紫苑ステークス名馬ディアドラ
ディアドラは、日本の競走馬で、2014年4月4日生まれ。
主な勝ち鞍は2017年の秋華賞と2019年のナッソーステークス。
2019年には日本生産の馬として初めてイギリスG1を制覇し、2020年11月まで海外で活躍しました。
生涯成績は33戦8勝で、獲得賞金は約5億9130万円。
父はハービンジャー、母はライツェント。馬名の由来はケルト神話の女性「デアドラ」から。
2歳(2016年)
7月2日:中京競馬場でデビュー戦。2着。
7月23日:中京の2歳未勝利戦で4着。
10月15日:新潟競馬場で初勝利!
11月5日:ファンタジーステークスで3着。
3歳(2017年)
2月12日:京都競馬場のこぶし賞で3着。
3月11日:アネモネステークスで2着。桜花賞への出走権獲得!
4月9日:桜花賞で6着。
5月7日:矢車賞で勝利!
5月21日:優駿牝馬(オークス)で4着。
8月13日:HTB賞で勝利!
9月9日:紫苑ステークスで重賞初制覇!
10月15日:秋華賞でGI初制覇!
11月12日:エリザベス女王杯で12着。
4歳(2018年)
2月11日:京都記念で6着。
3月31日:ドバイターフで3着同着。
7月29日:クイーンステークスで圧勝!
10月13日:府中牝馬ステークスで勝利!
12月9日:香港カップで2着。
5歳(2019年)
2月24日:中山記念で6着。
🏇 ドバイ・香港遠征 🏇
3月30日のドバイターフにアーモンドアイ、ヴィブロスと共に出走。ジョアン・モレイラが騎乗し、4着に終わりました。
その後、香港に移動し、4月28日のクイーンエリザベス2世カップに出走。武豊が騎乗し、6着でした。
🇬🇧 イギリス長期滞在の開始 🇬🇧
5月1日にイギリスのニューマーケットに移動。環境に慣れるために調整を重ね、6月19日のプリンスオブウェールズステークスに出走。大雨の中、6着に終わりました。
🏆 ナッソーステークス 🏆
8月1日にナッソーステークスに出走。オイシン・マーフィーが騎乗し、1馬身1/4差で優勝!
日本馬としてイギリスのG1レースを制覇する快挙を達成しました。
アイリッシュチャンピオンステークス
日本調教馬として初のアイルランド出走で、海外4ヶ国でのG1競走出走は史上最多。
発走時間も日本の視聴者に配慮して早まりました。結果は4着でしたが、素晴らしい脚を見せました。
チャンピオンステークス
その後、10月19日のアスコットのチャンピオンステークスに出走。馬場が悪化していたため、インナーコースでの施行となりました。
結果は3着。馬場が悪かったものの、最後まで粘り強く走りました。
香港ヴァーズ
チャンピオンステークス後は香港ヴァーズに出走。距離延長の2400m戦で、結果は4着。
スローペースの中、最後方から追い上げましたが届かず。
✈️ 2月22日: サウジアラビアへ出発!2月29日のネオムターフカップに出走。日本馬初のサウジアラビア出走となるも、惜しくも2着🥈
🏇 7月5日: エクリプスステークスに出走。日本調教馬初の出走も5着に終わる。
🏆 7月30日: ナッソーステークスに出走するも最下位の7着。調子が上がらず、次走を慎重に検討。
🎯 10月4日: 凱旋門賞に出走。日本調教の牝馬としては史上2頭目!しかし、8着に終わる。
🏁 11月20日: バーレーンインターナショナルトロフィーに出走。これがラストランとなるも、8着でフィニッシュ。
🐴 ディアドラ引退発表 🐴
11月21日、橋田満調教師がディアドラの現役引退を発表。「スタート後に前に行かなかったのは、競馬から離れたいという馬の気持ちの表れかも」とコメント。次のステージは繁殖牝馬として進むことに決定✨
🌍 海外遠征の感謝 🌍
「色々な国の競馬を走り、日本調教馬の可能性を示してくれたディアドラに感謝。海外遠征のノウハウは今後の日本競馬界に役立つはず」とのこと。ファンの皆様、応援ありがとうございました!
