【MERY shop】個人クリエイターとのコラボ制作にこだわった話 ~帰ってきた大人気企画「Accessory Marche」の裏側~
Instagramで多くのフォロワーに支持され、発売すれば即完売!という、ハンドメイドアクセサリーの個人クリエイターさん。
MERY世代から大注目されている彼女たちと手を組んだ、オンラインマルシェを不定期で実施しています。
まだ2回の開催ながら、他のECサイトとは異なる施策に日々チャレンジしている「MERY shop」の中でも、ユーザー反響の大きい企画に!
今回の記事では、その「Accessory Marche(アクセサリーマルシェ)」について、商品開発の裏側や担当者の想いをたっぷり聞いてきました。
ショップ内マルシェをはじめたきっかけ
——MERYのECサイト・MERY shop内で、「Accessory Marche(アクセサリーマルシェ)」と名付けたカテゴリーを設置し、ハンドメイドアクセサリーの個人クリエイターさんに限定して、MERYとのコラボアイテムを期間限定販売。そこに至るまでの経緯を教えてください。
担当S
「MERYの記事を書いている公認ライターと話していた時のことでした。MERY世代の彼女たちがアクセサリーに求める条件として、“人と被りたくない”という優先順位が高かったんです。ハンドメイドアクセサリーは、手作業のため100%同じものは存在しない。その上、SNSを中心に個人販売しているブランドは、手に取りやすい価格帯で、これはMERY世代にぴったり…!と思ったのが企画誕生のきっかけでした」
担当K
「MERYの記事でも、個人ブランドのハンドメイドアクセサリーの記事は人気が高いんです。作り手さんが発信するSNSを見ていると、ブランドの世界観が一目でわかる。そのため、自分好みのクリエイターさんが見つかったら、熱量を持ってみんなファンになり、新作を心待ちにしているんですよね。これは、ユーザーも喜んでくれるに違いない、という期待がありました」
↑ハンドアクセサリーの記事
一つ一つ心を込めて作られるハンドメイドによる温もりと、そこでなければ買えないチャーミングな個性。その価値を知っているMERYユーザーに刺さるような、アクセサリーが集まる場として誕生した「Accessory Marche」。ブランドの規模は関係なく、MERYユーザーの熱量が高くなるもの。それは、企画や商品制作において、MERYが最も大切しているところ、といえます。
ユーザーの期待とクオリティを高めるためのこだわり
——1回目のマルシェでは、個人クリエイターが手がける5つのブランドとコラボ。それが大好評だったそうですが、今回のマルシェでアップデートしたことはありますか?
1.コラボするクリエイター数を増加
担当K
「今回は、Instagramで人気のクリエイターブランドを13に、商品数は約2倍に増やしました。前回はピアス系が中心でしたが、ヘアアクセやリングにまでアイテムの幅を広げ、ユーザー誰もが好きなものを見つけられるよう、選択肢をぐんと増やしたのがポイントです」
↑ヘアアクセ系は今回から登場(写真は「sucré」のヘアバレッタ)
担当K
「コラボするクリエイターの選定には、いくつかのことを重要視しました。一つは、“甘めでかわいい”“エッジが効いていてモード”などジャンル分けをし、テイストが被ることがないようにしたこと。また、単純なフォロワー数ではなく、Instagramの反応を見てファンの熱量が高いブランドであること。そして、コラボするパートナーになるにあたり、ファンであるユーザーさんへの接し方にも注目しました」
2.出店ブランド共通のテーマを設けたこと
担当S
「今回の大きな特徴としては、各ブランドに共通テーマを設けたこと、です。理由は、MERYテイストの統一感を出すため。今回は、【grayish tone/グレイッシュトーン】をテーマに掲げました。曖昧な色のトーンは、“少女と女性の狭間”のようでいて、“可愛らしさと大人っぽさの中間”が見え隠れする…MERY女子のイメージにマッチすると思ったんです」
↑“グレイッシュトーン”をテーマにした「Fleur」のピアス
共通テーマを設けたことで、各クリエイターと方向性を共有でき、たくさんあるショッピングサイトと差別化された「MERYならでは」のアイテム作りが目指しやすくなりました。
MERY×作り手さんとのコラボ制作の裏側
——実際に、クリエイターとの制作過程はいかがでしたか?
