多汗症と発汗の違いは何ですか？
多汗症と発汗症は同じものだと思っていませんか？
たしかに、どちらも汗をたくさんかくので、同じようなものだと思っても不思議ではありません。
しかし実際には、多汗症と発汗には明確な違いがあります。
それは、汗をかくということは、体温を調節するときに、人よりもたくさんの汗をかくということです。
そのため、運動や暑さなどで体が反応する汗腺が、体の中の熱を外に逃がすために頑張りすぎてしまうのです。
汗をたくさんかくのは、その働きが強すぎるからなのです。
本来ならば、汗をかくことは良いことなのですが、今の世の中、周りの人から「汗臭い」と言われることが多いですよね。
しかし、今の世の中、周りの人から「汗っかきだね」と言われ、不快な思いをすることがあります。
一方、多汗症の人は、何もしていなくても汗をかきます。
また、手のひらや足の裏など、限られた部分にしか汗をかかないケースもあります。
ここでは、汗をかくことと多汗症の特徴をまとめてみました。
汗かきは、暑い日や夏に大量の汗をかきます。
多汗症の人は、季節に関係なくいつでも大量の汗をかきます。
多汗症の人は季節を問わずいつでも大量の汗をかきますが、汗かきの人は動いたり運動したりすると汗をかく傾向があります。
多汗症の人は、体を動かさずに座っていても汗をかきます。
ここが汗っかきと多汗症の違いだと思います。
汗かきの人は、全身からまんべんなく汗をかきます。
多汗症の人は局所的に汗をかきます。
汗っかきと多汗症は、同じように見えても全く違う特徴があることをご存知ですか？
適切な対策をとるためにも、汗の特徴を理解することが大切です。
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