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瞳
2022年1月28日 21:47
私は、感想が苦手だ。小学校、中学校、高校、ことあるごとに感想を書かされた。優等生を演じていた私は、優等生らしく、それっぽく、それでいて少し捻った見方をしたような、この子には才がある、と思われそうな感想を書いてきた。何かを体験して、「思う」。何かを見て、「思う」。何かを知って、「思う」。それが私にはできなかった。だから、演じた。誰かの感想を書き続けた。優秀で、異彩な、誰か。なのに