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【竜ヶ岳】本栖湖駐車場〜石仏ルート ピストン 雪で撤退
「あけましておめでとう〜そろそろまたハイキングしない?」
急遽決まった3人登山。
今回登ったのは本栖湖畔に位置する竜ヶ岳。
好アクセス、標高1,485mでも比較的初心者も登りやすい、そして何より富士山が見える!山。
東北在住・都内在住・山小屋勤務の3人が集まるのは実は2年前の御岳山ぶり。
「久しぶり」という挨拶も無く当たり前のように話し始まる気楽さが心地良い。
高速道路から見える青空、富士山に期待値が高まった。
河口湖を通り過ぎ、森の中の一本道を進むと本栖湖。
朝の湖、家族連れが楽しそうに散歩している。穏やか。
「山にはあんこが良いらしい。」
あんぱんを食べ、身支度を整えいざ出発。
グラウンドを横目に湖畔の道路をしばらく進むと登山口到着。
最初の階段が意外とキツいのは下調べ済。
調べていても年始の身体には想像以上にこたえた。
あんなに冷えたのにもう暑い。
霜柱を見つけたりお喋りしたり、ゆっくり進む。
広場に着くと、富士山が見え…ない。
だんだん雲が出てきてしまった。
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広場を過ぎるとまっすぐな道。
冬の登山は落葉した木々で視界が明るい。
「わー!山頂あんなに遠いの」
「黙々といけば意外と急に目の前に現れるって!」毎回ふとした瞬間に「こんなに進んだの?!自分」と感じる。
笹の道に突入。
しばらく進むときれいな東屋。
富士山が雲に隠れていても十分「山に来た」と感じられる街のスケール。
あんなに青空だったのにどんどん雲がおりてくる…
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再度上着を着込み、笹の道を進む。
ここで風に乗って雪が舞ってきた。楽しいけれど寒い。
山の天気は変わりやすい。
石仏ルートと湖畔ルートの分岐から、山頂に向かわず下山することに。
分岐から湖畔ルートに進んでみる。
と、思ったよりべちょべちょの足元。
分岐に再び戻り、往路で使った石仏ルートでピストンする。
このあたりの柔軟な判断、冷静な友人に感謝。
下山してほうとうを食べよう。
来た時よりも風も雪も強く
「こんな道通ったっけ?」と笑いながら黙々と進む。
東屋まで戻ってきて一安心。フィナンシェとエキソンパイで休憩。
途中転び、背中がドロドロになる。
転ぶ瞬間はいつもスローモーションに感じる。
帰ったら洗濯しなきゃ…
すれ違ったトレランの人もドロドロになっていた。仲間。
途中、鹿?らしき動物が駆け抜けていくのを見た気がするのだが、あっという間すぎて現実味がない。
あーだこーだ喋りながら、無事下山。
悪路でドロドロでも、筋肉痛でも、途中撤退でも、
機嫌よく登って下山できて嬉しい。
本栖湖で少し水遊び。黒くて軽い石。
その後いざ街へ。
山梨といえば、ほうとう。
温かさと野菜の旨味が全身に広がる。
続いて道の駅に滑り込み入店。
みかんの詰め放題やお土産をたくさん買って大満足。
久々のドライブ、久々の3人。
何を喋ったか思い出せないくらい他愛もない話をずっとして、休み休み歩いて、元気をもらった。
天気のいい日にまた行こう。