【完走の感想】朝日のあたる家

はい、ルーブ編です。

ギャラファイニュージェネであの二人を見て「あ、この人たちの話は間違いなく面白いやつだ」と確信してから見たくなりました。そしてその感覚は正しかったと改めて思いました。色んな意味で。

ウルトラマンとは何か。ウルトラマンである事はどういう事なのか。ウルトラマンの目的は何か。ウルトラマンである自分は一体何をすべきなのか。

明らかに“ヒーローっぽくない普通の市民”である兄弟が、試行錯誤しながらウルトラマンに向き合い、怪獣に向き合い、そして自分たちの夢や運命に向き合う。凄くひたむきで、凄く身近に感じたウルトラマンでした。前回のジードとは良い意味で大違いでしたね。

終始コメディタッチの作風でしたが、後半から怒涛の展開が押し寄せ、最後はジードの時よりも泣いてました。家族っていいな。

ロッソブルはデザインも好きで、クリスタルも専用を持たず、互いに自由に替えられるのが良かったですね。同じクリスタルを使っても使える技が変わってくる。ウルトラマン素人らしく、色々試しながら視聴者と同じスピードで成長してってくれたのは凄く見やすかった。特撮って視聴者おいてけぼりが結構多かったりするからね。(※ジャイロの使い方知ってた事は目をつぶろう)

ウルトラマンのダブル主演は多分初めて?なのかな?全てにおいて二人分見ないといけないので何だか慌ただしかった。特にバトルシーン。ロッソが岩田さんでブルが岡部さんなのは最初に確認して、色で判断するようにしてたら途中から色交換し出すからどっちがどっちだかすぎ分からなくなりましたw後半から何となく各々の特徴が少し分かった感じです。個人的にロッソの歌舞伎みたいな構え好きです。

とにかく変身後のコント笑が面白すぎて毎回それが楽しみな作品でもありました。変身してもまんまカツミとイサミで、それを細かに再現するスーアクのお二人の息がまぁ合ってること!ウルトラマンになった後でも人間の時みたいにわちゃわちゃしたり、何のクリスタル使うか確認したり、14話で喧嘩気味の兄弟をそのまま投影し、いつものハイタッチ空回ったりアドバルーンつんつんしたり、やる気なさげにしてるのに、ピンチになると喧嘩よりもちゃんとその場を凌ぐことを最優先して瞬時にコンビネーションが良くなる。マジで岩田さんと岡部さんのチームワークやべぇと思いました。特撮は変身する役者さんをスーアクさんが変身後にいかに投影できるかが大切だと私は思うので、そのシンクロ率が高いとレベル高い···!と感動します。ロッソブルは今後も何回か客演して欲しい。

さて、では今回もキャラごとに感想書きましょうかね。さすがに前回みたいに愛全開にはならないと思います。大丈夫です多分。

湊カツミ

カツ兄。苦労人だけど割と自由にしてて本当に良いお兄ちゃん。意外とギャグ担当も多い。野球人なのはちょっと意外だった。でも4話良かったなぁ。平泉さん仕事しすぎよw劇場版で言ってたけど、彼は大学野球を諦めたんだね。弟のために。誰よりも家族のことを考えて面倒見るけど、そんな家族(主に弟)からウザがられるのは兄貴あるあるでしょうか。お前のためを思ってやってるに···。本当に良いお兄ちゃんだ。

謝るのもカツ兄が先な気がする。譲れない想いがあるのは同じだけど、そこは抑えてちゃんと弟を立てる。でも自分の意見は伝える。その度に衝突はするんだけど、イサミも兄のことをよく分かってるんだよね。そこが好き。兄弟って良いなぁ。

熱血漢で直球勝負の猪突猛進困ったさんタイプかと思いきや、ちゃんと冷静に周りを見て対策したり指示したりするから惚れるよね。でも意外と応援してくれるJKと写真撮ってあげたり、劇場版でビルに頭突っ込んだり、茶目っ気あるのもポイント高い。しかしまさかデザイナーを志すとは。それこそ意外だった。でも夢って突発的なものだよね。素敵なデザイナーになりそう。お父さんの遺伝子入ってるしw

湊イサミ

弟くん。お兄ちゃんよりは熱血漢じゃないけど、どっちかっていうと猪突猛進なのはイサミの方。青い子には珍しい。(戦隊脳)

