宅建

昨日は宅建試験の合格発表日。無事に合格できました。
50点満点中、自己採点で41点。合格基準点は37点。

以下、自分自身の備忘録に加え、もし今後私の繋がりの中から宅建に挑戦する方がいれば参考にと思ってつらつらと書きます。
長いのであしからず。

【宅建試験について】
宅建は毎年合格点が変わる相対評価方式で、今年度は過去2番目の合格点の高さだったそうです。合格者の割合は、18.6%ということで過去最高。試験申込は30万人を超え国内で最も受験者が多い資格試験の一つと言われています。

試験は大きく4つ+おまけ1つのカテゴリーにわかれています。
()内は自己採点結果。
①    権利関係:民法や過去判例などから出題されます。範囲が膨大で丸暗記だと対策が難しいと言われています。当日は奇問を運よく正解し得点源にすることに成功。(12点/14点)
②    法令上の制限:都市計画法、建築基準法など暗記が主。今までの人生で出会うことがなかったジャンルで何度やっても覚えられず苦手だったカテゴリー。(4点/8点)
③    税その他:税制についての出題。FPなどで勉強したことが役に立つと思っていましたが問題の難易度や角度が違い苦戦。暗記系。(2点/3点)
④    宅建業法:不動産取引に関する業務規制の法律。このカテゴリーが本試験のメイン。ここはやればやるだけ得点獲得が約束されているボーナスカテゴリー。ここに勉強時間を割くのがポイントかと。(18点/20点)
⑤    免除科目:建物、土地の構造に関する知識や、統計など不動産取引に関する知識から出題。ここは捻りもなくシンプルなので直前期に集中して勉強するカテゴリー。(5点/5点)

【宅建試験受験直後の感想】
試験自体の感想としては、終わった直後の手ごたえとしては、無し。結構勉強したと自負していたので試験の帰り道は涙出そうなくらい悲しかったと記憶しています。

【受験を決めてから大切なこと】
・圧倒的な量をこなす為に時間の確保が必要。
・勉強しない日を作らないと決めること。

【教材】
①    「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」 3,630円
②    「わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集」 3,025円
③    「出る順宅建士 当たる!直前予想模試」 1,760円
④    「2024年度版 わかって合格る宅建士 過去問12年PLUS〈プラス〉」 3,146円
⑤    YouTube  棚田行政書士の不動産大学
⑥    YouTube  国際弁護士 Tokyo Joeの宅建講座
⑦    YouTube  あこ課長の宅建講座
⑧    WEBサイト 宅建試験過去問道場

3月末に4月から職場が変わることがわかり、基礎知識の習得が必要ということで勉強を始めました。まずネットにて色々と調べた上で3月末に書店で市販の①テキストと②問題集を購入。ネット情報だと、わかって合格るシリーズは、試験範囲の網羅に加え説明文が丁寧で理解しながら読み進めることができるとのこと。テキストによっては暗記する項目をシンプルに見やすく表記して説明を最小限にしたり、出題範囲にある程度ヤマを張って掲載量を少なくしたり、逆にこれでもかって程に論文の様な説明文でこちらのやる気を削いでくるものがあったりします。そんな情報を元に実際に書店で手に取ってパラパラと確認したうえで、自分に合いそうなこちらを購入。問題集も同じシリーズで購入するとテキストとリンクしていて勉強が進めやすいとのことで同じシリーズを購入。
ある程度勉強が進んだ段階で追加購入した③の予想模試は勉強の成果を図るために1冊購入。④の年代別過去問については、試験時間を有効活用するためのテスト、年代ごとの分野を網羅的に解きたいと思い購入。
スマホや空いている耳を使った勉強はYouTubeと宅建過去問道場。⑥の棚田行政書士の不動産大学はエンタメ性もあり疲れているときはこれに限ります。⑦⑧に関しては耳だけ空いているときに活用させていただきました。
テキストを持っていない隙間時間などには、⑨のみんな大好き過去問道場。主に一問一答で利用。

【勉強時間について】
主な勉強時間は
①    通勤時間
②    出勤時間前
③    スキマ時間
の3つ。
①    通勤時間は1日往復で約2時間。テキストを開けるのは電車待ち時間+乗車時間の約1時間。テキストやスマホを開けないときはイヤホンで音声にてインプット。
②    出勤時間は基本固定なので、職場近くのカフェにて7:00から8:45は落ち着いて座って勉強。
③    昼食中、寝る前、運転中、歯磨き等1分でも時間があれば音声を使ってインプット
夏頃からは休日もまとまった勉強時間を確保。これは家族の協力に感謝。

月別の勉強時間は以下の通り
4月 30時間(テキスト読む⇒分野別問題集解く。でもすぐ忘れる。)
5月 30時間(テキスト読む⇒分野別問題集解く。またすぐ忘れる。)
6月 38時間(分野別問題集を解く。ほぼ忘れている。)
7月 46時間(分野別問題集が少し解ける。調子に乗って予想模試を受ける⇒解けない。)
8月 60時間(分野別問題集が解けるようになる。過去問を通してやる⇒解けない。)
9月 74時間(過去問12年分解きまくる。解きまくる!でも合格点いかない。)
10月 80時間(過去問を軸にテキスト、YouTube総力戦!免除科目本気出す。)

総時間358時間。我ながらよくやった。特に9月以降は勉強カフェ(https://www.benkyo-cafe.net/)なるものに通い直前期追い込み。

【知っておいた方が良いこと】
①    質を求めすぎて量が疎かにならないように。試験直前は今までの勉強量が精神安定剤。
②    ノートをまとめたりするのは時間に相当余裕がなければ必要なし。既存の教材で十分。
③    直前は色んな教材、模試に課金したくなるが、基本的には市販テキスト&問題集、市販予想問題をやりこめば大丈夫。でも一定の不安感は残る。
④    試験は毎年10月の第3日曜日の午後。だから午前は早めに現地周辺カフェでラストスパート。
⑤    試験当日は数時間後に各予備校が解答速報を出すから、気が気でない。
⑥    各社から出る合格予想点はあまり参考にならない。

以上。


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