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Deck Tech 002:Water & Air Control

001で公開したデッキとは対極の、Waterをメインとしたコントロールデッキです。
素早く相手を仕留めるために全振りしたようなデッキはとても好みなんですが、相手の技をすべて受けきったうえで勝つプロレスみたいなデッキも好きなんですよね。
このデッキは後者にあたる、どっしり構えてロングゲームに持ち込むタイプのデッキになります。

Avatar (1)
1 Sorcerer

Aura (6)
2 Flood
2 Abundance
1 Atlantean Fate
1 The Great Drowning of Men

Artifact (5)
2 Mix Aqua
1 Ring of Morrigan
1 Pnakotic Manuscript
1 Orb of Ba'al Berith

Minion (25)
2 Adept Illusionist
1 Fey Changeling
3 Lugbog Cat
1 Nelly Longarms
4 Tufted Turtles
2 Selfsame Simulacrum
2 Anui Undine
3 Daperyll Vampire
2 Grandmaster Wizard
2 Mester Stoor Worm
1 Highland Clansmen
2 Diluvian Kraken

Magic (14)
1 Plague of Frogs
3 Lightning Bolt
3 Drown
2 Font of Life
1 Mesmerism
2 Stormy Seas
2 Wrath of the Sea

Site (30)
3 Babbling Brook
3 Bog
1 Dark Tower
3 Floodplain
1 Gothic Tower
1 Island Leviathan
2 Kelp Cavern
3 Lighthouse
1 Lone Tower
1 Maelström
1 Mirror Realm
2 Observatory
1 Perilous Bridge
3 Spring River
1 Tadpole Pool
3 Troll Bridge


Waterが得意なボードコントロール要素は長所として残しつつ、苦手な軽量除去とドローをAirで補うようにしています。

こちらの陣地に攻め込んできたMinionには<Drown>、相手の陣地で暗躍するMinionには<Lightning Bolt>と、除去を撃ち分けてあらゆる局面に対処することができるようになります。
広域スイーパーの<Wrath of the Sea>は、Water以外のマッチアップなら絶大な効果を発揮します。多少の討ち漏らしはまとめて一掃できますし、<Flood>などでBody of Waterを拡大すればほぼ戦場全体を呑み込みます。

Minionについては超健康優良児の<Daperyll Vampire>が攻守にわたって活躍します。こちらのSiteは大半がWater Siteなので、着地の返しに<Burry>で沈められる心配はなく、Airborne能力でMinionからの戦闘も挑まれにくいため場持ちがいいです。相手の尖兵を確実に葬り4点のライフを獲得することができます。
また、ドローは現状オンリーワンのスペックを持つ<Grandmaster Wizard>が採用できます。通常Genesisで仕事の9割を終えるので、その後にわざわざ除去されることはあまりないのですが、Waterには<Selfsame Simulacrum>がありますから、生き残ればさらに追加のドローを期待することができます。

決まると脳から汁が出るほど気持ちイイ!


Waterでロングゲームを目指すなら個人的には必須と思っているのが<Abundance>。
Mtgでは緑が得意とするマナブースト、SorceryでもEarthにマナクリみたいなのはいますが、このカードはWaterでありながら破格の性能。
Towerや<Mix Aqua>から素早くセットすることができ、除去されなければ返しのターンで大量のマナを扱うことができます。そうなれば早いタイミングで<Sorcerer>による毎ターンSpell2枚ドロー体制が整い、物量差で対戦相手をすり潰すことができます。
もっともWaterデッキであるため、Body of Waterを拡大することに意味がありますからSiteを展開することも大事ですが、早い段階から選択肢が増えるのは大きな強みと言えるでしょう。

性能とは関係ないがイラストがめっちゃきれい

WaterはArthurian Legendsで強力なカードを数多く獲得しました。
<Mester Stoor Worm>はマナよりパワーのほうがデカい正真正銘の怪物で、起動型能力の制圧力は常軌を逸しています。
<The Great Drowning of Men>は対戦相手から最大で4マナを奪うことができ、よりアドバンテージの差を突きつけやすくなります。当然Waterのaffinityを確保できていればTowerや<Mix Aqua>、<Abundance>から早いターンにプレイして相手の盤面をグシャグシャにすることができます。
他にも無慈悲な処刑人<Nelly Longarms>や、究極のジャイアニズムを体現した<Mesmerism>、Exceptionalのデカすぎる黒猫<Lugbog Cat>も序盤の攻守を有利に進める素晴らしいパーツです。

またSiteも非常に得るものが多かったと思っています。
敵を足止めするSiteが<Bog>、<Babbling Brook>、<Troll Bridge>と豊作。
これで足止めをしつつ、こちらが得意とするロングゲームに無理やり引きずり込むことができるので、デッキの強みをより押し付けやすくなったのではないでしょうか。

フィニッシャーには前述の<Mester Stoor Worm>や<Diluvian Kraken>といった、圧倒的サイズを持ちながら盤面制圧力にも優れた2種を採用しています。また<Anui Undine>は<Flood>や<Atlantean Fate>と組み合わせることで誰よりもデカくなり、着地後速やかにゲームを終わらせてくれます。
<Highland Clansmen>は<Great Old One>の代わりで採用したのですが、小回りが利いて扱いやすかったためそのままレギュラーに定着しました。

こいつらが敵を薙ぎ払った瞬間から攻守が完全に切り替わる


対戦相手よりもたくさんカードを引き、序盤の遅れを中盤以降のビッグアクションで捲り返すヘヴィコントロール。きっとTCGプレイヤーならこういうのが好きな方は多いんじゃないでしょうか。

細かいパーツの入れ替えでオリジナリティを出せる余地はまだまだあるので、似たようなデッキを組む際の参考になれば幸いです。

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