見出し画像

能動的なライフレッスン

 私たちの人生は、数多くのイベントからなるサイドストーリーと、心に決めたメインテーマで構成される。

より丁寧に表現をするのであれば、
サイドストーリー:ライフイベント
メインテーマ:ライフレッスン

と分類される。

本記事では、以上の2つの意味を考えながら筆者の考えるライフレッスンの在り方を述べる。


ライフイベントとライフレッスン

 そもそも、ライフイベントとライフレッスンという言葉を存じているだろうか。

 ライフイベントは、英語の「life + event」を直訳した言葉で、人生の転換点となる様々な出来事に対して用いられ、専ら結婚や出産を指して使われることが多い。
今日では、ライフイベントによって生活環境や価値観が大きく変化することを踏まえて、ライフステージという言葉も頻用されるようになった。

 一方で、『ライフレッスン』という言葉はあまり聞き馴染みがない人も多いのではなかろうか。こちらも、英語の「life + lesson」を直訳した言葉で、ライフイベントを通して得られる教訓や学びを指す。

ライフイベントとは?
人生における重要な出来事を指す。誕生日、卒業、就職、結婚、出産など、個人にとって大きな転換期となる出来事。

ライフレッスンとは?
ライフイベントを通して得られる教訓や学び。成功体験から得られる自信、失敗から得られる教訓、人間関係を通して学ぶ大切さなど、人生の様々な場面で得られる貴重な経験。

Geminiにて生成


能動的なライフレッスン

 さて、そのライフレッスンが「人生の様々な場面で得られる貴重な経験」であるとするならば受動的になる。なぜなら、経験が先立たなければライフレッスンは得られないからである。

そこで、私は「能動的なライフレッスン」という言葉を定義する。

能動的なライフレッスン
自らの意志や価値観に基づいて目標を設定し、それに向かって意識的に行動をし続けるプロセス。

いくや

 人生を通して学びたいこと、大切にし続けたい価値観、なりたい自分を意識して日々の生活やライフイベントに向き合い、反省と再挑戦を繰り返す。これこそが、能動的なライフレッスンの在り方であると考える。

文面では、いたってシンプルなことであるが、皆さんはできているだろうか。学業や仕事、家族や友人、多くのことを考えながら生活をしている間に、受け身になってしまうことはないだろうか。

もし能動的なライフレッスンをするならば、

①仕事をすることは社会貢献をして対価を貰うことであるとするならば、どのような社会貢献をしたいか。

②家族を共同生活の単位となる集団とするならば、その集団の全員がより幸せに暮らしていくにはどのような工夫が必要か。…etc

といったように、「仕事をする」「家族と暮らす」というサイドストーリーの意味を考え、メインテーマを決めていく必要がある。だからこそ、「能動的なライフレッスン」はとても難しく、冒頭で述べたとおり人生のメインテーマになると考える。


私のライフレッスン

 ここからは、私が実践しているライフレッスンを紹介する。

それは、『軽やかになって人の助けになる』ということである。
(この言葉は、以前どこかで聞いた内容を使わせて頂いています。)

抽象的な表現なので、より丁寧に記すと、「皆それぞれに大変な思いをしながら一生懸命に生きているので、私は気持ちだけでも明るく軽やかになって多くの人の手助けをしていこう」と決めてメインテーマとしています。

皆には「私」も含まれているけれども、比較的に全てのことに縛られずに生きている私は全ての人の大変さを慮って行動をしていく。

 このメインテーマを設定してから3年が経つが、簡単にはうまくいかず、いつも反省してばかりだけれども、再挑戦を繰り返しながらより良い世界になれるように、一歩ずつ歩みをすすめようと思う。

初稿 2025年1月19日


いいなと思ったら応援しよう!