さくらももこ先生（推し）

私は幼少期からさくらももこ先生のちびまる子ちゃんが大好きです。

大好きな理由がまず一つ。
物語で主人公にとっての素敵な男の子が出てこないこと。
今は恋愛漫画も好きで読みますが、ハマった頃の幼い私は性欲という言葉の意味が理解できないくらい異性にも同性にも興味がなく、人間なら性別関係なく人間として見ていました。（老人、大人、子供はわかってたんですけどね。）
そんな宇宙人には少女漫画や少女向けアニメに出てくる愛だの恋だのは理解できず…。幼いながらに友達と会話を合わせてる自分大丈夫かと焦燥感に駆られていました。

そこで出会ったのが、ちびまる子ちゃんです。
小学生の日常のワクワク、ドキドキ、辛い気持ちが面白おかしく描かれている一方で、クラスメイトを恋愛対象せず、ただの子供として過ごしていることが、自分とすんなりリンクしてくれて、物語へ没入することができました。

二つ目の理由は、キャラクターの嫌な面も描かれていることです。

まるちゃんもブスを馬鹿して美人に媚びへつらう等、嫌な面があります。
関口くんの自転車の回しかり、永沢くんの普段の行いと家族への対応しかり、キャラクターで全面的に清廉潔白な人が長山くんくらいであんまり出てきません。
クソガキぐらいがちょうどいいし、その方が人間は面白いんですよね。
くさいものに蓋をせず、バチボコにやり合うのがいい。
子供は子供らしく、嫌な奴もいてそんな嫌な奴も良い面があることは、人間の本質をついてるような気がします。

今は視聴者が上から目線であのキャラの行いはどうだとか嫌いだとか公に言える時代になって、大人が小3のアニメキャラをバチボコに言っているのを散見しますが、これが今の大人かぁ…とニヤニヤしてしまいます。もちろん、関口くんをそのせいで見られなくなりましたし、それがアニメを衰退させる要因の一つであることに憤りも覚えますが、それ以上に見てると単純にこいつ幾つくらいでどんな顔してこれ打ってんだろと想像しちゃうのでお笑い的な意味で面白いです。
さくら先生が生きてたらこういう大人をネタに何か描いてくれたらいいのになぁと思います。

他にも色々ありますが、文章が下手なのでこのくらいで。
さくら先生。遅くなりましたが本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
私はこれからもあなたのファンで居続けます。