私の最後の推し"ジャンハオ"
自分の気持ちを文章に起こすことは、中々手間だが、意外と楽しいものだ。
先日、友だちの推しへの愛あふれるnoteを読み、とても感動した単純人間は、一度挫折して保管してあったジャンハオへの思いが詰まったnoteを、再度書き綴ろうと決意した。
1.耳の大きな少年
私はサバイバル番組が好きだ。伝説のグループWanna Oneが結成されたPRODUCE101 season2の時代から大好きだ。
精神も体力も極限の状態で、命をかけてステージを作り上げる姿が心に響く。悩み、苦悩しながらも、前を向く姿に心を打たれる。この子を応援したい、応援しなくては、と夢中にさせられてしまうサバイバルマジックに、単純な私は懲りずにハマってしまうのだ。
つい先日まで練習生だった子たちが、人前に出ることで洗練されたアイドルになっていく過程を見れることもサバイバル番組の良さである。
そんなサバイバル番組のオタクは、BOYSPLANETも楽しみにしていた。前進のGIRLSPLANET 999が始まった時点で、「次はボーイズグループだ…」と意気込んでいたくらい楽しみだった。
そして待ちに待った日が訪れた…。
2022年12月29日、奇しくも私の誕生日の翌日、表題曲である"Here I Am"が公開され、番組が開幕したのだ。
この表題曲はとにかく素晴らしかった。
いつの時代も表題曲は素晴らしく、胸が熱くなるものだが、この表題曲は一味違った。
ピアノの旋律にのせて、語り部が入るだなんて…
金のかけ方が違いすぎる
番組制作陣の熱をヒシヒシと感じた。
そしてその理由はすぐにわかった。
いや、すごい逸材捕まえてきたな。
度肝抜いた。
顔の良さ半端ない。
なんだなんだ?デビュー組か?
練習生かどうか疑うレベルのかっこよさ。
特に、画像の左側の人物(後のZEROBASEONE リーダー ソンハンビン氏)が「チャウヌに似てる!」とネットでは話題だった。
パフォーマンスでも、異なる種類の顔整いが、変わる変わる出てくることに驚き、腰を抜かした。しかもパフォーマンスも申し分ない。
歴史がかわるかもしれない。
大袈裟かもしれないが、本当にそう感じた。
それくらいの威力があったのだ。
薄々気づいている人もいるかもしれないが、この時私はジャンハオにハマっていない。
私のジャンハオの第一印象は…
"耳の大きな少年" である
とにかく
"チャウヌの相棒は耳が大きい少年なんだな"
といった認識でジャンハオのことを見ていたのである(節穴すぎる)
そもそも私は番組が始まる前に、絶対的な1pickを決めることができない。何かしら心を打つエピソードや舞台がない限り、揺るがない1pickは決められないのだ。
この数ヶ月後、決定的な瞬間が来るのだが。
2.呪縛からの解放
プロフィールや1分間PRが公開されても、なお、ジャンハオの存在は"耳が大きな少年"止まりであった。正直、流し見程度。
なんなら、スターレベルテストでも
"頭が良くてバイオリンがめっちゃ上手な耳が大きな少年"
といった感想。
今思えば、顔があまりにも小さいがゆえ、このような髪型にすると耳が大きく見えるのだろう。
兎にも角にも"耳"の印象しかなかったのだ。(本当に節穴)
少し印象が変わったのは、Ep.2 スターレベルテスト再評価の時であった。
誰が見ても「絶対オールスターでしょ」と思うような素晴らしいパフォーマンスをしたジャンハオ。予想通りオールスターをもらったのだが、印象に残ったのは彼の喜び方だった。
なんか…
この子、ちょっと変かも←
私の予想では、ちょっとホッとした顔をして、「ありがとうございます」と頭を下げる、そんなスマートな対応をすると思っていたのだが…
動きに落ち着きがなく、何度も「감사합니다!!」と頭を下げる姿がそこにはあった。
この少し変な行動に、私の最古の推しヒョンソプ君の姿を重ねてしまったのだ。
ヒョンソプ君とは、ジャンハオと同じYuehua Entertainmen所属で、PRODUCE101 season2に出演おり、現在はTEMPESTの一員として活躍している私の最古の推しである。
非常にぶっ飛んでおり、番組中、いくつかの伝説を残した男なのだが…
レベル分けテスト再評価の際に、ランクアップの嬉しさから、緊張感あふれるAクラス(今で言うオールスター)の部屋にスライディングで入ってきたエピソードが私は1番好きである。
おもしれぇ男が好きな人は、ぜひ、ヒョンソプ君を一度見てほしい。
そんなヒョンソプ君に、どことなく似ている雰囲気を感じ、ジャンハオが気になる存在へとランクアップしてきた。
しかも、ノーセット マッシュヘアにすると耳の大きさも気にならない。
あれ?よくよく見ると、私が好きな可愛い顔をしてるじゃないか?
