スワンステークスデータ
スワンSの重要ポイント
東西所属別の成績(2013年以降)
関東馬と関西馬の連対率に極端な偏りはない
関東馬の好走(3着以内)は、過去にG1かG2で2着以内の経験がある馬に限る
G1・G2実績が乏しい関東馬は過信しない
オープン実績の重要性
2013年以降の1~2着馬22頭には、重賞での3着以内歴かオープン特別での2着以内の経験がある
この条件を満たしていない馬は評価を控えめにする
前走の距離短縮組
過去10年の前走別成績では、3着以内に入った馬30頭中12頭は前走がGⅠだった。
特に、安田記念などの東京・芝1600メートルのGⅠから臨んだ馬の成績が良い(3着内率47.4%)。
スプリンターズS組
成績は〔1-1-1-17〕で、3着内率は15.0%。
東京・マイルGⅠ組には及ばない。
GⅢ組
京成杯オータムHから臨んだ馬が3勝を挙げている。
前走別成績(過去10年)
GⅠ:成績 4-4-4-31、勝率 9.3%、連対率 18.6%、3着内率 27.9%
GⅡ:成績 0-2-1-16、勝率 0%、連対率 10.5%、3着内率 15.8%
GⅢ:成績 3-1-3-35、勝率 7.1%、連対率 9.5%、3着内率 16.7%
オープン特別:成績 2-3-2-37、勝率 4.5%、連対率 11.4%、3着内率 15.9%
3勝クラス:成績 1-0-0-11、勝率 8.3%、連対率 8.3%、3着内率 8.3%
地方のレース:成績 0-0-0-3、勝率 0%、連対率 0%、3着内率 0%
ポイント
前走がGⅠや東京・芝1600メートルのレースだった馬が好成績を残す傾向があります。
京成杯オータムHからの出走馬も注目です。
スワンSの舞台
京都芝外回りの1400m
スタートから最初のコーナーまでの距離が長い
外枠の逃げ・先行タイプでもポジションを取りやすい
人気馬の成績(2013年以降)
1~2番人気の成績
成績: 【7.3.3.9】
2頭そろって複勝圏に入ることも珍しくない
2桁人気の激走
しばしば見られる
振れ幅の大きい重賞レース
1~4番人気の信頼性
1~4番人気の中から最低1頭が毎年2着以内を確保
連複の軸として上位人気は信頼できる
効率的な攻め方
人気サイドに加えて、低評価の実力馬をうまく拾うのがポイント
逃げ・先行馬の重要性
逃げ馬の成績(過去20年)
勝率: 20%
連対率: 30%
複勝率: 45%
単勝回収率: 800%超
複勝回収率: 200%超
選び方のポイント
逃げ・先行勢が好走しやすい
差し、追い込み型を割り引く必要はないが、選択に悩む場合は逃げ馬を選ぶのも一つの手
この成績は際立っているため、逃げ馬の一撃に託してみるのも面白いかもしれません。
京都競馬場の枠順の傾向
過去9回の結果(2013~2020・2023年)
1~4枠:3勝を含む3着以内9頭
5~8枠:6勝を含む3着以内18頭
分析
5~8枠のほうが成績が良く、1~4枠よりも多くの馬が3着以内に入っている
4コーナーのカーブが緩やかに改修されたが、それが数値にどう影響するかは不明
アドバイス
近年の傾向から、真ん中より外の枠を優先するのが良い
血統と成績の関係
ダンシングブレーヴの血脈
直系は2001年ビハインドザマスクの1勝のみ。
母の父がダンシングブレーヴ系の馬は成功例が多い。
2011年リディル、2020年カツジが勝利。
カツジは11番人気で単勝143.7倍の大穴。
例: 2015年3着オメガヴェンデッタ(母ビハインドザマスク)、2016年2着サトノルパン(半兄リディル)。
Storm Catの血を引く馬
2015年アルビアーノ、2016年サトノアラジン、2019年&2022年ダイアトニックが勝利。
例: モズアスコットは2018年&2019年と2年連続でハナ差2着。母の父ヘネシーはStorm Catの直仔。
結論
ダンシングブレーヴの血脈は特に母の父系統が重要。
Storm Catの血を引く馬も好成績を残している。