タイムリープとか、いいよね
「あの時に戻れたら…」って思うこと、人間生きていれば一度や二度や三度はあるのではないだろうか。
現在46歳の私が戻りたい最古のタイミングは小学4年生の春。部活の選択ミスをやらかした時である。
うちの学校はそもそも部活がバスケ部か鼓笛隊か水泳部しかなく、泳げない私はバスケか鼓笛隊の二択。
何故か鼓笛隊は「ダサい」という風潮があり、余程の信念がない限りは全員バスケ部に入部するのが普通だった。
しかし、そもそも運動音痴な上に根性もない。体育会系の先輩後輩的な世界もしっくりこない。
2週間の仮入部を経て本入部になった頃には「歯医者へ行く」「眼科へ行く」などと理由をつけて休みまくるようになった(我ながら早いな)。
せっかく買ってもらったバッシューはピカピカのままシューズロッカーに置きっぱなし。何かの気の迷いで久々に部活に行ったら、邪魔だったのかもう来ないと思われていたのか、部室の端っこに捨てられていた。
その後は休む理由どころか休むことさえも仲間に告げなくなり、梅雨前には風の噂で私は部活を辞めたことになっていた。
「みゃーこ部活辞めたんだって?」と友達に聞かれ、「あ、私辞めてたの?」と思いつつ、「うん」と答えた。そっちの方が私としても都合がよかった。
一応けじめとして顧問にも「辞めます」と報告したが、顧問からは特に何も言われなかった。顧問的にも、私はもう辞めたものだと思っていたのかもしれない。
今考えると仮入部の段階で鼓笛隊に移ればよかったのだが、その時はバスケ部以外の選択肢は思いつかなかった。
それくらい、鼓笛隊はダサいという風潮だったのだ。
ちなみに帰宅部になった私は、「4年生以上は絶対にどこかの部に所属しないといけない」という規則があったため、当時の担任が顧問をしていた「ポンポン隊」へ入部することになった。
鼓笛隊の鳴らす音楽に合わせてポンポンを持って踊るという、鼓笛隊より更に格下の、罰ゲームのような部活である。
というか、そもそもそんな部活があることすら知らなかった。
私の学年は私を入れて4人だった。
なお、ポンポン隊については踊ること以外で少々濃いエピソードがあったので、いつか書こうと思う。
まあそんな感じで、もし今タイムリープができたら、バスケ部には入らず鼓笛隊に入りたい。
で、小太鼓とかやりたい。将来的にはバンド組みたい。
結構な文字数使ってから言うのもなんだが、このエピソードは単なる前置きである。
今、私がいちばんタイムリープしたい瞬間は2024年11月。
子宮がん検診で女医さんに「卵巣の腫れが6センチくらいあるから、すぐに婦人科で診てもらった方がいい」と言われた、あの日だ。
…というわけで、こちらは基本的に闘病?日記となります。
病気についてほぼリアルタイムに書き綴りつつ、昔の思い出や推し活、愛犬について等で箸休めしていこうかと。
皆様の時間の無駄にはならぬよう努めてまいります。
よろしくお願いいたします。