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【取材後記】スペースキーさんに「3つのアンケートで改善するCX」について伺いました。

皆様、こんにちは!SELECK編集部の吉井(@meru_y1996)です。

13日から5日ほど夏休みをもらって、久々にゆっくりとした時間を過ごしました。ずっと在宅が続いていたので、少し外に出たいなあ、とふと思い立ち新宿にある旅館「ONSEN RYOKAN 由縁」さんにお邪魔してきました。

旅館は「和」なテイストで統一されており、館内もとても清潔、綺麗。18Fの露天風呂から見える新宿の景色は、東京にいるのを忘れてしまうような景色で、なんとも不思議な気持ちになりました(笑)。

滞在の本来の目的は、文章を書くのに気分転換がしたかったのですが、日常のせわしなさからふと離れてみて、いろいろ考えてしまって、一日もの思いに耽った時間になりました(笑)。

皆さんはどんなお盆やすみを過ごされましたか?

さて、前置きが長くなってきたのでここまでにして、本題に。

今回は、アウトドアに特化した業界最大のサービスを展開する株式会社スペースキーさん

余暇の時間をアウトドアで過ごすことが多い方は、アウトドア情報のアプリ「sotoshiruや、キャンプWEBマガジンの「CAMP HACKなどご存知の方も多いのではないでしょうか?

本日公開の記事は、そんなスペースキーさんの「CX改善」についてのお話です。

0.そもそも「CX」とは?

普段からSELECKをご覧いただいている方はご存知かもしれませんが、少しだけ予備知識を。

「CX」という言葉を聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?「Customer Experience(顧客体験)」を思い出した方も多いのではないでしょうか。

ただ、今回の取材テーマである「CX」とは「Candidate Experience」の略で、「候補者体験」のことを指します。

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さらに詳しくお伝えすると、候補者体験とは「採用候補者が企業を認知してから選考を終えるまでの、あらゆるタッチポイントにおける体験」のことを示します。

では、なぜこの「候補者体験」が重要なのか? 従来の採用手法は、エージェントやスカウト媒体を通じてアプローチが行われていましたが、優秀な人材ほど現場で活躍しており、なかなか接点が持てないもの。

そこで、候補者体験を向上させることによって、たとえ採用に繋がらなくとも、自社のファンとして接点を持ち続けることができ、中長期的なインバウンド採用を見込むことができます。

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さらに、社員の口コミサイトやSNSの登場によって「候補者が応募企業に対してどのような印象を持ったのか」の情報も公開されるようになりました。

こうした背景に加えて、国内では少子高齢化の進行、終身雇用制度も崩壊し、「働き方改革」による働き方の多様化などで「自社とマッチする人材」をいかに逃さないか、を考える必要が高まりました。そこで注目を浴びるようになったのが「CX」ということです。

CXについてより詳しく知りたい方は、こちらのSELECKの記事を参考にしてください。

1.取材の背景

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本日の記事は、そのCXを「候補者アンケート」で改善した事例です。

ヒアリングでは、元々はカジュアル面談の後だけに実施していたアンケートをカジュアル面談後、一次面接後、二次面接後の三段階に分け、その内容も全て変えているとのこと。

各選考段階で変えているアンケートの内容、とても気になりますよね…!

さらに二次面接の後に実施していたアンケートについて「候補者の本音」を聞き出すために内定を出した後に変更するなど、「アンケートの内容」や「アンケートのタイミング」を試行錯誤されてきたとのことでした。

そこで今回は、現在の採用手法に至るまでの試行錯誤の過程が、採用に関わっている方々にとって参考になるのではないか、と思い今回取材させていただく運びとなりました。

2.本事例のポイント「アンケートはコミュニケーション手段」

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候補者アンケートを実施する際、一般的には「企業側」が採用体験を向上させるための参考資料として活用するイメージが強いですが、スペースキーさんの「候補者アンケート」でユニークなのは、「コミュニケーション手段」として、アンケートを活用している点です。

