日商簿記範囲外のEX論点【暗号資産④】~暗号資産の交換~
日商簿記3級から1級の範囲外の論点、および範囲内ではあるものの出題率の極めて低い論点を紹介します。
基本的に、公認会計士・税理士等で紹介されるような論点となります。
なお、論点に対しての適用指針等は紹介しません。
今回は、暗号資産の論点から「暗号資産の交換」を紹介します。
※今後、取り扱いが変わる可能性があります。
1.暗号資産の交換
概要
自らが保有している暗号資産を、別の暗号資産へ交換することがあります。
このとき、取得する暗号資産は時価で取得し、保有している暗号資産は売却原価にて譲渡することとなります。
※暗号資産の売却と同様の考え方となります。
なお、会計上の処理は現時点で定められていません。
その為、下記に示す仕訳は、あくまで一例ととらえていただければと思います。
当然、今後変更になる可能性もあります。
仕訳
交換時の仕訳
上述の通り、取得する暗号資産は時価で計上し、保有している暗号資産は売却原価で計上します。
また、暗号資産の原価との差額で、売却損益を認識することになります。
2.例題
(1)暗号資産の交換
以下の取引について、仕訳を示しなさい。 (単位:千円)
なお、売却単価の算出方法は移動平均法とし、小数点以下は四捨五入とする。
①X1年7月1日に、A社は取引所から暗号資産X(1単位あたりのレート:@75千円)を8単位購入した。
②X1年7月5日に、A社は取引所から暗号資産X(1単位あたりのレート:@80千円)を2単位購入した。
③X1年7月10日に、A社は取引所から暗号資産Y(1単位あたりのレート:@155千円)を4単位購入し、代金は暗号資産X8単位で支払った。
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微力ですけども、走らさせていただいてます。
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