マイルチャンピオンシップ、東京スポーツ杯2歳ステークスデータ、傾向


マイルチャンピオンシップに向けたポイント

前走クラス別の傾向

G1・G2のレースからの参戦馬が主力で、2013年以降(2020~2022年は阪神で施行)の3着以内に入った馬33頭中26頭がこのクラスの馬です。

該当馬
エルトンバローズ、ジュンブロッサム、ソウルラッシュ、チャリン、ナミュール、ブレイディヴェーグ。

残り7頭のうち6頭は、G2格上げ前の富士ステークスからの参戦馬でした。G3以下のレースからの参戦馬は2着1回のみと厳しい結果です。

前走の着順も重要

- 2013年以降の3着以内に入った33頭のうち、31頭が前走で5着以内に入っていました。

該当馬
ウインマーベル、エルトンバローズ、ジュンブロッサム、セリフォス、ソウルラッシュ、チャリン、ナミュール、ニホンピロキーフ、バルサムノート、フィアスプライド、ブレイディヴェーグ、マテンロウスカイ、レイベリング


例外は、前年の当レースで3着と6着になった馬(ダノンシャークとジャスティンカフェ)です。

これらのような実績がないと、掲示板外からの巻き返しは難しいといえます。

コースの特徴と攻略ポイント

京都芝外回り1600メートルコースでは、向こう正面から3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて下るレイアウトです。この立ち回りが勝負の大きな鍵を握ります。

近年のレース傾向

人気馬の成績

2013年以降、1番人気の成績は【2.1.2.6】で、安定感にはやや欠ける印象です。

今のところ予想1番人気該当馬ブレイディヴェーグ

2番人気の成績は【1.4.1.5】、3番人気は【2.5.0.4】となっており、まずまずの成績を収めています。

予想2番人気ナミュール
予想3番人気ソウルラッシュ

直近11回のレースでは、1~3番人気が全て崩れることはなく、2桁人気の馬が3着以内に入ることもありませんでした。

配当の傾向

3連単の大きな配当は期待しにくく、10万円を超えたのはわずか3回だけでした。

直近11回のレースのうち、約半数の5回が2万円未満の配当となっています。

レースの特徴

前評判では難解なレースに見えることもありますが、実際には大きく荒れることは少ないです。

極端な穴狙いは避けたほうが賢明でしょう。

差し馬の優位性とレース戦略

過去の傾向

過去20年の成績から、差し馬(レースの中盤で後方に位置し、終盤に追い上げる馬)が、勝率・連対率・複勝率の全てにおいて他の脚質よりも優れていることがわかります。

上がり3Fタイムの成績

2013年以降のデータでは、上がり3Fタイム(最後の600メートルの走破タイム)が1位または2位の馬の成績は【8.2.2.15】です。

複勝率は50%を下回っており、差し馬が有利であることが必ずしも上がりタイム上位の馬が絶対有利であることを意味しません。

レースの重要ポイント

このレースでは、3~4コーナーでの立ち回りが非常に重要です。コーナーでの動きに難のある馬は、下り坂から直線の入り口で遅れを取ってしまうことが多いです。

直線に入ってから末脚を伸ばしても間に合わないことがあり、上がりタイムだけで馬を選ぶのはリスクが高いです。

戦略のポイント

差し馬が有利なレースではありますが、出走各馬の特徴をよく理解した上で軸馬を選ぶことが重要です。

コーナーリングのスムーズさや、直線での瞬発力を持つ馬を見極めて選ぶと良いでしょう。

枠順によるレース成績の傾向

内枠の成績

1~4枠の成績は高めですが、極端に有利というわけではありません。

しかし、内枠も好走例が多く、特に2018年には1~2枠の馬が1~3着を独占しました。したがって、内枠への警戒も必要です。

外枠の成績

5~8枠の成績も良く、特に京都で開催されたレースでは、2018年を除き、毎年3着以内に入る馬が出ています。

2018年でさえ、8枠16番のカツジが16番人気ながら4着に食い込みました。

まとめ

外枠も内枠もそれぞれ良い成績を収めているため、どちらかに偏らせるのではなく、バランスよく馬を選ぶのが最善です。

レースにおける血統の特徴

2連覇の馬

これまでに6頭の馬が2連覇を達成しています。特にデュランダル(2003~2004年)とダイワメジャー(2006~2007年)は、「父サンデーサイレンス×母の父ノーザンテースト」という共通の配合で成功を収めています。

サンデーサイレンスとノーザンテーストの血脈

その後もサンデーサイレンスとノーザンテーストの血を引く馬は好成績を収めており、2015年のモーリス、2019年のインディチャンプ、2023年のナミュールなど、時代を代表するマイル王の血統構成として定着しています。

サンデーサイレンス、ノーザンテースト持ち5代目まで
該当馬
アルナシーム、セリフォス、ナミュール、バルサムノート、マテンロウスカイ、ニホンピロキーフ、タイムトゥヘヴン、ソウルラッシュ、オオバンブルマイ