頭はお兄ちゃんより良さそうで理系で勉強も好きな理論派······なんだけど暴走タイプってのがいい。そこが弟。昔は結構怖がりだったみたいだけど、兄のおかげでそれを乗り越えられた事もあって、カツ兄の事はちゃんと尊敬してる。ツンデレみがあるからなかなかすんなりそれを伝えられないけど、そんな弟の気持ちを兄は分かってるから、だから喧嘩して衝突して滞っても、割とすんなり流れが戻る。お兄ちゃんいるから自分は突っ走れる。絶対的安心感みたいなのがあるのかな。そう見える。

7話でウルトラマンとして初めて壁にぶつかり、それをカツ兄に吐露するシーンは凄く切なかった。そんな純粋な弟を何も言わずに信じて待つカツ兄に対し「お待たせカツ兄♪」って清々しく帰ってくるあたり、イサミの性格の良さがうかがえるね。いつも悩み苦しむイサミだけど、それを乗り越える度成長してカラッと帰ってくるの好き。

運動は苦手。そこはテンプレ通りなんだね。9話の特訓もヘトヘトだったし。でも兄の熱い特訓論に「またかよ」って言う割にちゃんと付き合うのも偉い。ってか、こういう古典的な特訓で強くなろうとするのも泥臭くて、このウルトラマンは本当に“ただの人間”なんだなって実感する。こういうヒーローが実は好きです。

19話でハッキング解除するシーンかっこよかったー。正に「本領発揮」って感じで。ダーリンに対してもまるで患者のように「すぐ楽にしてやるからな~」って諭すあたり、やっぱりイサミは優しいよなって思う。

お母さんの影響で宇宙工学を学ぶ為にカリフォルニアへ。いずれNASAとかで働いてほしい。数年後、宇宙関連で他シリーズの誰かとチラッと会ってたりしたら熱い。

湊アサヒ

ハッピー♪なJK。本編未視聴時の時点で妹と知ってはいたし、ウルトラウーマングリージョだとも知っていたので、グリージョちゃんが本編でいつ出てくるのかワクワクしてたのに出てきませんでしたw(※よって、当初見る予定のなかった劇場版を見ることになった。結果見てよかったけど)

実はグリージョちゃんは何度も見たけどアサヒちゃんを見た事がなくて、いつもグリージョちゃん見る度「はー可愛い声だなぁ」と思っていたけど、本物アサヒちゃん見て可愛すぎて昇天した。これは···全人類ファルコン1なるわ···(言いすぎ)

全員に対しての敬語遣い。はちゃめちゃに可愛いとにかく可愛い。頬ずりしたくなる。飴ちゃんください。カツ兄イサ兄羨ましすぎる。

前半が兄弟二人の話で、後半はアサヒちゃん中心の話だったように思う。ツルちゃんに会ってからはほぼほぼ彼女らの動向が逐一気になるところだった。

いつでも家族を心配し、友を最後まで信じて見捨てず、そんなルーブにおける絆の全てが、アサヒちゃんに繋がっていた感じ。グルーブになる時やってた、三人で手を繋ぎ輪になるあれ、あれが一番イメージにぴったり。あれに両親やツルちゃんも入って、みんなで笑い合う──そう、彼女の周りは誰もが笑顔になる。

アサヒちゃんは普通にカツミイサミの妹だとばかり思っていたので、13話辺りからの不穏な気配におやおや?と思い始め、いやでもみんな記憶あるやん?って思って何だか少しモヤモヤ気分で見ていたら、まさかの正式妹ではなかったとは!しかもお母さんの想いから生まれたクリスタルだったとは!でもミオママから生まれたことには変わりないから、やはり湊家の子供という意味は持つ気がする。その後の話でグリージョちゃん生きてるし、普通に最後まで存在するんだと思ってたらままさか一度消滅していたとは!wikiかなんかで、存在ENDか消滅ENDか選択肢があったが結局存在ENDになったというのを目にしたが···いや、このルーブの作風で消滅ENDは有り得ないよなぁと素直に思った。そりゃそうだ。そんな悲しいラストは似合わんよルーブには。

