【日常】入院日記④

9月10日木曜日。ここからはまったりと入院生活を送ることになる。

｢病院のメシは不味い｣とは昔からよく言われたものだが、現代の病院食は全くそんな事はなくて。

いや、めっちゃ美味しかったですよ？毎回ふりかけ付くし。焼き魚の骨は一切ないし。たまにデザート付くし。よく食べる人はちょっと少ないかもしれないけど、元々少食の私には丁度いい量だった。

ただまぁいつも食べてるお菓子とかが食べられないのは少しストレスだったかな。コロナの影響か、面会での差し入れが禁止みたいで、病院から出るご飯以外は何も食べられなかった。ご飯が出る時間が決まっているので(8時・12時・18時)、特に夕飯前はお腹すいたよね。いつもならおやつ食べてる時間。

それから。

前日手術したばっかりなのに、今日からもうリハビリ開始。早くない？驚くべき早さ。事前にネットで色々調べたのだが、どれもみんな｢まず歩くところから｣みたいな事を書いてあった。え？私もう最初から松葉杖で歩いてるけど？なんならリハビリの先生に｢もう一本で良くない？｣って言われて松葉杖一本で歩いてるけど？

そんなリハビリの先生は｢執刀した先生に90度まで曲げていいって言われてるから｣と言われ、いきなりガシガシ膝を曲げられた。めっっちゃ痛かった。さすがに傷が引っ張られてヒリヒリする。

本日の記録、40度。

9月11日金曜日。ようやっとお風呂に入れる。髪の毛はすでにべったべたで尋常じゃないくらい抜けていたので死ぬほどありがたかった。超気持ち良かった。

この辺りから隣人さんのおばあちゃんと仲良くなる。ご家族の話をし合ったりして、楽しく過ごせるようになった。が、隣人さんは腕の骨折だったので、私よりも早く、土曜日に退院が決定していた。うらやま。そんな私の退院話は一向に浮上せず。

さて、病室にはそれぞれにテレビがあって、テレビカード(1枚¥1,000)を買って見るんだが、自分には必要ないと思って買わなかったが、いよいよスマホの残りデータが怪しくなってきた為、とうとうカードを買う事に。が、イヤホンを持ってきてなかったので、翌日母が来るまで我慢する。

午後にリハビリ。今日もガシガシ曲げられたけど、昨日のヒリヒリ感がなくなって昨日よりも曲げられるように。ギリギリだけど目標の90度を達成。先生が面白くて楽しくて、やりながらお話ししてくれるので凄く有意義だった。めっちゃ気が合うし。これからもお世話になります。

9月12日土曜日。とうとう隣人のおばあちゃんが退院。土日挟むし、しばらくはお隣入ってこないだろよっしゃと思ったのに、二時間後くらいには次の人が入ってきた。···そういえば今満床だって言ってたな。せっかく少し一人でまったりすごせると思ったのに。ちなみに新たな隣人さんは自分と同世代だったが、結局最後まで会話はしなかった。このせいでかなり居づらくなる。

本日のリハビリ。相変わらず90度まで曲げる練習と、あと装具(二ーブレースというコレ)

を外して歩くようなった時にちゃんと歩けるように落ちた筋力をつける為の筋トレを教わった。筋トレは割とやる方だったので(怪我する前はリングフィットめっちゃやってた)、難なくこなせた。これからも毎日やる。

今日は15時からTHE MUSIC DAYをやってたので寝るまでずっとテレビ付けてた。

9月13日日曜。カイザの日。

昨日6時間もテレビ見ちゃって、カードの残りが6時間ないくらいになってしまったので、最終手段として病院の小さい休憩スペースにある本棚から私でも読めそうなものを探す。ありがたいことに二冊発見。

こちらの二冊。どちらも推理もので凄く面白かった。続編も出ている様子。偶然にもどちらも今後実写化されるようで、気になった方はググってみてください。

本日は日曜の為リハビリはなし。でも折角なので病室で教わった筋トレした。

続く。