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バンドで自分のパートは自宅で録音する時代へ

前置き

インディーズバンドが音源を作る際に、スタジオのレコーディングパックやレコーディングスタジオで録音することは多いです。ドラムとベースから録音し、ギターを録音して、キーボードを録音し、最後にボーカルを録音・・・えっ?あと30分もないよ!?
・・・あるあるですね。

※写真は初台NOAHスタジオ

今はネット社会。時代的に一カ所に集まって録音しなくてもよい時代になってきています。

例えば
1️⃣ デモを作ります。歌はシンセのメロディーです。
2️⃣ 仮のギターを録音します。
3️⃣ 仮歌を録音します(もしくはボーカロイド等)
4️⃣ ドラムを録音します。(スタジオ利用)
5️⃣ ここまでのデータをいったんミックスダウンします。
6️⃣ ベーシスト、キーボード、ギター(ここでは自分)に送ります。
7️⃣-A ベーシストが自宅で存分に時間かけて録音します。
7️⃣-B キーボードが存分に仕上げます。(音声とMIDIで録音)
7️⃣-C ギターを本番ギターに差し替えていきます。
8️⃣ データが集まったら軽くミックスしてエディットする。
9️⃣ ボーカルのレコーディングをする(スタジオ利用)
🔟 ミックスへ

ワタシが最近良くやる方法です。
VSTリモートっていうテレビ会議みたいなので、向こうで弾いてもらったベースをこっちで録音する方法もあります。
こいつテキトーに済ませるんだよな・・・ってなると自宅に呼びつけて録音する。押しかけていって録音するってのも無くもないです。

でも充分に信頼できて手の内も解っている相手なら任せちゃうことが増えました。

準備

とはいえ、いきなりできるか?といってできる人とできない人もいます。できる環境とできない環境があります。

  • 過去に経験のある人

  • 充分な録音環境はあるがあまり使ってない人

  • 録音環境のない人

この3種類になるかと思います。
まぁ、何の機材があるのか、ソフトは何を使っているのかってのは聞いておく必要はありますが
「過去に経験のある人」はまぁ何の問題もないですね。
「あまり使ってない人」は何度かデモ段階ででも試して慣れてもらう必要があるかもしれません。
録音時の注意点、書き出し時の注意点なんかもレクチャーが必要でしょう。

「録音環境のない人」
この人はまず環境を揃えるところから始まります。
あるもの、無いものを整理して、どうやれば手っ取り早く出来るかを考える必要があります。金銭的に余裕があればドーン!っといっちゃう人もいるでしょうけど、お金は大事ですから、少ない出費で最大のパフォーマンスををモットーとするワタシとしては、そのあたりを考慮して提案してみたい
あと過去に経験したことからの注意点なんかも書いていきたいです。

次回

「録音環境のない人」に向けて、ケースに合わせてどういう方法が取れるか、満足のいくクオリティで録音するためにどうすればいいかを考えてみたいと思います。


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