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束の間の読書

息子が寝た後の、束の間の自分時間。
読書が大好きだったけど、子育てしながら本を読むことがいかに難しいか。目が離せないし、何より一緒にいるのに他の事に集中したくないから。


そわなわけで夜な夜なポテチをお供に、少しずつ読み進めて2ヶ月半かけて読了しました。本屋大賞にノミネートされたものは、気になったものは厳選して何作か読んでいる。今回はタイトルや帯を見て、こちらに決めました。



主人公が自分にものすごく当てはまる部分が多くてかなり共感できた。(境遇ではなく、性格)自分の周りは呑気で、そのせいでいつも考えなければならない側の人間は、頭と体を動かして必死で。こっちはお前のせいでこんなに頑張ってるのに、何でいつもそんなお気楽なんだ!と主体的に動かない人にイライラする。(私の場合は夫)

けれど周りからみれば、何を1人でカリカリやってるんだろなと思われているだけなんだろう。終盤にかけて桃子が花に放った言葉は、きっと夫が私に思っている事でもあるんだろう。そう思いながら読んでいました。


内容としては重いし暗い。けれど読みづらさはなく、情景も浮かびやすかった。自分はいかに恵まれた環境で育ってきたのだなと思う。あまり知らない世界の話だったけど、知らずに生きてこられた事が幸せなんだろう。


次は何を読もうかな。


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