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濃いキャラ【デスゲーム編】
濃いキャラ達による、デスゲームコメディ。
アドリブあり、性別変更可能。
人数変更のみ不可。
たくさんわちゃわちゃ楽しんでください!
利用契約について https://note.com/merrow15/n/n6802d670f4df
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《橋本》
ツッコミ役。とにかくツッコメ!
《マスター》
伊藤。中二病全開。
恥ずかしがるな、思い切りやれ。
《渡辺》
ボケ担当。とにかくボケろ。
《山田》
早口言葉担当。
早口言葉得意か、むしろ苦手な人がオススメ。
《母》
マスターの母親。出番少なめ。
女性でもいいし、オカマでも良い。
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『本編』
山田:ぴーんぽーんぱーんぽーん。
母:ご観覧の皆様、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。作者に代り、作品の説明を担当させていただきます。
この作品内には、アドリブの指示や演技の指示、早口言葉などのセリフがございます。
噛んでしまったり言い間違った場合、できるだけ言い直さずアドリブで軌道修正をお願いします。
なお、アドリブは全年齢対象の発言のみでお願いします。過度な暴力表現、下ネタ、差別行為はおやめください。
以上でルール説明を終えさせていただきます。それでは、楽しいひと時をお過ごしください。
渡辺:ブー(ブザー音)
橋本:がらがらがら(カーテンが開く音)
…間
マスター:ふっ、ふふっ…ふはっ…ふはははははは!
…間
渡辺:んっ。ここは、どこ、だ?
橋本:真っ暗で、何も見えない…。
渡辺:その声は、橋本か?
橋本:そういうお前は、渡辺か。
マスター:くっ…くくく。
渡辺:誰だ!?
マスター:私の名はグランドマスター。
渡辺:ぐらんど、ますたー?外国人か?
マスター:貴様らを集めたのには、理由がある。それは…。
橋本:いや、何やってんだよ伊藤。
マスター:なっ!なぜその名をっ!
…ではなく。ごほん!
伊藤?誰だ?そいつは。よくわからんな。
橋本:いや、声でバレバレなんだよ。
マスター:いや違う!断じて伊藤などではない!!
橋本:どっからどう聞いても伊藤でしかないな。
マスター:違うったら違う!!
山田:ちょっといいかな。
橋本:おう、いたのか山田。
山田:うんまぁ。
あのさ、実は僕、猫目だからよく見えるんだけど、どうやらここは普通の子供部屋のようだよ。
橋本:まじかよ、こんな真っ暗で見えるとか普通にすげぇな。
山田:お、これは…!
今やプレミアムのついた、東京特許許可局行きバスガス爆発シュミレーションゲームでは?!
橋本:いやなにその、不謹慎極まりないゲーム!
渡辺:うわ、なにそれ、面白そう!超やりたい!
橋本:そのタイトルで喜ぶな!サイコパスかよ!
マスター:くくくく。だいぶ混乱しているようだね、囚われの諸君。
橋本:そうだね!混乱してるね!
とんでもねぇサイコパス降臨してっからな!
マスター:あっ、あのさ。あんま部屋の中のもの触んないでね、山田くん。
山田:はい、山田です。山田ルツシュツリュツシュベルト三世です。
橋本:は?お前のフルネーム、そんな名前だったの!?
マスター:えっと…山田露出賛成?
橋本:それじゃただの犯罪者だから!
山田:なっ、なぜ…この僕の本当の名を!
橋本:え、お前の本当の名前、そんなやばい名前なの?!
キラキラとかそんなレベルじゃなくね!?
マスター:えっ、あ、そうなの!?あ、いやっ、えっと…。
ふっ、ふはははは!グランドマスターであるこの私も前で、嘘偽りなど、通用しないさ!
合ってたんだ、びっくりぃ。(小さい声)
橋本:今、ちっせぇ声で、びっくりしたって言ったね?
マスター:言ってないしー。俺、天才だしー。
橋本:子供かよ。
山田:まぁ、嘘ですけどね。
マスター:え、嘘なの?
山田:そりゃ、そんな変態名前、親がつけるわけないでしょう。
マスター:え、嘘、なんだ。へ、へぇ…。
でも、まぁ、そんなことも、俺には、わっ、わかってた、しぃ。(ガクガクと震えるような声で)
橋本:すんげぇわかりやすい手のひら返しだな!
マスター:そそそそそっ、そんなことより!話を本筋に戻すぞ!
橋本:あ、逃げた。
マスター:それでは…ごほん。
マスター:ふはははは!!
橋本:急に笑いだしたっ。
マスター:貴様らが集められたのには、理由がある。
渡辺:ぐうううううう。(イビキ)
マスター:貴様らにはだな、
渡辺:ぐごっ。ぐううううう…。(イビキ)
マスター:今から、ここで!