とにかくアサヒちゃんは表情がくるくる変わってすこぶる可愛い。ツルちゃんに対してあんなにも笑顔満開で接する事ができたのはアサヒちゃんただ一人だろう。頑なな氷のようなツルちゃんの心を、太陽のようなアサヒちゃんの心が溶かしたのだ。きっとアサヒちゃんなら誰彼構わず平等にその笑顔と優しさを向けるのだろうが、ツルちゃんには特別な想いがあったと思う。どんなに突き放されても邪険にされても悪態つかれても、アサヒちゃんだけは絶対にツルちゃんを嫌いにならなかった。見限ったりしなかった。凄いなぁアサヒちゃんは······(ここでまたしても涙ぐむ)

そして笑うだけじゃなくて、大切なものの為なら全力で泣いて怒る。感情を押し込めたりしない。兄達の為に、友人の為に、彼女は必死に泣いた。それがいつだって刺さったよね。23話の、初めて会った場所でたい焼き食べるシーン。別れを切り出そうとするツルちゃんに次々たい焼きを食べさせて言わせないようにするとこまで笑顔なのに「話を聞け」と言われたあと急に涙を零して「聞きたくないです、お別れしに来たに決まってるもん!」って言うの、反則です。そこから最終話まで、彼女を見てて涙が止まりませんでした。でも彼女も、こうして一つ成長して、劇場版でウルトラウーマングリージョになる事ができたんだなって思うと何という劇場版の演出!と思わざるを得ないです。君はみんなにハッピーを届けることができる、唯一の子です。

湊ウシオ・湊ミオ

お父さんお母さん一緒で申し訳ない。この先がアホほど長くなりそうなので勘弁してもらえるとありがたい。

最初からお母さんがおらず、おやシングルファーザーかい?三人も育てて大変だね。···えっ?お母さん失踪?買い物行ったっきり?しかも15年も?···となかなかにびっくりな初期設定だったんだけど、まさかお母さん異次元に閉じ込められていたとは驚きだ。親がいない事が多い特撮ヒーローの主人公ですが、こんなにも両親が物語に深く関わってくるのもなかなかに珍しいなぁと思いました。お父さんのデザインセンス、嫌いじゃないです。子供の落書きをそのままTシャツにしちゃう器量、ヤバいっすね。個人的にアサヒちゃんがツルちゃんの話を説明する時に描いた絵のやつが好きです。あと湊家Tシャツ。なんだかんだでみんなバカにしつつちゃんと着用するから家族っていいよね。

お父さんはもう···18話よな。何でお父さんのTシャツ宇宙で大流行してんのwどっから漏れた。愛染さんか。

捕らわれたアサヒちゃんが偽物だって分かっても、逃げずにその偽物の宇宙人を助けようとした。宇宙人でも見捨てられないといえるのは素直に凄いよな。

余談ですが、爆弾解除するのにどのコード切るかお父さんが迷うシーンで、「赤···青···」と呟く度に後ろでロッソとブルが通過してく演出めっちゃ好きです。

最終話でみんなを守る為に自分ごとルーゴサイトを異次元に飛ばそうとするお母さんに対して「俺たちはもう子供じゃない!もう自分で考えて行動できる!」って息子達が啖呵を切り「子供って、自分たちが思ってるよりずっと大人なんだよ」っていうお父さん。そんな家族たちを見て、今までずっと笑って隠してきたお母さんが「私だって一緒に暮らしたかった。一緒に泣いたり笑ったりしたかった」と本音を叫ぶ。みんながみんな、辛い思いをしてきた。15年はどちらにとっても長すぎる年月。その中でお母さんは息子たちが死ぬ未来を見た。そりゃあ何がなんでも阻止したくなるわな。たとえ自分が犠牲になっても。でも本当、15年あれば子供は成長するんよな。諦めない限り、未来は無限に広がる。それを15年後の息子たちから教えられるの熱いです。

劇場版で、リクとすき焼き食べるシーンめっちゃ好き。家族と食事をする経験がないリクにとっては最高に暖かい空間だったに違いない。

愛染マコト

いや、この人何気に好きなんですけど。オーブのオタクか何かですか?昔オーブに助けられた事があって、それでオーブに憧れている──までは良いとしよう。何故にクレナイガイである時の事まで事細かにご存知なのか謎です。ジャグラーさんにキレられそうです。切られそうです。でもめちゃくちゃガイさんの真似上手いっすね。

