![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171590388/rectangle_large_type_2_05f82a7d1fabe19f9710fa29f0d43299.png?width=1200)
Deck Tech 001:Elementalist Beatdown
初めてβのボックスを買った時のこと。
残念ながら開封結果がかなりしょっぱい感じで、これでどうやってデッキを組めばいいんだよォ……としばらく嘆いておりました。
そこで目に留まったのが、唯一当たったAvatarの<Elementalist>でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1737795258-gwCtrkieKLucJNjDlRFd38Ta.png)
長所:色事故の予防、デッキの多色化、無色サイトの採用ハードルが下がる
短所:カードアドバンテージを得られない
最初は各色のパワーカードを惜しみなく突っ込んだ4色ミッドレンジみたいなのから調整していったんですが、どうにもしっくりこず……
低速デッキなら<Elementalist>じゃなくても事故らなかったからです。
4色前提で2色土地を片っ端から突っ込んだ(当時はAtlasデッキが20枚だったので90%が2色土地で埋まった)結果、何回回しても中盤以降は全色過剰に供給されており、「あ、このゲーム、ミッドレンジやるなら<Elementalist>じゃなくても全然事故らねーわ。」という結論に至りました。
しかし、”アドバンテージの獲得を放棄して得た能力が中盤以降ほとんど役に立たず、同じロングゲームを目指すなら<Sorcerer>や<Deathspeaker>の方が明らかに優れている"なんて、そんな悲しき結論では締めくくれず、どうにか<Elementalist>を活かす方法がないか必死に考えました。
だって俺にはこのカードしかねーんだもん!
そこで改めて長所と短所を見直したところ、むしろこいつを活かすなら高速アグロで早期決着を目指すプランのほうがいいのでは!?となりました。
序盤のまだSiteが少ないタイミングで色事故のリスクを減らしてくれるなら、3~4マナのダブルシンボルも恐れず採用できるし、色拘束を(かなりのレベルで)無視できるので、3種のTowerや強力な無色サイトを強気に採用することもできました。
中盤以降アドバンテージが稼げないデメリットも、スピード勝負に持ち込めればケアできますしね。
ということで、立ち上がりを安定させて脅威を素早く連打し、中盤でゲームを決めることを目的としたデッキを組み、今日まで細かいアップデートを繰り返しながら磨いてきました。
以下が、初めてカードを手にしてからずっと愛着を持って回し続けている<Elementalist>のビートダウンデッキです。
※2025,01,25時点
Avatar (1)
1 Elementalist
Aura (1)
1 Jihad
Artifact (1)
1 Philosopher's Stone
Minion (39)
2 Dwarven Digging Team
3 War Horse
3 Autumn Unicorn
2 Colicky Dragonettes
3 Purple Knight
2 Quarrelsome Kobolds
2 Redcap Powries
1 Sir Agravaine
2 Vanguard Knights
3 Yellow Knight
2 Brother Knight
3 Dalcean Phalanx
3 Gyre Hippogriffs
3 Saracen Raiders
3 Siege Giant
1 Sir Morien
1 Courtesan Thaïs
Magic (9)
2 Bury
4 Grapple Shot
1 Cave-In
2 Infiltrate
Site (30)
1 Dark Tower
3 Funeral Pyre
1 Glastonbury Tor
1 Gothic Tower
1 Kingdom of Agartha
1 Lone Tower
1 Pillar of Zeiros
2 Rift Valley
3 Ruins
2 Sinkhole
1 Smokestacks of Gnaak
3 Steppe
1 The Colour Out of Space
3 Town
2 Valley of Delight
1 Vesuvius
3 Windmill
3~4マナのグッドスタッフの中でも、Exceptionalでアグロに立ち回れるMinionを中心に構成しています。
一般的なデッキと比べるとMagic=除去が少ないと思いますが、同じ速度帯でこのデッキに入っているMinionよりも強いやつはそうそう出てこないという前提で、ある程度尖らせている部分になります。
