映画「雲のむこう、約束の場所」
君の名は・天気の子で、おなじみの新海誠監督の作品。長編初監督と言う事を考えると仕方がないという部分が多い。
主人公、藤沢浩紀 中学生(声:吉岡秀樹)
同級生で親友、白川拓也 (声:萩原聖人)
同級生、沢渡佐由理(声:南里侑香)
北海道に果てしなく高い塔が立っている。そこに向かって飛行機を飛ばそうとする、浩紀と拓也。飛行機を飛ばすための部品を買うために二人はアルバイトをしていた。バイト先の岡部は二人を可愛がっていた。
二人の計画に参加する佐由理
仲良く飛行機を飛ばす準備をしている三人だったが、突如として佐由理が消えた。ほどなくして浩紀と拓也のやる気も無くなってしまった。そして、浩紀と拓也は別々の高校に進学しあう事も無くなった。
佐有里が居なくなって、3年が経った。浩紀は高校生になった。一人暮らしの部屋に帰った時一通の手紙が、中を開けると手紙が中に入っていた。差出人は、佐有里だった。あて先は岡部だった。岡部は手紙を浩紀に渡すこともなく三年間持っていたのだった。
佐有里が書いた手紙には、眠っている事と、病院に居る事が書かれてあって本当は、浩紀君に出したかったけれど嫌な予感がするから岡部宛に出したと書いてあった。そして浩紀は、佐由理が入院している病院へ駆けつける。しかし、転院した後だった。浩紀は佐由理が入院していた病室を聞き、佐由理が眠っていたベットを前にすると佐由理がここに居るのが分かった。佐由理は夢の中の人間なので現実世界の人間には見えることが出来ない。しかし、浩紀は佐由理と触れ合い夢の世界に行くことが出来た。そして、佐由理との約束を守る事を誓う。「必ず、飛行機で塔に行く」
高校生になった拓也のアルバイト先でとんでもない者と遭遇する。それは佐由理だった。
佐由理を利用している会社が拓也のアルバイト先だった。拓也が見た佐由理は、眠っている姿だった。
浩紀は拓也に飛行機を飛ばして佐由理を夢の世界から連れて帰ると言う。拓也は反対。なぜなら、佐由理は防波堤になっているからだ。その役割が重すぎて目覚める事が出来ないと言う事を知っている。佐由理以外の人間が防波堤になることは出来ない。それは途方もなく高い塔を建てた一人が佐由理の祖父だったから。
浩紀と拓也の殴り合いの結果、佐由理を連れ戻すと言う事で決まった。
拓也がアルバイト先から眠っている佐由理をさらってくる。
浩紀が飛行機の準備をする。
浩紀と眠っている佐由理を飛行機に乗せて3年前の約束の塔までの飛行を始める。飛行機で塔まで飛行すると佐由理は目覚める。 お終い
すれ違い、数年経過する。大勢の人間を巻き込んだ出来事、主人公とヒロインハッピーエンドと言うのは、いつもの事でこの映画でも、同じ。
演出部分があっさりしているので、よく言えばリアル。
全体的に見ずらいのは、専門用語が多い事と、ストーリーの詰めが甘い事、特に、拓也のアルバイト先の設定がしっくりこない。声優さんの吉岡さんは、浩紀には合わないと思う。
この辺が良くなるなら、リメイクして欲しいくらい話の筋は良いと思う。誰しも、似たような経験があると思うのでそこにヒット出来たら凄く良いものになる。
この作品は、一度見てみるのも良いと思う。