見出し画像

小冊子~大阪の街道モノ語り⑪

大阪府北部の豊能町に通じる亀岡街道を歩いたのは、2023年5月でした。

豊能町の位置

茨木市から豊能町東部に入って西進、豊能町立東能勢小学校のそばに、同町立郷土資料館があります。

豊能町立郷土資料館

開館しているのは毎週火・木・土の3日間。開館日を選んで歩きました。係の方に「大阪(大阪市内)より亀岡街道を歩いておりまして、きょうは茨木市からこちらへ入りました」と話すと、「それはそれは、ご苦労様です。よろしければ、お持ち帰り下さい」と差し出されたのが、この小冊子。

小冊子「豊能町の石の文化財」

豊能町教育委員会編さんの「豊能町の石の文化財」です。ありがたく頂戴しました。

豊能町内の各地には、石仏がかずおおく残されており、当時の民間信仰のあり方や、来世に安穏を求めた庶民の願いなどがうかがえます。小冊子は、地域別に石仏の写真と所在地図、解説文を納めたものです。

下の写真は、亀岡街道から少し入った地点にある摩崖仏(木代三位塚の地蔵摩崖仏)

木代三位塚の地蔵摩崖仏

小冊子の解説によると、造立年代は地蔵像の様式から推定して室町時代末期。

冊子の内容は郷土資料館のホームページからPDFがダウンロードできます。とはいえ、郷土資料館に行って、紙媒体の冊子を分けていただけるのは、街道歩きならではのご縁と、大変うれしく思っています。

豊能町立郷土資料館
https://www.town.toyono.osaka.jp/page/page000331.html

なお、亀岡街道(吹田市-茨木市-豊能町の区間)は連載・続「大阪の街道を歩く」で取り上げているため、単行本『大阪の街道を歩く』には収録していません。

#豊能町 #豊能町立郷土資料館
#亀岡街道