ウルトラマンになりたかった人。完全無欠完璧なヒーローになりたかった人。その為に結構長い間···お母さんが消える前からだから少なくとも15年以上前から愛染さんを乗っ取って普通の人間として生きてきたの偉いなと素直に思います。会社あんなに大きくしちゃって。人間としてもなかなかの功労賞ものです。みんなより市民税もたくさん払ってるんだもんねw

あのキャラはチェレーザさんのものだよね?いいわ~。本来は自分がオーブダークになってこの星のヒーローになる筈だったのに、運悪くジャイロが湊兄弟を選びウルトラマンにしてしまったせいで邪魔が入ってしまう。が、その後排除するのかと思いきや何故か試験官の如くロッソブルを試す方針にしているのが好き。兄弟が愛染さんの眼鏡に叶っていたら、もしかしたら三人でやって行く方向だったのかもしれない。···でもいい所はちゃんと持って行ってリーダーぶるんでしょうがねw

いちいちリアクションが良いんだよなぁ。序盤の調子乗ってる兄弟に対して「それでもお前らウルトラマンか!」と言ったり、戦い方見て「···雑」と言ったり、いちいち代弁者。でも彼は人一倍ウルトラマンのオタクで、ウルトラマンとはどういうものなのか、どう在るべきなのか、所謂“完璧なヒーロー像”を理想としていた。それは間違っちゃいないんだよなぁ。でもやり方間違っちゃったんだよなぁ。そのままウルトラマンとしての在り方を兄弟にもっとちゃんと教えてあげて欲しかった。あんなに細かい通知表作れるんだから。教職向いてるって絶対。ラストまでいたらルーゴサイト倒すのにきっと役に立ったはず。そしたらヒーローになれたかもしれないのになぁ。惜しい。

言うことがいちいち視聴者目線。ヒーローの事をとても良く分かってらっしゃる。「名乗りの最中と変身の途中で攻撃するのは言語道断、ルール違反なんだぞ!」とか、視聴者にも色々教えてくれるいい人。

愛染さんは確かにヒーローになれる器があった。自分が誰よりも一番完璧にウルトラマンについて理解しているという自負があった。でも完璧すぎるが故に、それ以上成長することができない。レベルアップしない。カンストしている。対して湊兄弟は成長に限界がない。知識と経験次第でいくらでも強くなれる。その差だったなぁ。愛染さん無くして兄弟は強くなれなかったのは事実です。どうもありがとうございます。貴方の存在は必須です。

あと、ダーリン作ったの貴方ですかね?ありがとうございます。

美剣サキ

···はい。最後に一番長くなりそうな項目です。

ツルちゃんって誰だろう···。twitterでアサヒちゃんとセットで出てくる事が多い名前。私にとってツルちゃんってつるの剛士君くらいしか思い浮かばなくてですね、まぁきっと鶴○さんみたいな名前の人の愛称なのかと勝手に思ってましたが、アサヒちゃんのあだ名センス斜め上すぎます。未視聴で登場人物リスト見ても分かんないよ。

実は1300年前の古代人。見た目は湊兄弟と変わらないが、そりゃあ若輩者扱いしたくなるわな。自分のお兄ちゃんとも比べちゃうだろうし。

突然登場して突然アサヒちゃんの前に現れ突然愛染さん(チェレーザさん)排除して突然社長になって。しかもなんか別のジャイロ持ってるし、どうみてもラスボスやん···とか思ってたら徐々に変わりだしました。

やっぱりアサヒちゃんは凄いな。彼女でなければツルちゃんは絶対に変われなかった。どんな人でも自分のペースに巻き込んでしまうあの力は最早才能だな。ハロウィン回とか最高だったわ。ツルちゃんも訳が分からないままに振り回されて鬱陶しがるんだけど、何故か嫌な感じはしてなくて、何だかんだで付き合っちゃう。ツルちゃんはアサヒちゃんの言うことだけは聞く。それは大切な人だから。もしかしたらお兄ちゃん以外で初めての大切な存在だったのかもしれない。