"耳"の呪縛から解き放たれた瞬間であった。
そんな少し気になる存在のまま、運命のEp.3へ足を踏み入れる。
3.ハレー彗星の衝撃
そう、伝説の舞台"Kill This Love"である。
"この舞台でハオペンになった"
そんな人も多いのでは?
かく言う私もその1人である。
完璧なスタイリング、衣装、歌、表情、パフォーマンス…
そして、このシーン。
ハレー彗星が頭に落ちてきたのかと思った。
本当にそれくらいの衝撃だった。
それまでの記憶がふっ飛ぶくらいの衝撃。
この瞬間、私は、
彼の虜になってしまったのだ。
人間なんて単純なものである。
一瞬で恋に落ちるし、推しも作れるのだ。
ここからは、転げ落ちるようにジャンハオに狂っていった。
Kill This LoveのFancamが公開されてからは、それを擦り切れるほど見続けた。
朝ごはんを食べながら、出勤しながら、昼ごはんを食べながら、営業先に行く道中、友だちに会いに行く道中、寝る前…
四六時中、何度も何度も見続けた。
もはや狂っていた。
だが、狂いながらも、"このままでいいのか?"と自らに問う、冷静な自分もいた。
実は、私は、界隈のオタクをする上で、"中華圏の推しは作らない"という密かなルールを自らに科していた。
こういったことを言うと"差別的"と捉えられてしまうかもしれないが、"限韓令"という、どうにも出来ない難しい問題で、悲しい思いをした例を、何度も見てきていたのだ。
もしかしたら、ジャンハオも同じような道をたどるかもしれない…。
そんな少しの恐怖心も抱えていた。
そんな、狂いながらも悩むという、非常に情緒不安定な時期を過ごしていた時、第一回の順位発表式を迎えた。
この時、ジャンハオはスピーチでこんなことを話していた。
彼が発する言葉は、聡明さに溢れ、とても素直で、心動かすものが多いのだが、私はこの言葉にとても感銘を受けた。
"夢"
大人になるとあまり使わなくなる言葉。
しかし、大きな力を持つ言葉であることを私は知っている。
小さな夢でも、それは、その人にとって、力であり、原動力であり、生き甲斐になることを、私は、看護師という職業を通して見てきたのだ。
この子を応援しよう。
先のことを考えても仕方ない。
今、大好きな気持ちを、この子に捧げよう。
心に決めた瞬間だった。
4.沼の底
私の中で、揺るがない推しになるためには、3つのポイントがある。
◆ その1 お顔
「え、顔から入るの?」
そう思った方もいることは重々承知だ。
私にとって"アイドル"を推す上で、好きなお顔かどうかは、とても重要なポイントだ。
好きなお顔でなければ興味が持てない。
知ろうとすることがないのだ。
私が好きなお顔のタイプは
"小顔で中性的で美人なお顔" である。
そう、私は、
グループの姫が好きなのだ。
BOYSPLANET内では、特に姫枠として扱われていなかったジャンハオだが、今や立派なプリンセスである。
あと、もう一つ重要なポイントが…
"目"である。
私が好きな"目"は、一重もしくは奥二重。
一重か奥二重であるだけで、一気に"冷美男"の雰囲気になり、儚さや、ミステリアス感が増す。
なかなかドンピシャで好きなお顔のタイプに出会えるのは貴重なのだ。
この出会い、神に感謝である。
◆ その2 歌
みなさんはどのポジションが好きだろうか?
ラッパー?ダンサー?
私は無類のボーカル好きだ。
お顔がドンピシャ好みでも、ボーカルでないと、思いっきりハマれないのだ。
そして、大変ありがたいことに、
ジャンハオは…
ボーカルポジションであった。
ただ、BOYSPLANET時代、ジャンハオがここまでボーカルポジションとして扱われていたかというと、そうでもないように感じる。
キムテレ氏(現ZEROBASEONE)やユスンオン氏(現EVNNE)など怪物級のボーカリストが勢揃いしていたせいもあると思うが、ボーカルより表現豊かなパフォーマンスの方が印象深い。
私がジャンハオのボーカルで心を打たれたのは、ファイナルのJelly Popの舞台であった。
後半の3:25からのキーリングパート
"우리는 하나가 될 테니까"
この部分を聞いて欲しい。
いつもと少し違うピンと張った声色に加えて、"될 테니까"の部分で"鳴き"が入っている。
うますぎる。
このワンフレーズだけでかなり長く語れるのだが、素人が何評論家ぶってるんだ!と自分でも気持ち悪くなるので割愛。(自虐)
兎にも角にも、最初のレベル分けテスト"Kick it"のころよりも格段に上手くなり、技術力まで身に付いていたのだ。
底なしの音楽センスと吸収力、持って生まれた声、声帯の強さ、そして努力…
単純に、才能だけではなく、全てが後押しをして、彼をボーカリストとしてここまで確立したように私は思う。
そんな音楽の天才に乾杯。
これからも彼の音楽に酔いしれよう…。
◆ その3 性格
ここにきてようやく性格が出てきた。
どんなに面食いでも、性格も重要だ。
どうにも性格が合わない推しを長く応援することは、精神的にもしんどいのだ。
