⑫新作制作日記 【執筆&公開編①】
新作『ポケット鳥獣戯画』をカクヨムで公開しています。
ここでは各回の舞台裏。
なんか大変だったことやら、実はこんな設定が、的なことを書いていきます。なんか、楽しいじゃないですか、楽屋話って。
「第1話」の大変だったこと
間違いなく冒頭です。
ビターな始まり方ですが、苦すぎてもダメ。ということで、塩梅が大変でした。以下、初稿と公開時の冒頭です。
【初稿】
小学や中学ではよく、頼られる方だった。
みんなから頼られるのは嫌じゃなかった。だから、なんでも引き受けてきた。
でも。本当は、頼られていたんじゃなかった。押し付けられていた。それが分かったときに、ボクの見える世界はちょっとだけ変わった。
世界には、一本の線が引かれていた。押し付ける側と、押し付けられる側。ボクは押し付けられる側に立っていた。
ーーそれにしても。今回は。この状況は。
【公開時】
世界には一本の線が引かれている。
ボクは昔から、頼られることが多かった。みんなから頼られるのは嫌じゃなかった。
──だから気づかなかった。本当は、頼られていたんじゃなかった。押し付けられていただけだった。それが分かったときに、ボクの見える世界はちょっとだけ変わった。
世界には一本の線が引かれている。
押し付ける側と、押し付けられる側。
──その線は、ゲームにまで延びてきていた。
【初稿】の段階では結構ぐちぐちしていますが、【公開時】にはあっさり流せている印象ですね。頑張ったかいがありました。
なお、「ーー」と「──」の違いを最近知りました。
表示する環境に依存すると思っていたのですが、そんなことは全然ありませんでした。「──」は「罫線」の変換で出てきます。目から鱗です。
8頭身ウサギと2頭身ネズミ
元ネタは「キングカズマ」と「楽俊」です。
キングカズマのデザインはかっこ良すぎです。カボチャの王ジャックとならび、アニメキャラクター2大長身痩躯の一角です。
楽俊はいいですよね。十二国記は楽俊が登場してからが本番だと思います。本物の楽俊は3頭身くらいあります。
それは、引き続き本編をお楽しみいただければ幸いです。
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