渡辺:ぎりぎりぎりぎり(歯ぎしり)
マスター:デスゲームをしてもらう!
渡辺:ぐごー!(マスターの声をかき消すほどの大きなイビキ)
橋本:いや、せっかくのいいシーンで申し訳ないが、渡辺のイビキでなんっにも聞こえん!!
渡辺:ぐごっ、ぐううう!
橋本:いつまで寝てんだよお前は!
(橋本、渡辺の頭を叩く。)
渡辺:ぐごっ!?えええ、なになに?もう朝?!
橋本:そもそもまだ夜じゃないし、お前の部屋でもない。
つか、なんでこんな状況で寝れんだよ。
渡辺:えーてるなんつーかさぁーあー、だってさーあー、なんかぁ〜、みんなで楽しそうにコント始めるからサー。
僕がいなくてもいいんじゃないのかなぁって。僕がここにいる意味って、ナンダロウナーって思ってぇ…。(いじけている)
橋本:うわ、くっそめんどくせぇ!
母:ゆうちゃーん?
橋本:なんか誰か来たっ!
マスター:ちょっ、母さん!
今いいとこだから、喋りかけないでよ!
母:えー、なんで母さんなの?
いつもはママって呼ぶくせに。
マスター:ううううううっ、うるさいよ!いいから、あっちいっててよ!
母:えー、何してるのー?ママも入れてよー。
マスター:何もしてないよ!もういいから、ほんとほっといてってばぁ!
母:はいはい。またあとでおやつ持ってくるわねぇ〜。
マスター:来なくていいから!!
…間
マスター:…………。ぐすん。
橋本:あー、えー…。なんつーかさ。えっとぉ…。
…うん。どんまい!
マスター:わかりやすく同情しないでよ!余計に惨めだよ!
渡辺:いや、わかる、わかるよその気持ち。
親フラってさ、なんかめちゃくちゃいいタイミングでくるよね。なんで今なの?!って思うよね。うんうん。
山田:親フラには色んなデメリットが隠されていますからねぇ。
例えば、ネット内に本名をバラされ個人情報が流出したり、普段の会話や性格を暴露され、リアルではネット内のきどった自分を見られ、中二病満載なハンネがバレる。
ネット、リアル共に、黒歴史が決定する瞬間ですからね。みなさんも気をつけましょうね。
マスター:解説しないで…余計に恥ずかしくなって顔から火を吹きそうだよ。
渡辺:え、なに、お前顔から火ぃだせんの?すげー!
橋本:お前まじでややこしくなるから喋んな?
渡辺:えー。
橋本:伊藤もさぁ、もう諦めたら?
こんな状況でデスゲームなんてできないでしょ。
マスター:やだ。(ここだけ子供っぽく)
…いや、違う。ふはははは!逃げられると思うなよ?
橋本:情緒不安定かよ。
マスター:うっ、うるさいうるさい!やるって言ったらやるんだよ!やらせてくれよ、ばかー!
橋本:いや。もう、雰囲気もクソもないけどいいの?(くすくす笑っている)
マスター:きぇええええ!
橋本:(めちゃくちゃ爆笑)
渡辺:そういや、デスゲームがどうたらって言ってなかったか?
マスター:え?あっ、そう!そうだよ!…ごほん。さぁ、デスゲームを、はじめようか!
橋本:あ、元に戻った。
山田:今更感すごいですけどね。
マスター:今、君たちの前には三つのホットココアがある。
橋本:もう冷めきってて生ぬるそう。
マスター:…ごほん。そっ、そして、その中の二つに…。
渡辺:まっ、まさかっ…。デスゲームっていうくらいだ。人が死んでしまうなにかが…。
マスター:そう、なんと…あの!デスソースが!たぁっぷり入れられているんだ!どやぁ!
渡辺:です、そーす?…なんだそれ、毒か?
山田:知らないんですか?デスソース。
渡辺:山田っ、お前…そんな物騒なもん、知ってんのか?!
山田:物騒も何も、有名なものじゃないですか。ネットでも罰ゲームとかに使われていますし。
渡辺:そんな凶器が、ネットに?!犯罪も好き放題とは…恐ろしいな、今の時代は。
橋本:いや。デスソースって、一応、調味料だからね。
渡辺:食事に混ぜて食わせるのか!?毒殺するのか!?
山田:…食べると、そう。とても辛い。
渡辺:そうか、辛いのか…。って、お前、こんな危険なもの食べたことあるのか?!
山田:ないよ。でもほら、有名だから。
渡辺:有名って…。
山田:ものすっごく辛くて痛いけど、命の危険はありませんよ。
渡辺:…え?死なないの?デスってつくのに?
