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増えることのない写真

さて、爺さんの痕跡を追うためにあれこれとアイディアを書き連ねているものの、結局もう爺さんの新しい写真は増えることがないんだし、ネタ詰まりだろうか?などと思う瞬間がある。

SNSをぶらついていると、同様におじいちゃんの写真をアップされておられる方が多くいるが、おじいちゃんがまだお若くご存命であることが非常に羨ましく思えるのだった。

うちの爺さんはというと、実家に帰ればご先祖と並んだ遺影に向かって手を合わせることしかできず、今後何も新しい思い出なんぞ生まれはしないのである。

残された遺品についてはちょっとした小話があるので別の機会に書くとして、単なるいち兵隊であった(と思うのだが)爺さんの過去をどのように追うのだろうか。追いたいのだろうか。

長い旅になりそうな予感がする。

爺さんが眠る墓のススキ Nikomat EL撮

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