【エッセイ】両替おじさん。
先日、スーパーで買い物をしていたところ、非常識なおじさんに出会いました。
私は、セミセルフレジに並んでいて、店員さんが商品のスキャンを終えて、レジに案内されると、隣のレジで何やら変な動きをしているおじさん(60代くらい?)が居ました。
そのおじさんは、ずっとレジにお金を入れ続けているのですが、そのお金っていうのが全部小銭なんです。
その小銭を、小さめのビニール袋からジャラジャラと投入している訳です。
パッと見たところ、お会計金額は9千円弱なのに、投入している金額は2万円弱で、おつりが1万以上になっていました。
そして、レジに並んでいた知り合いにレジを放置して話掛けに行く有様。しまいに、小銭を入れすぎたせいで、レジ金がMAXになってしまいエラーが発生し「店員を呼んでください」と機械から声が発せられています。
私は、まじまじとそのおじさんの顔を見続けました。心の中で・・・
「あんたさー、銀行で小銭を両替するのにお金が取られるからって、わざわざセルフレジに並んで小銭詰め込んでお札に替えるなんて、恥ずかしくないの?」
と思いながら、言えるわけもなく、そんなこと気にしてたら、こんなことしていないよなと。
先にお会計と商品の袋詰めを済ませて、お店の外を出ると、歩道に白の軽自動車がヘッドライトを付け、運転席の窓を開けた状態で停車しているのを発見しました。
これって、あの両替おじさんじゃないの?と思っていましたが、さすがに待つわけにもいかないので、自分の車に乗って駐車場を出ようとしたら、ちょうど両替おじさんがレジ袋を抱えて出てきて、その車に乗ろうとしているところでした。
やっぱり、常識がない人って、1つの行動ではなく色んな事が非常識なんだなぁーと感心してしまいました。
きっと、ここのスーパーの常連なんだと思います。夕方の1番混む時間にあれをやられると、他のお客様にも迷惑だけど、言えないんだろうなぁと思いました。
出来れば、もう遭遇したくないおじさんの話でした。