担当S
「商品開発にあたって、もっとも大切にしたのは、作り手さんの良さを生かしながらもMERYらしさが漂うこと。そのバランス感を意識しながら、打ち合わせを繰り返して、作り手さんと商品を仕上げていきました。
例えば、monoclearさんは、ホワイトやクリア素材のアクセサリーが特徴のブランド。今回のコラボでは“MERYさんとなら…”と賛同いただき、ブランド初の色付きデザインを特別に作っていただきました。いくつものパターンから検討を重ね、まさにここだけにしかない商品が誕生しました」
↑「monoclear」ひとやすみ
担当S
「soramamadeさんと一緒に作ったデザインは、旬のアシンメトリーとレザー素材を取り入れたpelle(ペレ)という名のイヤリング。冬に向けてニットやコートに合わせても映える主役級デザインなのですが、あえて2色のカラーバリエーションで作ったんです。MERY shop内ではホワイト、soramamadeさんの公式ショップではブルー、を同じ日時に販売。両ショップを行き来できるようにして、ブランドファンとMERYファンに、お互いの存在を知ってもらえる機会を作りました」
↑「soramamade」 pelle
他にもコラボしたブランドの数だけストーリーがあり、デザイン以外の打ち出し方も、作り手さんと考えたのが大きなポイント。その他にも、2WAY使用できる等の機能性、購入しやすい価格帯など、語り切れないくらいのこだわりが「Accessory Marche」に詰まっています。
販売後の予想外の反響とは
——たくさんの想いを込めて、前回より格段にパワーアップした「Accessory Marche」。販売開始してからの反響はいかがでしたか?
担当K
「初日にSOLD OUTしたアイテムも! 特に、前回よりも、いろんなブランドのアクセサリーを“まとめ買い”する方が増えたことがとても嬉しかったです。Shop内にずらりと各ブランドアイテムが並ぶことで、自分好みの商品が見つけやすかったのではないかと思います。ユーザーはもちろん、MERY shopにとっても作り手さんにとっても相乗効果となり、予想以上の大きな成果となりました」
↑13ブランドが並ぶことで他ブランドにも目が移りやすく、好みの商品を見つけやすい
——各ブランドの顧客の方々が、MERYを通して他ブランドの新規ファンになる。まるで蚤の市で掘り出し物を見つけた時のような“偶然出合ってしまった喜び”を味わえるのは、なんとも楽しい体験。次回への期待も高まりますが、今後の課題はありますか?
担当S
「今回、第1回時よりも作り手さんとアイテム数が増えたため、ブランドの特徴をどのように打ち出すべきか、SNSやMERY記事内で試行錯誤をしたんです。クリエイターさんのSNSでも、発売日に告知をして一緒に盛り上げてもらいました。次回は、より作り手さんとの取り組みを訴求できるよう、ブランドごとに発売日をずらしたり、さらなる改善をしてパワーアップしたいと思っています」
↑SNS上では、MERYエディターの視点を盛り込み、各クリエイターの特徴を紹介したりも。
効果的なSNSでの情報拡散は、ECショップにおいて重要な要素の一つ。商品開発はもちろん、それを広く届けるところにまで気を配っているのは、多くの女の子に「他にはない可愛いものを」見つけてもらい、ワクワクするような体験をしてほしいから。MERYが一貫して目指していることが、ここにもありました。
これから期待してほしいアイテムは?
今回紹介した「Accessory Marche」以外にも、たくさんの新たな試みが進行しているMERY shop。
そのひとつ、ユーザーたちと一緒に商品開発をするコミュニティ「atelier MERY(アトリエ メリー)」を、この秋に結成したばかり。
そのコミュニティに集まった意見をもとに作られた、【MERYオリジナルのファッションアイテム】が、現在発売中なのでぜひチェックを…!
<MERYオリジナルの商品>
【MERY】イレヘムシアースカート 【MERY】フロントねじりキャミワンピ
【MERY】ボリュームスリーブニット 【MERY】たぷ袖サーマルミニワンピ
みんなの「好き」を商品化するため、ユーザーや作り手を上手に巻き込みながら、オリジナリティのある企画をどんどん打ち出していくMERY shop。
今後の展開も、ぜひ楽しみにしていてください!
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