建前の空理空論を唱えるより、ここにいる天使を匿おう

朝9時半、起床。トランジット訛の純情が一人ぼっちのアイデンティティを阻む。カフェラテのように優しい虚無感に身を委ねて、蝶使いの朝をクルージング。耳に転がる前奏曲は爽快だ。建前の空理空論を唱えるより、ここにいる天使を匿おう。機械学習のルールで身につけてきたものは、身ぐるみ剥がしてしまえばいい。

ルーティンのタスク遂行開始。生まれた小さなハレーションは、やがて注意報のように耳を大きく占領する。排他的な絶望感を無効化して、この日々が豪華客船のように輝けば良いと思う。絶望感のトランペット鳴らす僕。無抵抗なノーヒットノーランをやられる僕。色んな僕がいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?