新潟記念名馬
🐴 オフサイドトラップ
性別: 牡馬
毛色: 栗毛
生誕: 1991年4月21日
父: トニービン
母: トウコウキャロル
母の父: ホスピタリテイ
生産者: 村本牧場
馬主: 渡邊隆
調教師: 加藤修甫 (美浦)
🏇 競走成績
生涯成績: 28戦7勝
獲得賞金: 4億3543万8000円
勝ち鞍:
GI 天皇賞(秋)1998年
GIII 七夕賞 1998年
GIII 新潟記念 1998年
🐴 オフサイドトラップの物語 🐴
誕生と幼少期
1991年4月21日、北海道新冠町の村本牧場で誕生。
母トウコウキャロルは優秀な繁殖牝馬で、初仔のオフサイドは小さくて薄っぺらい馬だった。
加藤厩舎へ
JRA調教師の加藤修甫に見初められ、1993年に美浦トレーニングセンターの加藤厩舎に入厩。
担当厩務員の椎名晃は、オフサイドの尻がとがっていることを印象深く感じていた。
デビューと初勝利
1993年12月11日、中山競馬場でデビュー戦2着。
その後、未勝利戦で初勝利を挙げ、3連勝を果たす。
屈腱炎との戦い
皐月賞や東京優駿での敗北後、屈腱炎が発症。
レーザー治療や温泉治療など、様々な方法で治療を続ける。
復帰と再びの挑戦
1996年11月に競馬場に復帰し、重賞で善戦。
1998年、七夕賞と新潟記念で重賞連勝を果たす。
天皇賞(秋)での栄光
1998年、天皇賞(秋)で史上初の8歳馬による優勝を果たす。
柴田善臣騎手の冷静な騎乗が光った。
引退と種牡馬入り
1998年の有馬記念を最後に引退し、種牡馬として新たな道へ。
1993年12月11日 中山競馬場でデビュー!3歳新馬戦で2着。
1994年1月16日 4歳未勝利戦で初勝利!ダート1800mを制覇。
1994年3月19日 若葉ステークスで1着!芝2000mでの勝利。
1994年4月17日 皐月賞で7着。ナリタブライアンが勝利。
1994年5月29日 東京優駿(日本ダービー)で8着。再びナリタブライアンが勝利。
1995年2月11日 バレンタインステークスで1着!芝1800mでの勝利。
1997年1月19日 AJCCで4着。
1998年7月11日 七夕賞で1着!芝2000mでの勝利。
1998年11月1日 天皇賞(秋)で1着!芝2000mでの勝利。
🐴 オフサイドトラップの引退後の物語 🐴
種牡馬としての活躍:
北海道沙流郡門別町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬に。
種付け料は30万円で初年度は大人気!
人懐っこい性格で扱いやすいが、噛み付かれることもあったとか。
産駒の成績:
5年間で86頭が血統登録。
中央競馬で2頭の勝ち馬が誕生。
地方競馬でも活躍馬がいたが、重賞勝ちはなし。
種牡馬引退後:
2003年7月14日に用途変更。
日高ケンタッキーファームへ移動し、乗馬として訓練。
人懐っこく、ファンにも大人気!
晩年:
2008年に明和牧場へ移動。
2011年8月29日に腸障害で20歳で亡くなる。
🧬 オフサイドトラップの血統 🧬
父系: ゼダーン系
父: トニービン (Tony Bin, 1983 鹿毛)
父の父: カンパラ (Kampala, 1976 黒鹿毛)
父の母: Severn Bridge (1965 栗毛)
母: トウコウキャロル (1987 鹿毛)
母の父: ホスピタリテイ (1979 黒鹿毛)
母の母: ミヨトウコウ (1970 黒鹿毛)
近親交配: Prince Bio 5×5、Nasrullah 5×5
豆知識: 曾祖母のチトセホープは1961年のオークス優勝馬!
その母エベレストは名牝系の祖として知られ、スズパレードやブルーコンコルドも同じ牝系に属します。
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