地球を破壊しようとしたけれど、それもルーゴサイトを倒す為に考えて考えて出した“どうしようもない一番確実な方法”だったんだよね。それも自分まで犠牲にすることも計画のうちで。それを秘密裏にやらなかった事が、彼女の計画の妨げとなったわけだ。大胆にもTV中継で全世界中に宣言までして(まぁこれもアサヒちゃんの入れ知恵みたいな感じだけど)。これが全ての失敗だったように思う。何からしくないなと思った。結果ハッキングにも遭い、湊兄弟と共闘する羽目になり、ひいてはミオママを帰還させる発端にもなり、最終的には湊兄弟に自爆を頑として止められ、ルーゴサイトを自らの手で倒すことなく命を落とした。地球にそこまでの情も無かったはずなのに、何故彼女は爆破宣言をしてしまったのか。誰にも何も言わず、勝手にやれば良かったのに。···否、一番最初の彼女ならきっとそうするつもりだったんじゃないだろうか。人知れず何事も無かったかのように。しかし彼女はアサヒちゃんに出逢った。アサヒちゃんと触れ合ううちに、彼女の中で何かが狂い始めた。彼女の心にバグが生まれた。本来計画になかったはずなのに大々的に地球爆破を宣言した。逃げられる人は逃げてくださいと言った。一般人のほとんとがそんな事はできないが、ウルトラマンなら可能だ。つまり、アサヒちゃんは助けられる。あれはアサヒちゃんに向けて言ったのではないのか。お前たちなら逃げられる。だから逃げろと言いたかったのでは。いや、じゃあ湊家にだけ言えばよかったのに···。まぁどっち道止められることにはなるんだろうけどさ──とか思った。妄想です。

19話でアサヒちゃんに自分の事を話す時、何故に回想絵がアサヒちゃん画のファンシーな落書きなんだと思ったが、ツルちゃんがお伽噺と言ったからか。それが逆にめちゃくちゃ寂しい感じになるから不思議だ。あと、この時ツルちゃんは「O-50から力を授かった3人の戦士がやってきました」と言っただけなのに、アサヒちゃんのイメージした絵は二人のウルトラマンと一匹の怪獣なんだよね。どうして一人怪獣だと知って(分かって)いたのか。それも彼女がクリスタルで、その辺の記憶が断片的にあったのかな。

個人的に好きなのが、どんなに切迫してるシーンでも「Hey ダーリン!」って言うところ。ダーリンとのコンビは何だかんだ好きだったな。ころころ主人が変わったけど、やっぱり愛染さんとツルちゃんとコンビ組んでた時が一番良かったな。ダーリンはみんなのアイドル。

グリージョちゃんグリージョちゃんと安易に呼んでたけど、貴方の名前だったんですね。貴方の名前を、アサヒちゃんは自分に付けたんですね。grigioはイタリア語で灰色。rossoとbullもイタリア語で赤と青ですが、何故妹のツルちゃんは灰色なんだろう。その辺超全集読めば分かります?買いますけど。灰色で思いつくのはシンデレラですが···そういえばシンデレラには二人の姉がいたっけ···関係ないか。シンデレラと違ってツルちゃんはお兄さん達に愛されていたでしょうし。

劇場版でアサヒちゃんがツルちゃんのジャイロでレギーナに変身して、その後ツルちゃんの残した想いでグリージョになれたのは、当時ルーブをリアタイして劇場版見た人にとったらまぁ号泣ものですわね。私も泣きます。いや今見ても泣きましたが。カツミ+イサミ=ルーブなら、アサヒ+サキ=グリージョなんですな。なんという整合性。素晴らしい。Heyダーリン、ルーブを一生見れるように保存して。


そんな感じでしょうか。

ルーブ、個人的に凄く見やすくて凄く好きな作品でした。あんまり重くなくて、心底憎らしい敵もいないしギスギス感もない。皆それぞれに想いがあって信念があって、それに向かって進んでるから輝いてる。初めてウルトラ見る人にも勧められそう。個人的にですが、キラメイジャーとかリュウソウジャー好きな人は見れるんじゃないかなぁと思います。とにかく、凄く身近に感じたウルトラマンでした。

家族っていいね。湊家は、私が知りうる作品で一番の家族だと思います。この家族はきっと一生幸せ······いや──“ハッピー”──ですね。


さて、次はXさんにしようかと思ってたんですが······超全集出ちゃったし気になっちゃってしょうがないし······先に消費しておいた方がいいかなぁ。




見るかぁ······オーブ。

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