返しで殴り倒せればベスト。Rance能力を持つKnightを2種6枚採用しているので、それらを疑似的な除去として活用することもできます。うまくいかなくても最悪相討ちくらいには持ち込めるはずです。
相手のミニオンが処理できなくて負けるパターンよりも、1体ずつ丁寧に除去されて息切れして敗北ってパターンの方が圧倒的に多かったので、とにかく後続を構えて殴り続けられるようにMinion多めです。
<Elementalist>にはカードアドバンテージの獲得手段がないので、基本的にスタートフェイズのドローは常にSpellを引き、Siteは4ターン目以降に<Elementalist>のタップ能力で引くようにしています。
展開が多少遅れることよりも、Spell(特にMinion)が足りないことの方が敗北に直結します。見た目しんどくてもできるだけSpellを引きます。
手札に4マナのカードしかないからといって4t目に4枚目のSiteを引きに行く必要は、このデッキに限ってはないです。
4t目に3マナのMinionを引ければ4枚目のSiteを引かなくてもそれをプレイでき、<Elementalist>をタップして引いたSiteを5t目にプレイすれば手札の4マナMinionをプレイできるのでギリギリ繋がります。
最高のムーヴは
1t <steppe>
2t <Town>→3マナMinion
<Autumn Unicorn>が一番丸い、完全な球体。
<Quarrelsome Kobolds>は先手2t目なら<Elementalist>をStrikeする。
<Redcap Powries>は先手2t目だとアタックできなくて死ぬので注意。
![](https://assets.st-note.com/img/1737802432-A01Dxoquyzw4IBf2KvH7Edl6.png?width=1200)
エリア13(<Elementalist>の真正面)に<Town>をセットできるかどうかで、デッキの速度が大きく変わります。最高のムーヴとかクソデカいこと言ってますが、逆にそれ以外のムーヴだと「別のデッキか?」ってぐらい微妙な感触になります。
マリガンはSite中心に、色事故のリスクを負ってまでは攻めませんが、できるだけ<Town>を探しにいきます。
Towerも3種採用していますので、2T目にTowerをセットして3マナ、3T目にSiteをセットして3マナ、と連打するのがギリギリ許容できるサブプラン。
![](https://assets.st-note.com/img/1737802546-Ben48jQaEHZdvgDtKP6ucmNR.png?width=1200)
3t以降は<Town>の有無にかかわらず脅威を連打していく流れになります。
Minion主体でカードアドバンテージの獲得手段が乏しいこのデッキは、手なりで戦力を投下して一掃されるとウソのようにボロ負けしますので、スイーパーのケアは常に意識しておく必要があります。
過剰な戦力の投入は控えて、Charge能力を持つMinionはなるべく温存しておくようにすれば、多少の除去に曝されても乗り越えることができます。
DDまではゴリ押しで追い込めますが、その後DBを決めるのには少してこずるかもしれないので工夫が必要です。
ダメージを与えるMagicが<Grapple shot>しか入っていないため、それが手札にあり、撃たずにDDにできるなら温存します。
MinionならCharge能力を持つもの、<Colicky Dragonettes>、<Quarrelsome Kobolds>あたりがDBになりえます。
これらのMinionはほとんどがFireなので、<Jihad>経由で出せれば逃げた相手の背を討てます。また<War Horse>や<Siege Giant>と組み合わせることで、相手の想定よりも1歩遠い距離から仕留めることができます。
とどめをさすMinionと移動を補助するカード、この2枚を戦場ではなく手札で揃え、一気に勝ち切れるように中~終盤を組み立てていきます。
アップデートについてですが、持っていないから入れていない3色土地や、<Elementalist>が持たないカードアドバンテージをもたらしてくれる<Morgana le Fay>は手に入ったらすぐに採用したいと思っています。
いつも同じ店舗で遊んでいるので、リストは対戦相手が使うデッキに合わせて微調整されています。
なので店舗メタが動けば、これまでに試してみてイマイチだったカードたちがスタメンに返り咲くことも十分あり得ると思います。
今後カードプールが広がり、強力なExceptionalのMinionや、2t目に3マナを叶えてくれる素晴らしいSiteに出会えることを願いつつ、初回の投稿とさせていただきます。
こんな感じで、今後も自分で組んだデッキやCuriosaで見つけた気になるデッキを紹介したり、通っているショップでのイベントレポ、対戦レポを投稿していきます。
まだまだ日本語の情報量が乏しい(それが"味"でもある)ゲームですが、ここやXでの投稿で少しでも国内コミュニティが活発になればうれしいです。