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【高尾山】二週連続その① 6号路〜1号路
先日2週連続で高尾山に登る機会があった。
誰と行くか・どのコースで行くか・いつ行くかでガラっと変わる高尾山の表情の豊かさと、懐の深さを少しでも記録できたら嬉しい。
【DAY1】6号路~1号路 先輩と。
社会人になりたての頃指導いただいた先輩。
久々の連絡が仕事でのモヤモヤの吐露だったのは春の終わりのこと。
程良い距離感の人に聞いてほしかったのかな。私を選んでもらえてありがたい。
電話だけではなく何か力になれないかと考え、ひらめいた。山に誘おう。
距離・難易度・眺望から慎重に選んだ那須の茶臼岳。
準備の甲斐あり安全に山を楽しんでいただけたのが何より嬉しく、ホッとした。
あれから数か月。すっかり山にハマった?先輩のリクエストで、高尾山登山を計画。
今回のミッションは
・昔高尾山に来た時はコンクリートの舗装路を
登ったので、今回は山らしい道を登ってみたい。
・グルメを楽しみたい。
ということで、
沢歩きが楽しめる6号路で登り、観光客にも人気の1号路からケーブルカーで下山することに。
新宿駅で合流。特急に揺られながらもお喋りは止まらない。
久々に会うっていいな。気づけば高尾山口駅に到着。
賑わうケーブルカー乗り場を通り過ぎ、お地蔵様に見送られ6号路の入口へ。
杉の木に挟まれた静かな沢沿い歩きがスタート。
琵琶滝に寄り道。滝行をしている。
修行者の法螺貝の音色をしばらく聴く。
黙々と登る。
沢に到達。靴が濡れそうなスリル。滑って転ばないことだけに集中。
無事に沢を越え眺めの良い道をしばらく行くと、6号路名物の階段。
整備された木の階段をひたすら登る。
山頂到着。
青空からの紺色のグラデーションで浮かび上がる神奈川の山々。
その向こう、冬の澄んだ空気に富士山ドーン。
晴れていても見えない日がある中で今日は大当たり。
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山頂でゆっくりしたい日もあるけれど、まだまだミッションがある今日は下山開始。
帰りは1号路。
リフトやケーブルカーでアクセスできることもあり、軽装の登山客で賑わう。
薬王院の脇の細い道を進むと現れる福徳弁財天。今回行ってみたかったところ。
シーンとした洞窟をかがんで進み参拝。
薬王院に戻り高尾山のお楽しみの一つ、色とりどりのかりんとうを購入。
しばらく進むと団子屋。ここは初めて。
黒ゴマと味噌の味が冷えた身体に広がる。
男坂と女坂、今日は女坂。
ゆったり下るとケーブルカー乗り場。
高尾山といえば欠かせない天狗焼。黒豆餡が美味。
勾配日本一のケーブルカーで下山。あっという間の6分間。
下山後、本日の最終ミッションである蕎麦屋へ。
蕎麦茶も天ぷら蕎麦も身体に染み渡る。
食後の腹ごなしで高尾 599 ミュージアムへ。
洗練された空間で自然や動物の展示を無料で学べる。
大満足で高尾山口駅から東京へ。
電車の中では互いに熟睡だったのは言うまでもない。
帰りの新幹線まで少し時間があるので、反省会という名の飲み。
日帰り遠征でも十分ゆとりがあるのが高尾山の魅力。
ああでもないこうでもないと喋りながらゆったり食べ歩いた一日。
「次は梅の時期に山に行きましょう!」
と約束し、改札で先輩を見送った。