🇬🇧 引退後の予定 🇬🇧
引退後は日本に戻らず、イギリス・ニューマーケットに滞在予定。「ヨーロッパの一番いい種馬を選んで交配する」とのオファーも。初年度の交配相手はガリレオに決定し、アイルランドのクールモアスタッドへ移動🐎
📅 競走馬登録抹消 📅
2021年2月12日付けで競走馬登録を抹消。アイルランドで繁殖牝馬として新たなステージへ🌟
🏇 競馬レース結果まとめ 🏇
2016年
7/2 中京: 2歳新馬 (芝1400m) 2着 🥈 タイム: 1:22.0
7/23 中京: 2歳未勝利 (芝1600m) 4着 タイム: 1:35.6
10/15 新潟: 2歳未勝利 (芝1400m) 1着 🥇 タイム:
1:22.1
11/5 京都: ファンタジーS (GIII, 芝1400m) 3着 🥉 タイム: 1:22.0
11/27 京都: 白菊賞 (500万下, 芝1600m) 2着 🥈 タイム: 1:38.5
12/17 中京: つわぶき賞 (500万下, 芝1400m) 4着 タイム: 1:22.6
2017年
2/12 京都: こぶし賞 (500万下, 芝1600m) 3着 🥉 タイム: 1:36.4
3/11 中山: アネモネS (OP, 芝1600m) 2着 🥈 タイム: 1:34.8
4/9 阪神: 桜花賞 (GI, 芝1600m) 6着 タイム: 1:34.9
5/7 京都: 矢車賞 (500万下, 芝1800m) 1着 🥇 タイム: 1:47.8
5/21 東京: 優駿牝馬 (GI, 芝2400m) 4着 タイム: 2:24.8
8/13 札幌: HTB賞 (1000万下, 芝2000m) 1着 🥇 タイム: 2:02.1
9/9 中山: 紫苑S (GIII, 芝2000m) 1着 🥇 タイム: 1:59.8
10/15 京都: 秋華賞 (GI, 芝2000m) 1着 🥇 タイム: 2:00.2
11/12 京都: エリザベス女王杯 (GI, 芝2200m) 12着 タイム: 2:15.1
2018年
2/11 京都: 京都記念 (GII, 芝2200m) 6着 タイム: 2:17.3
3/31 メイダン: ドバイターフ (G1, 芝1800m) 3着 🥉
7/29 札幌: クイーンS (GIII, 芝1800m) 1着 🥇 タイム: 1:46.2
10/13 東京: 府中牝馬S (GII, 芝1800m) 1着 🥇 タイム: 1:44.7
12/9 沙田: 香港C (G1, 芝2000m) 2着 🥈 タイム: 2:01.88
2019年
2/24 中山: 中山記念 (GII, 芝1800m) 6着 タイム: 1:46.1
3/30 メイダン: ドバイターフ (G1, 芝1800m) 4着
4/28 沙田: QE2世C (G1, 芝2000m) 6着 タイム: 1:59.49
6/19 アスコット: プリンスオブウェールズS (G1, 芝1M2F3yds) 6着 タイム: 2:12.67
8/1 グッドウッド: ナッソーS (G1, 芝1M2F202yds) 1着 🥇 タイム: 2:02.93
9/14 レパーズタウン: 愛チャンピオンS (G1, 芝1M2F) 4着
10/19 アスコット: 英チャンピオンS (G1, 芝1M2F) 3着 🥉 タイム: 2:08.92
12/8 沙田: 香港ヴァーズ (G1, 芝2400m) 4着 タイム: 2:25.44
2020年
2/29 キングA: モハメドYNMC (芝2100m) 2着 🥈 タイム: 2:11.42
7/5 サンダウン: エクリプスS (G1, 芝1M1F209yds) 5着 タイム: 2:05.45
7/30 グッドウッド: ナッソーS (G1, 芝1M1F203yds) 7着 タイム: 2:06.39
10/4 パリロンシャン: 凱旋門賞 (G1, 芝2400m) 8着 タイム: 2:40.84
11/20 サヒール: バーレーン国際T (芝2000m) 8着 タイム: 2:00.
父系はデインヒル系で、父はハービンジャー(Harbinger)。ハービンジャーの父はDansili、母はPenang Pearlです。
母系はライツェントで、母の父はスペシャルウィーク(Special Week)。ライツェントの母はソニンク(Soninke)で、ソニンクの父はMachiavellian、母はSonic Ladyです。
ディアドラの半弟フリームファクシ(父ルーラーシップ)は、2023年のきさらぎ賞勝ち馬です。
祖母ソニンクは繁殖牝馬として優秀な成績を挙げており、母のきょうだいには芝・ダートで重賞6勝のノーザンリバー、ダート重賞4勝のランフォルセ、2009年東京優駿馬ロジユニヴァースの母アコースティクス、デイリー杯2歳ステークス・函館スプリントステークス優勝馬ジューヌエコールの母ルミナスポイントがいます。