくるし
見た目も、取引先の人に従業員さんと
間違われるぐらい
普通のおじいちゃん
私たちには天然ボケの面白い
おじいちゃんやったけど、
ここまで会社を続けていけてるのは
おじいちゃんが経営者として
きちんと会社をいい方向へ
導いていたから。
そして、自分は贅沢せず
家族に還元するおじいちゃん。
あの天然ボケの裏にはどんな顔が
あるんやろ。
おじいちゃんがどんなことを考えて
生きてきたかは一生きけやんけど、
きっと、言葉少なくとも
家族の幸せを一番に考えてたんじゃ
ないかなと思う。
「悔いのない人生を送りたいし、
周りの人を大切にできる人生でありたい」
とおもった。
おじいちゃんの死に方もおじいちゃんらしく
布団を干すために自分の工場の
屋根に登ろうとして
はしごから落ちたとのこと。
なぜ80歳にもなって
自分で高いところに上って
布団を干そうとしたのか
その突飛な行動がおじいちゃんらしい
そんな死に方なので事件性も疑われた
(もちろん事件性はなかった)
でも、その分おじいちゃんと1日長く
過ごすことができたし、
家族で集まる時間もゆっくりとれた。
死に方がおじいちゃんらしいって
みんな悲しみながらも
ホロっと笑えたし、
そうやってみんなを最後まで笑顔に
してくれた。
いまでもおじいちゃんが
ひょこっと現れそうだなと思う。
死から3年たっても
私たちの中でおじいちゃんは生きている。