菊花賞データ
京都芝3000mレースの傾向(2013年以降)
前走の着順別成績
3着以内の馬
前走でも3着以内を確保していた馬が、33頭中30頭と圧倒的に好成績。
前走で複勝圏外の馬
かなり苦戦。1勝、2着1回、3着1回のみ。
4着以下から巻き返した馬
全て皐月賞で4着以内に入った経験があった。
前走のステップ別成績
神戸新聞杯組
6勝を含む3着以内15頭で一歩リード。
特に0.3秒以上の差で勝った馬は【2.0.2.0】と安定して好成績。
コース特性
京都芝3000m
外回りを使用する広いコースだが、最初のコーナーまでの距離が短いためポジショニングが重要。
人気薄で勝つのが困難なレース
人気薄の難しさ
グレード制導入以降、2桁人気で勝った馬は2002年のヒシミラクル(10番人気)のみ。
2013年以降、2桁人気で3着以内に入った馬は3頭いるが、単勝オッズ50倍以上で好走した馬はなし。
超人気薄は期待薄。
人気サイドの傾向
人気サイドも盤石ではなく、2013年以降に1番人気で制した馬は4頭のみ。
これらの馬はいずれも神戸新聞杯で最先着だった。
馬券の組み立て
神戸新聞杯で上位争いをしていない馬が1番人気に推された場合、波乱の可能性を考慮した方が良い。
脚質についてのポイント(2013年以降)
先行優勢
先行が有利
2013年以降、最終4コーナー10番手以降の位置から勝った馬はゼロ。最も後ろの勝ち馬は最終4コーナー8番手から。
追い込みの難しさ
大箱コースにもかかわらず、追い込みは難しい。
特に、大外を回っての直線一気はノーチャンス。
人気薄の攻略法
無欲の人気薄が突っ込むのはヒモまで。
中団より前の位置を取り、速い上がりにも対応できる馬が有利。
内枠の傾向と注意点(2013年以降)
内枠の強み
1~3枠の成績
7勝を挙げており、内枠が優位。
理由 3000mの長丁場で道中のロスを抑えやすい。
過度な内枠依存の注意
1~3着の独占は皆無
1桁馬番が独占したことはない。
ワンツーフィニッシュも少ない 二度のみ。
複勝圏内の割合
33頭中14頭で過半数にも至らない。
戦略
内枠×それ以外
「内枠×内枠」よりも「内枠×それ以外」の組み合わせで馬券を考えるのがベター。
種牡馬の傾向(菊花賞)
ディープインパクト
種牡馬として最多5勝を誇り、自身も2005年の菊花賞を制した名馬。
後継種牡馬としても注目され、「母の父」としても2017年キセキで1勝を挙げている。
サンデーサイレンス
次点で4勝を挙げるリーディングサイアー。
「母の父」としても3頭の勝ち馬を輩出。
ダンスインザダーク
1996年の菊花賞勝ち馬で、種牡馬としても3頭の父子制覇を達成。
全弟トーセンダンスも2009年に3着馬ユウキソルジャーを出した。
キタサンブラック
2015年の菊花賞勝ち馬。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄。
総括
菊花賞に所縁のある血統背景を持つ種牡馬には、相応の評価が必要。