山田:あ、でも、おふざけで使って救急搬送された事例もあるから、気はつけてね。
渡辺:即死じゃないのか?
山田:だから死にませんって。む
むしろ、好んで食べる人もいるくらいです。
渡辺:えっ…じゃあ、これ、もしかして…。ただのロシアンルーレットじゃね?
マスター:違う!デスソースをつかった、デスゲームだ!
山田:デスソースロシアンルーレットゲーム、略してデスゲームってことですね。
マスター:そういうことだ!
橋本:偉そうにしてるとこ悪いけど、ネーミングセンス0な。くっだらない。
マスター:なんだとてめぇ!
母:ゆうちゃーん!
マスター:またきたあああ!
母:お父さんがね、会社でクッキーを頂いたのよ。それとね、おばあちゃんが美味しいリンゴジュースくださってね、たくさんあるからみんなにって思ったのだけど。
…あなたどうして、さっきからずっとドアの前に立っているままなの?
マスター:別になんでもないよ!
母:まさか…締め出されてるとか?!自分の部屋なのに!?
マスター:違う!違うから!
母:これって、いじめ…?
マスター:違う違う!!みんな仲いいよ、優しいよ!いじめなんかないって!
母:本当に…?
マスター:本当!本当だから!
母:じゃあ、どうして外にずっといるの?
マスター:いや、だからそれは…って、何勝手に部屋入ろうとしてんの!?
母:え?なんで駄目なの?いじめられてないんでしょ?
マスター:そうだけど!ほら!今、そのっ…あああああっ。
橋本:ドアの前で大ピンチのようだな。
山田:滑稽ですね。
母:ほら皆さんにご挨拶もしなきゃ…。
マスター:いいっ、そんなのいいから!って、ああっ!
0:部屋に入っていく母。
母:あらあらまぁまぁ、なんで部屋の中電気消しっぱなしなのよ、もー。
マスター:あっ、つけちゃだめ!
橋本:おっ、明るくなった。
渡辺:まっ、眩しい!めがっ、めがぁあああっ!
渡辺:大袈裟だなおい。
山田:デスゲームごっこは、もう終わりですか?
マスター:ごっこじゃねぇよ!
母:うふふ。皆さんこんにちはぁ。
山田:こんにちは、はじめまして。
橋本:わざわざすみません。
母:あら、机の上に、ココアが…三杯?
橋本:ああ、これはゆうちゃんがどうしても飲みたかったみたいで。
マスター:えっ?
母:一人で、三杯も?
橋本:ええ、そうですそうです。
僕達は、お母様が持ってきてくださった美味しそうなリンゴジュースをいただきます。
母:あら、そう?
マスター:なっ、貴様、卑怯だぞ!
橋本:卑怯もなにも、食べ物で遊ぼうとしたお前が悪い!
母:あらやだ、ゆうちゃんたら食べ物で遊ぼうとしたの?!
マスター:いやっ、別に、そういうわけじゃないというかなんというか…。
渡辺:なんか、辛いもんココアにいれて、それを、俺らに飲ませるとか言ってたよね!
母:んまぁ!ゆうちゃん、なんてことしてんの!
マスター:いやっ、だからぁっ!
母:罰として、あんたが全部飲みなさい!
マスター:え?
母:せっかく遊びに来てくれたお友達にそんな酷いことするなんて、ママ悲しいわ。
ユウちゃんがいじめられてるんじゃなくていじめる側だったなんて思いもしなかった。
マスター:え、いや、ちがっ…。
母:皆さん、ごめんなさいね。
おいしいクッキーほしかったらまだまだあるから、遠慮なく言ってくださいね。
橋本:いえいえ、ありがとうございます。
山田:美味しくいただきます。
渡辺:わーい!俺、甘いもん大好きー!
マスター:ぼっ、僕もっ…。
母:あんたはこれ。
マスター:それは、デスゲームの…。
母:これ、全部飲みなさい。
マスター:いや、だって、、、三分の二が…。
母:あ?な、に、か…言った?
マスター:ひいいいい!いっ、いいえっ、なにも!
母:ほら、飲みなさい。
マスター:ひっ…。
母:はよ飲めやコラァ!
マスター:ひっ、ひぃ!わかりました!飲みます、飲みますからぁ!
橋本:デスゲームのマスターがここで敗退とは、最終回だな。
山田:なかなか楽しかったですね。
渡辺:ばくばくっ。うめー!くっきうめー!!
マスター:…っ。
母:ユウちゃん、早くしな?
マスター:はっ、はい…(恐る恐るココアを飲む。そして以後、アドリブで三杯とも飲むこと!
ほかメンバーはどんどん煽りましょう!)
ーーーおしまいーーー