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ヨガ読書会と柚子レアチーズクレープ


【ヨガ読書会】


雪が降るかもしれないと言われるほど、とても寒い日でした。会場は住宅街の中にあるギャラリースペースで、和室とテーブル、キッチンがあります。和室から眺める庭に梅の木があり、ちょうど花が落ち始めたところのようです。


今回は仲の良い友人と、出店を通して交流が深まった方が参加してくれました。お茶と茶菓子で一息つきながら自己紹介と雑談。茶菓子は柚子レアチーズをクレープ生地で包んだもの、そこに華やかな和紅茶を合わせて。茶菓子を食べ終わり、ほどよく温まったところで本と好きな言葉の紹介へ移ります。みんな芸術や創作、表現に関心があるからか、永井宏さん(美術作家)の本や演劇の本の紹介を皮切りに、お話はそちらの方へと流れました。「夜明けのすべて」(瀬尾まいこ)の紹介になると、隣の人もちょうどその映画を観ていて、とても心動かされた様子で話が弾みます。切実なこと、気持ちが溢れ出て表現になる。この日のテーマの表れのようでした。


柚子レアチーズクレープ

話足りないくらいでしたが、後半はヨガの時間です。畳の上に座り、目や頭、体をほぐすポーズ、仰向けになってリラックスする時間など。ヨガの先生の声掛けは静かに流れるようで、そのリズムに乗って体を動かすうちに自然と呼吸も落ち着くような気がします。


最後には詩の朗読をしました。度々思うのですが、出会い方や場面、受け取り方など、言葉の印象は多様に変わるように思います。良くも悪くも「この人が言うなら」ということもあれば、「素直に聞けない」ということもあります。一言で嬉しい気持ちになったり、人生を変えるほどの衝撃を与えることもあります。言葉には行動に影響を与える力があることを感じます。ヨガの後の詩の朗読を通して、すっきりとした心身に言葉が入る感覚を表現したいと思いました。


ヨガと本の時間を過ごす中で、一歩を踏み出す力になるような言葉と出会えたなら幸いです。

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