では、「コミュニケーション手段としてのアンケート」とはどういうことか。

まずひとつめは、「候補者とのコミュニケーション」です。各選考段階で異なる質問事項を設けることで、その都度必要なコミュニケーションをとり、候補者の不安の改善につなげることができるのだそう。

「ここの数字が低いですが、ランチに行って話しませんか?」といった会話が気軽にできるのもアンケートがあるからこそ、ですよね。

また、アンケート送付後に「アンケートにご回答いただけそうですか?」と声がけするタイミングで、会話が生まれることもあるのだとか。

そしてもうひとつが「社内でのコミュニケーション」。アンケートの回答を元にフィードバックを行う際、「候補者からこういう声があったので…」と伝えられるようになったことで、面接官の納得感も生まれやすくなったそう。

ただ単にCX改善のため、というよりも認識のすれ違いやギャップが生まれないように、アンケートを基点に「コミュニケーション」を大切にされている姿勢が、取材中の野添さんの言葉からとても感じられました。

詳しいアンケートの導入・活用事例は、是非記事にてご覧くださいませ!

3.スペースキーさんの「note」について

記事の中でも少し触れさせてもらったのですが、スペースキーさんの採用広報ブログについてのお話を少し。

マガジンをみてもらうとわかると思うのですが、ただ「社員紹介」を行うだけではなく、「私のアウトドア履歴」という企画もされている点もとてもユニーク。

また、スペースキーの卒業生の方にもインタビューをされているなど、候補者にとって自分の価値観をすり合わせるのに、本当に十分な情報が公開されています。

その中でも、個人的に興味深かった記事がこちら。
(本当に私の興味に引っかかった記事でした。すみません。笑)

日本における一般的なワーケーションは、非常にインドアなんですね。ワーケーションと称した日本のリゾート地に行ってみても、仕事をするのはアウトドアから隔離されたインドアなオフィス。窓から海や森などが見える程度で、これではモニターで映像を流しているのと同じで全く意味がありません。
ワーケーションに適した環境は、キャンプかグランピングだと考えます。なぜかと言うと、自然の中で仕事をすることであらゆる相乗効果を得られるから。同じミーティングでも、風を感じながら鳥のさえずりを聞きながら行うのでは、その意味合いが違います。

アウトドアと「働くこと」が接近するとは考えたことがなかった…!とはいえ、在宅ワークが中心となる中で、「果たして東京に住んでる意味があるのだろうか」と考えたことのある都民の方も多いのではないでしょうか(笑)。

心地よいコミュニティさえあれば、自然に囲まれた場所で暮らしたいものですよね…。精神状態は環境に左右されることを考えると、生活の場・仕事の場をどのような環境に設けるかというのは、やはり生きる上で重要な選択なのではないかと思います。

さらに、「移動式居住」みたいなものに元々個人的に関心があったのですが「ニューノーマル」を迎える中で、「働くこと」と「教育」がフリーになれば、住むところに拘束されない生き方が実現できると…とても興味深いですよね。

4.最後に

今回取材にご協力いただいた野添さんのTwitterをフォローさせていただいてるのですが、下記のツイートをみて思わず笑ってしまいました(笑)。

アウトドア会社ならではのツイートでユニークですよね(笑)。アイスブレイクのレベルが高い…!

また、取材の写真を選ぶとき、できるだけインタビュイー様の笑顔の写真を選びたいなあ…と個人的に思っているのですが、野添さんは取材中の笑顔が本当に素敵な方で、表情バッチリ!な写真がほとんどでした💡個人的にも、楽しかった取材!今回取材させていただいた 野添さん、本当にありがとうございました!

ということで、今回はこの辺りで!

また、SELECK編集部noteでは、引き続き様々なコンテンツを出していきますので、是非フォローしていただけると嬉しいです!

では、またお会いしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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