夏物製作＆引き返し編み（の入口）

春夏は編まない、と言ってましたが、そういえば去年amirisuで「Loop tee」キット買ったのを思い出し、せっせと編んでおります。真夏にさらりと着たいけど、間に合うかな。間に合わせろ、私。

ここで完成させないとまた来年に持ち越してしまうのが目に見えていますからね…。夏に冬物毛糸を扱いたくないように、冬に夏物を扱いたくはないのです。パイル地の服とか着たくないのと同じで…ま、簡単に言うと手が冷える（笑）

で、オンシーズンに出来なかったものは、自動的にオフシーズンを越して手を付けるのが来年になってしまうんですね。それは避けたい！ので、まずは今夏中に完成させようと、自分の手にターボをかけてる状態です。

2週間後

てことで、できました。いえーい。
平置きだとイマイチに見えるかもですが、着ると良き感じになります。

着用イメージは販売ページで素敵モデルさんが着てらっしゃるので、そちらを参照あれ、ということで。

私は今回はサイズ3で編んで、プラス9cmぐらい余裕がある感じです。この後水通ししたら少し緩んだんですが、最近はルーズシルエットが普通なのでそこまで気にならない程度。
朱が入った赤なのでボトムはチノパンでもいいし、黒のワイドパンツとかと合わせると今っぽくなるんで、こりゃ便利だぜ！な一枚。今夏バリバリ着倒すつもりです。うしゃあ！（気合い）。

制作時間はトータル2週間前後(のんびり速度)で完成できたので、今年もう一枚色違いで編んでみるのもいいかもな、と思ってます。最初は白がいいなーと思ってたんで、DARUMAのニッティングコットンで編もうかな……
とか言って、間に合わなくてまた来年に編み繰り越しという可能性も無きにしも非ず。はっはっは。

引き返し編み

さて、このLoop Teeの後ろ身頃には「引き返し編み」が使われてます。
引き返し編みもね、編み物のフェーズを上げるのに必要な技術なんですよね。まだ自分のこのnoteでは全然触れてませんけど。

ビギナーには全くなんのこっちゃら、な話なんですが、たとえばこの本の表紙写真。よく見てくださいね。通常だとまっすぐ並行に編むものが斜めになっとるでしょう？

これが引き返し編みで、部分的に段を増やしたり消したりしながら、編み地を斜めにしていく編み方なんです。

つってもね、わかります？わからんでしょう？私もです（笑）
なのでタイトルに（の入口）ってつけたんです。なんかねえ、動画とか本見ても、まだ今ひとつ理解ができんのですよ。困ったことに。

で、なんでよく分かんないかって、調べていくと引き返し編みの技法が色々あるんですよ。ラップ＆ターンとかジャーマンショートロウとか。
急に異国の名前出たよと思ったら、引き返し編みとは似て非なるもの？とか、なんか結果はほぼ似通ってるのにやり方とか呼び名が違うだけか？とか。もー、情報がずらずら並んで結果「どれが正解やねん！」ってなっとんです。まあ、あたしの頭が悪すぎるだけなんですけど。

「？じゃあ、今回のやつはどうやって編んだの？」と思われた方もいるでしょう。私も不思議なんですが、とりあえず制作レシピに書いてある通りに編んだら、引き返し編みになってました。

はあ？

…ですよね。いや、でも実際そうやったんで何とも言えんのですよ。摩訶不思議としか言いようがない。知らぬ間に私にセロ弾きのゴーシュのようなことが…ってちょっと良く言い過ぎですね。すんません。

実はこれを作る前に「引き返し編み覚えんと、次のフェーズに進まれんよなあ」ってことで、靴下にチャレンジしたんですね。なぜなら、靴下のかかと部分を作る時って大体引き返し編みを使うから。

で、DARUMAの毛糸であむカバー靴下が可愛かったんで、気合入れて取り掛かったんですが、案の定分からんくなり止まりました。それから放置したまま…ごめんよ。日本式の編み図の読解ができぬまま行方を見失ってしまったんですよね。

今回は何が違かったのか？

と考えれば、答えは簡単。英文パターンの文章方式だっただけなんですね。文章になっていたので、書かれた通りに編むだけ。
しかも内容的には「掛け目をして段を部分的に増やしつつ、最後にそれを減らし目で無くしてくだけ」という基礎的なことしかしないので、特別難しい技術ってことではないんですよ。

これが日本の編み図を読解していく方法だと、この記号の時はこう編む、というような「変換」が必要になるんですが、英文パターンの文章方式だと変換がいらない。なので、気がついたら「できてる」という状態になったわけです。

とはいえ、今回は特に何も考えず＆理解したとは言い難い状態でできあがってしまったので、もう少し自分の頭で骨子が説明できるレベルになったらまとめます。いつになるかは分かりませんが（笑）もちろん、すでにそれぞれの編み方を動画付きで説明されてる方もたくさんいらっしゃるんで、そこを参考にしてもいいと思います。
ではまた！