私はMBTIが"I"の子が大好きだ。
男女問わず、今までの推しは、ほぼ"I"である。
みんなが騒いでる中、静かに座っている様子を見ると、愛おしくなり、庇護欲が爆発する。
また一対一になった時、想像以上のパワーを発揮することも、ギャップで胸を掴まれる。
ジャンハオも生粋の"I"である。
メンバーといる時は基本的には大人しいが、1人で行うチャットライブでは、想像以上のパワーを発揮し、ファンをいつも驚かす。
このギャップが最高に面白いのだ。
また、それだけではない。
ジャンハオは自他共に認めるリアリストである。
"アイドルは夢を見させるものだ"と考えている人も多いと思うし、実際それが出来るアイドルはプロだと私も思う。
ただ、私は、リアリストの方が好きだ。
それは人間を感じられるから。
ジャンハオのリアリストな性格がよくでたコメントを一つ紹介しようと思う。
この記事を見た当初、ここまで自分の考えに似た言葉を口にしてくれた推しは初めてだ…と感動したのを覚えている。
私のモットーは"オタクはあくまでも趣味、人生をよりよくするもの"である。
オタクなんてしなくても生きていけるのだ。
ただ、オタクをすることによって、楽しみが増えたり、仕事の活力をもらったり、笑顔になったり、感動できたりする。
ジャンハオも同じである。
アイドルをしなくたって生きていけるのだ。
(天性のアイドルだと思っているが)
でも、今、彼は、アイドルをしている。
ファンがいる。ZEROSEがいる。
アイドルをしているから、ZEROSEがいるからこそ、経験できることや見える世界があるのだ。
そして、その経験や世界が、輝き、幸せに溢れるものであってほしいとわたしは思っている。
きっとリアリストでなければ、"互いがいなくても幸せに生きていける"なんて言葉は出てこないだろう。
ある意味突き放すようにも取れるこの言葉が、私にはとても刺さり、共感し、グッと心を持っていかれたのだ。
リアリストだからこそ、彼の言葉には嘘偽りがなく、その時の感情を素直に伝えてくれる。
素直すぎるが故、抵抗を感じる人も中にはいるかもしれないが、私は、その、人間味あふれる言葉と芯が通った凜とした姿勢が、とても大好きで、尊敬の念を抱いているのだ。
3つの大きなポイントをなんなくクリアしてしまったジャンハオ。
実に恐ろしい男である。
私はこうして今も沼の底、なんなら、いまだにどんどん底の底まで深く潜ることになってしまったのである。
5.決意
ところで…
みなさんは、いつまでオタクを続けるのだろうか?
生涯、オタク!
これもまた最高。
おばあちゃんになっても推しがいるなんて楽しい人生である。
でも、私は、
ジャンハオが最後の推しになると感じている。
ここからは少し重い、真面目なお話。
でも、大切なお話。
期間限定グループを推すことは本当に切ない。
なぜならば"終わり"があるからだ。
Wanna One、IZ*ONE、X1と解散を見てきたが、それはそれは辛かった。
この辛さ、グループのことが大好きなほど、計り知れないものになる。
今、私は、ZEROBASEONEが大好きだ。
こんなにもメンバー全員のことを愛せるグループがあるのか?と思うほど大好きである。
正直全員のことを語り出したら、思いが止まらなくなってしまうので、やむなく割愛。
でも本当にみんなのことが大好きなのだ。
みんなが笑い合ってる姿を見て涙するくらい大好きなのだ。
私もかなりのリアリストなので、彼らの今後のことを考える時がある。
夢の話でなく、とても現実的なお話。
彼らの未来にはいろいろなカタチがあるだろう。
もちろん素晴らしい未来があってほしい。
我々が望む未来がキラキラと輝いてほしい。
ただ、
望む未来だけではない可能性もある。
その時、私は、きっと比べるのだ。
大好きな"ZEROBASEONE"と。
正直、解散を幾度となく経験してきて、一番辛かったことは、離れ離れになることよりも、その人の隣で笑っている人が、メンバーではないという事実を受け入れる時である。
そして、それを応援できない自分に嫌気がさす。
私はZEROBASEONEが大好きだ。
だからこそ、ジャンハオが最期の推しなのだ。
大好きなジャンハオが、大好きなメンバーと、笑い合い、輝き、感情を共にする時間を、零さず感じたい。
そのためにも、後悔しないように、今、一生懸命追いかけている。
こんなに素敵なグループに巡り会えて、私は本当に幸せだと思う。
残りの時間がどれくらいあるかはわからないけれど、振り返った時、温かい思い出で溢れるように、今を精一杯、全身全霊で応援していこうと思う。
最後は、激重〜!な文章になってしまったが、これだけ愛することができるスーパーグループZEROBASEONEに出会えた奇跡に感謝して終わろうと思います。
長い文章を読んでくださり、誠にありがとうございました!
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