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睡眠障害で受験がピンチに①

今まで睡眠の問題を抱えた方3000人以上、18歳以下のお子さんも150人以上診察してきました。子供さんとそのご家族のお悩みは様々です。

季節柄、受験生のお悩みが多いこの頃

浪人生の女の子が一人で受診。訴えは『寝たり起きたりがすごく不規則で朝起きられず、このままだと共通テストが受けられない。』とのこと。テスト2ヶ月前に来院したのですが、睡眠覚醒のリズムをチェックしてみたところ驚きました。昼夜逆転や、ときに10時間を超える睡眠。かなり重症の不規則型睡眠覚醒リズム障害でした。本人が『いつ眠れて、いつ起きれるのか全く読めない』というのも無理ないです。

実はリズム障害は治療に長く時間を要することが多いです。しかし本人の意欲が高いと良い方向に向きます。この方も睡眠指導とリズムを直す投薬治療で無事に共通テスト2日間受けられました。
受験は一生にも関わる一大事です。ご本人もとても安心されて喜んでいました。

今回は、受験の際にも睡眠覚醒が重要なことをお伝えしたのみですが、リズム障害の予防、治療は子供さんの睡眠医療ではかなり重要なテーマとなっているので、今後も繰り返し書かせていただきます。


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