自分のあやし方を通して知る自分

10代の頃から気分の浮き沈みが激しい私。
泣いてる自分とは何年も一緒に過ごしてきたし、何度も自分で自分をあやしてきた。

あやし方はだいたい決まっているの。
消えてしまいたいくらい悲しい時は、おかゆを食べて、ふわふわの毛布にくるまってシクシクさせてあげる。
たまに、自分が幼少期にやっていたアニメとか流しておく。占いの本とかスピリチュアルな本を読んで「この悲しみの原因には、きっと気づかなければならない課題があるのね…」とか思ってみる。
ようやく心が泣き止んだら、SATCやプラダを着た悪魔とかを観て、自立した女のマインドを摂取する。
ずっと、こういうルーティーン。

でも、年齢を重ねると共にそれが通用しなくなってくることもでてきた。
いつもやってるあやし方で、アニメを流しても、スピリチュアルな本でも、全然泣き止まない。
なんなら「しっくり来ない!なんか違う!」といつもと違う自分にも混乱して、また泣いてる。

アロマを炊いてみたり、絵本を読んでみたり、工夫をしても全然私が泣き止まない。色々やった結果、たどり着くのが「ビジネスの自己啓発本を読む」とか「服のまま風呂に飛び込む」とかだったりする。

そんな感じで、昨日お気に入りだと思ってたことが変わってることがあるから、辛いながらも自分をあやせる道具を探すってことをやらないといけない。
辛い時ほど、本能で探せるからそれはそれで面白い発見があるけど、変な道に進まないように気をつけないといけないわよね。

でも、よく考えたら10代の頃は自分をあやせるしっくりくるものが全くわからなくてずっと探していた。

大人の年齢になった私は、あの時とは違うしっくりくるものあやし道具を求めてる。大人になったからと言って、しっくりくるのが大人らしいものとも限らなくて自分でもびっくりするけど、また探していかないとね。

自分と付き合っていくってそういうことなのかなぁ。

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