「まる子のR-1」の巻。第1話。
はまじ…R-1ガチ勢
まる子…R-1ガチ勢
花輪君…R-1記念参加勢(売れてお金はあるから)
山田…R-1記念参加勢(諦めているから)
夏になるともう冬のR-1の事を詰めていかなくてはならない。
はまじ:さくら、R-1のネタ決まったか?
まる子:それがね、中身は固まってきてるんだけど、見せ方の設定3パターン、なかなか決まらないんだよね。
はまじ:そーかー。俺は逆に、見せ方は決まったけど、中身が全然決まらなくてよー。これじゃいけてギリ2回戦だ。
まる子:あたしもだよ。出るなら決勝行きたいし、そろそろライブ増やそう!
はまじ:おう、俺が出てるみまつや主催のライブいいぞ!ノルマ千円だけど出るか?
まる子:いいの?安いね。ありがとう!あたしは、たまちゃん主催のライブ紹介するね。ノルマ二千円なんだけど。
はまじ:全然いいぜ!先行投資だ。普段は月15本だけど、2ヶ月前になったら20本にするぜ!
まる子:あたしゃ25本にしようかな。一回のライブお客さん数人だし、それくらい出ないと統計がとれないよ。
その後。
はまじ:さくら、この前試したネタどうだったか?
まる子:ウケたけど、おじさんばっかで温かかったからかな? これじゃあ甘やかされそうだから、路上呼び込みの客引きのライブも出てみるよ。
はまじ:おう、お笑いライブ初めてのアウェイの客層でもウケるか試さないとな。
まる子:呼び込み大変だけどそれくらいしないとね。ところではまじのR-1ネタは3年前からやり出してるパターンだよね?
はまじ:おう、3年前初めてこのネタのパッケージができて、その頃はまだ荒くて1回戦で落ちたぜ。でも何回も見せ方を変えて、3年経って、このやり方がだんだんウケるようになってきたんだ。
まる:それくらいはかかるよね。1から作って1年じゃ、とても太刀打ちできるネタは完成されないよ。
はまじ:でもこれじゃ2回戦止まりだ。
まる子:厳しいけどそうだね。大体バトルライブでベスト3に必ず入る、普段のライブで20〜30組の中で1ウケくらいなら2回戦ってとこだね。
はまじ:おう、それ以上となると、なかなか次のセリフが言えないくらいのデカい笑い待ちや、そこに加えて個性や武器も必要になるぜ。
まる子:その壁を越えられるかだね。とにかくライブ出て統計とるしかないね!あたしゃ終わってからウケた箇所、ウケなかった箇所、全部すぐにメモして、その共通点をひたすら考えてるんだ。周りのクラスメイトにも意見を聞くよ。
はまじ:俺もブー太郎に贔屓目なしに教えてくれって聞いてるぜ。それで毎回ネタを録音して、何度も聞いて考えてるぜ。
まる子:そうやってくうちに、何か笑いの法則がわかった時は、覚醒するよね!
はまじ:おう、その感覚が何ともな。でも思いつかねー時は、ファミレスに10時間こもっても何も浮かばなくてよ、もう嫌んなったぜ。
後半へ続く