タリーズ、ロイヤルホスト、ミニストップ。
6月が終わるね。長く、果てしない1ヶ月だった。
毎年あんまりいいことがないの、6月。筋トレみたいな日々。たまらなく疲れる。
今年の春から仕事を変えた。休みを取りやすい職場で、祝日がない6月は土日以外で2回休みを取ることもできた。
どうせなら楽しい予定も入れてしまえ!ということで2回旅行した。
その内の1回は、Sexy Zoneのコンサートを見るために行った静岡県だった。コンサートはもちろん最高だったので割愛するが、中島健人くんと同じ時代に生まれることができた幸運をうんと噛み締めた。彼はアイドルであり、彼氏であり、ミューズであり、歌姫だった。
浜松でホテルを取った。格安の宿しか残っていなくて、そこの廊下がやけに広くて不気味だった。私は『シャイニング』を思い出してしまって、シャワーを浴びるのがちょっと怖かった。でもベッドは綺麗でぐっすり眠れた。オールOK。
静岡まで来たからには絶対に「さわやか」のハンバーグを食べたかった。80分待ち!
どうやって時間を潰すか悩んだけど、周りにはなにもないし、適当に歩きはじめたところでミニストップを見つけた。ミニストップには、イートインスペースがある!
小雨の中、3人でミニストップに駆け込んだ。私はマンゴーパフェを頼んで、あとの2人は、なんだったっけな、アイスとかパフェとか食べてた気がする。
浜松の夜を楽しみすぎた疲労が出はじめていた私たちの体に、甘く冷たいアイスクリームが溶け出していく。
コンサートで入手した銀テープがリュックサックの中でカサカサと音を立てる。これ、毎回持って帰ってるけどどうすっかな。
ギフトカタログを読み漁り、「これはどの雑誌にも負けない最高の読み物だ!」とかほざいてた。うるせえよってな。でもなんだか、スペシャルな思い出。
ミニストップに行く時、私はいつも幸せだ。ハロハロが食べたくて、アイスが食べたくて、唐揚げが食べたくて、って大体目的がある。なんとなくでミニストップには入らない。少なくとも、私は。
ちなみに、ルピシアの会員になると送られてくる冊子も最高だからみんなに教えておくね。
ミニストップで過ごした時間の満足度は非常に高かった。「幸せだね。」って2人に言いたかったけど、なんとなく恥ずかしくて言えなかった。
でも、2人はわかってくれると思う。なんでもない時間も許してくれる2人だから。
この日から1週間後、私はまた別の場所へ。浜松でハピネスミニストップタイムを一緒に過ごした友人の新居に泊まらせてもらった。
彼女の家の近くにロイヤルホストがあって、まだ行ったことないって言うから、じゃあモーニングにしに行こうって約束した。
翌朝、いざロイホに行ったんだけど、私が痛恨の二日酔いで全然食べられず、サラダとポテトは食べてもらった。ドリンクバーにバンホーテンのココアがあることを伝えたらめっちゃ喜んでた。ココア好きだもんね。
2人で4人掛けのテーブルを贅沢に使わせてもらって、ダラダラ話して、大学生に戻ったみたいで幸せだった。この時も私は幸せだねって伝えられなかったんだけど。
彼女のこの後の予定は、INIの西くんとのヨントンだった。私は池崎くんがかっこいいと思う!
お昼に彼女の家を出て、また別の友達の元へ。
日曜日の13時、駅もショッピングモールも混んでいてどこにも入れなかった。やっとの思いでタリーズを見つけたけどやっぱり席は空いてなくて、テイクアウトして外のベンチに座った。
「まだ涼しいから大丈夫だよ。」って言って、こんな事を許してくれる友達にときめく。自惚れちゃうな。
久しぶりだったし生活の話とかちゃんとしたかったけど、「私がもしオーディション番組でデビューを目指すナムジャ候補生だったら」という話をずっとしてしまった。
「NCTのマークくんに憧れていて、ラップをやりたいんだけど下手くそで、でもたくさん練習してみんなを驚かせるんだ。それで急に順位が10位くらい上がるんだよ。」
少年ファンタジーにハマっていた彼女はそれをケラケラ笑いながら聞いてくれた。
どこも混んでいて席がない時、いつも助けてくれるのはタリーズかサンマルクな気がする。
一応、抗ってはみるのだ。かわいいカフェを探してみてはいるのだ。ただ、そういうところを下調べなしで探し当てるのは難しい。そんな時に現れるのがタリーズだし、ファミレスだし、ミニストップなのだ。
ヘトヘトになった体を包み込むチェーン店の冷房の風はさながらオアシスだ。私はあれが、結構好きなんだ。