父仔制覇

2022年にセリフォスが勝利したことで、ダイワメジャーはレース史上初となる父仔制覇を達成しました。

今後、ダイワメジャー系の血統がどのように歴史を刻んでいくか注目されます。

Caerleonの血を引く馬

古くからCaerleonの血を引く馬も多数勝利を収めており、1993年のシンコウラブリイ、1997~1998年のタイキシャトル、2001年のゼンノエルシド、2014年のダノンシャークなどが名を連ねています。

2009年には、マイネルファルケが14番人気で2着に入る波乱を演出しました。




東京スポーツ杯2歳ステークス

クラシックを意識したレースの特徴

出世レースの重要ポイント

このレースは翌春のクラシック競走を視野に入れた馬が多く出走し、いわゆる「出世レース」として知られています。

そのため、まだ底を見せていない馬が好成績を収めることが多いです。

前走の成績が重要

2013年以降、前走で1着を獲った馬が9勝を含み、3着以内に入った26頭中、ほとんどを占めています。

該当馬
クロワデュノール、サトノシャイニング、ジーティーマン、デルアヴァー、ニシノイストワール、プレシャスデイ、レッドキングリー

- 残りの7頭も、前走OPクラスで2~3着に入った馬でした。条件クラス以下で敗れた馬や、OPクラスで複勝圏を外れた馬は苦戦する傾向があります。

条件内  ファイアンクランツ

条件外  ニシノタンギー

キャリアの浅い馬が有利
- 3着以内に入った33頭のうち32頭がキャリア1~3戦の馬でした。4戦以上の馬は3着1回のみで、成績が振るわないことが多いです。

3着以内馬
クロワデュノール、サトノシャイニング、ジーティーマン、デルアヴァー、ニシノイストワール、ファイアンクランツ、プレシャスデイ、レッドキングリー

東京芝1800mの特徴

このレースは東京競馬場の芝1800メートルで行われます。広いコースでコーナーが少ないため、実力馬がその能力を発揮しやすい環境です。

レース傾向と人気馬の成績

人気馬の成績
2013年以降、1番人気の成績は【4.1.2.4】、2番人気の成績は【2.4.1.4】となっており、どちらも安定した成績を収めています。

予想1番人気  クロワデュノール
予想2番人気  レッドキングリー

1~2番人気の馬が共に崩れることは滅多にありません。実際、2018年に一度あっただけです。

二桁人気の馬について

2桁人気の馬が3着以内に入ったことは一度もなく、極端に荒れるレースは期待しにくいです。

馬券の組み立て方

馬券は人気馬を中心に組み立てるのが安全です。特に1番人気の馬が4回勝利しており、これらの馬はその後G1レースで勝利を収めています。

レースの傾向とポイント

求められる能力

基本的に、このレースでは瞬発力と持続的な末脚が重要です。

上がり3ハロンタイムの成績

2013年以降、上がり3ハロンタイムが1~2位の馬の成績は【9.7.4.8】と非常に良好です。

3ハロン1位該当馬
クロワデュノール、サトノシャイニング、デルアヴァー、プレシャスデイ

2位馬ファイアンクランツ、レッドキングリー

先行馬の成績

先行馬はあまり好成績を収めていません。具体的には、4コーナーを先頭で通過した馬の成績は【0.0.0.11】、2番手で通過した馬も【0.2.2.9】と振るいません。

2番手以内該当馬
クロワデュノール、ジーティーマン、ニシノイストワール、ニシノタンギー、レッドキングリー

レースの焦点

最後の直線でいかに速い脚を使えるかが、このレースで最も重要なポイントです。

枠順別成績の傾向

過去20年の傾向

内寄りの1~3枠が、過去20年で10勝を挙げています。

これは、キャリアの浅い2歳馬が集う重賞であることや、ゲートを出た後に斜めに進路を取って向こう正面に入るレイアウトが影響していると考えられます。

2013年以降の結果

2013年以降の結果でも、1~3枠の馬が7勝、2着5回、3着7回と好成績を収めています。

戦略

これらのデータから、まずは内寄りの枠を重視するスタンスで臨むのが良いでしょう。

### 東京スポーツ杯2歳ステークスの特徴と血統のポイント

**出世レースとしての位置付け**
東京スポーツ杯2歳ステークスは、将来有望な馬たちが集う出世レースとして名高いです。特にディープインパクト産駒の成功例が目立ちます。

ディープインパクト産駒の成功例
2011年: ディープブリランテ
2017年: ワグネリアン
2019年: コントレイル

これらの馬はいずれも東京優駿(日本ダービー)を制し、世代の頂点に立ちました。

ディープインパクトの直系馬
サトノシャイニング、ニシノイストワール、ニシノタンギー

ブラックタイド産駒の注目馬

ディープインパクトの全兄であるブラックタイドの産駒、アガラスは2018年にハナ差2着と好成績を収めました。

ブラックタイドの後継馬として注目されるキタサンブラックからも、2021年にはイクイノックスが1着となり、今後も注目される血統です。

ブラックタイド直系馬
クロワデュノール

ジャスタウェイ産駒の勢い
2020年: ダノンザキッドが1着
2021年: テンダンスが3着
2022年: ガストリックが1着

ジャスタウェイ産駒も目覚ましい活躍を見せています。

コース適性

東京芝1800メートルは、これらの血統が得意とするコースであり、上位の勝ち星を挙げています。コース適性の観点からも、高く評価されるべきです。

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