ONE PIECE 6巻 個人的に好きなところ(前編)
さあ、6巻。バラティエ編。
告白しよう、私は新世界前のサンジが大好きである。
(あ、もちろん新世界編のサンジも相当好き! もちろん! でも、新世界前のクールでスマートなサンジに、私は弱い・・・!)
だからバラティエ編は、好きなところ挙げきれないくらいあって・・・!
あーっ、東の海編たまらん!!!!!
ということで、前置きが長くなる前にいきましょう。
第45話 〝嵐前〟より
ここのルフィの自由奔放な感じ好き。出会ったばかりで、こんなに壁がなく人と接することができるのは、ルフィの才能だなぁ。
そして、『それは断る』のサンジ。
ルフィ視点で描かれているのか、斜め上からのアングルで、めーちゃめちゃにかっこいい。
それまでお店のことをへらへらっとした顔で話していたのに、『仲間になってくれよ』の頼みにだけ、ふと真面目な表情になるサンジがいいのです。
・『海上レストラン 雑用ただ働き』となったルフィが、バラティエ従業員たちに「皿でも洗ってろ」「そうじでもしてろ」等々言われるたびに、「よしきた」「よし任せろ」「わかった」と楽しそうにしているところ。
決して雑用は楽しくないはずなのに、ルフィにかかれば楽しそう。
どんなことも気の持ちよう、やり方によって楽しく過ごせるんだって、ルフィの姿から教わります。
『疲れるなー雑用は コビーの奴も大変だったんだろうなー』って、いやいやルフィ!! あなた全然仕事してないじゃない!! なんてツッコミを入れながらも、自由なルフィを見て、ついつい笑顔になっちゃうひとコマ。
ここでルフィがコビーを思い出すの、なんだか嬉しくなる。
・サンジとナミさんの出会いのシーン。
給仕をしながら、ナミさんに目を奪われるサンジ。(ここ、女の人の椅子の背もたれに手をかけてて、なんとも距離が近い。けしからん(いいぞ))
サンジが一目惚れしたのは、ルフィがばかをやって大笑いしている時のナミさんなんです。(しかも上品な笑いと言うより、テーブルをばんばん叩いているような、屈託のない大笑い)
そこが、私は大好きなんです。
ナミさんが色仕掛けをしているときでも、この先アーロンパークで自分を押し殺しているシーンでもなく、素で笑顔になっている姿に、サンジがときめいてくれたのが、なんだかとっても嬉しくて。(うまく説明できない)
女性にどんどん口説いてアプローチするサンジだけど、出会った直後に自分から熱烈アプローチしたのは、ナミさんだけじゃないかなーって、私は思っている。(よく覚えていないから、こらから丁寧に読み返していく所存。もしわかる人がいたら、こっそり教えてくださいー!)
サンジくん、口説くときのなんと饒舌なこと。ロミジュリを思わせる甘い台詞。よくすらすら出てくるよ。
ナミさん大好き人間としては、サンジを見ていると「ナミさん最高だよね!!」と共感する瞬間が、これから先もたくさんあって。ちょっと同志のようにも思っている。勝手に。一緒にナミさんの魅力を語りたい・・・!!!
いやぁ・・・サンジとナミの組み合わせが個人的に大好きなので、ついつい熱くなっちゃいました。
最後にもうひとつ。
サンジが口説いている後ろで『障害ってのァ おれのことだろうサンジ』とかっこよく佇んでいるゼフが、すごくかわいい。
『うっ クソジジイ』と慌てるサンジが、「まずいところを親に見られた息子」っぽくて、またいいのです。
第46話 〝招かれざる客〟より
・ゼフがサンジをテーブルの上へ背負い投げるとき、ゾロ・ナミ・ウソップが料理を守るため、それぞれ皿を手で持っているところ。
『・・・・・・・・・っキショオ』と、悔しそうに起き上がるサンジ。
かっこつけていても、ゼフの前ではすっかりチビナスになる感じが、いい!
そんなサンジを静かに見つめる、ルフィ・ゾロ・ナミ・ウソップの微妙な距離感がすごく好き。
特にウソップの表情が、なんだかたまらない。絶妙ないいすごく顔しているので、よく見て欲しい。(あと、ゾロが頭にも皿を乗せてるのかわいい)
・サンジがナミさんにおわびのマチェドニアをプレゼントするシーンの全て。
ここのシーンは大好きなところがたくさん詰まっている・・・いや、詰まりすぎているので・・・ざっくり「全て」とさせてもらいました!
まず、『おれ達には何のわびもなしか!! 男女差別だ訴えるぞ このラブコック!!』って言う、ウソップのワードセンス好き。
その隣で、気にせず出された〝粗茶〟を飲んでるゾロもいい。
そして次のコマ。ナミさんにマチェドニアもらおうと「あーん」と口開けてるルフィがかわいい。
それをムシして、笑顔でマチェドニアを食べるナミさん、言うまでもないけど、本当にかわいい!!
5人それぞれの個性がしっかり出ていて、かつ、それぞれ自由に過ごしていて、「あー、この感じが好きなんだよーーー!!!」と胸がいっぱいになる瞬間。「やっと5人が出会えた!!」と嬉しさでたまらなくなる。
あとは細かいですが、ナミさんの手のひらに転がされているのに『あーいいー・・・♡』と幸せそうなサンジの後ろ姿が好き。
サンジは頭いいから、自分が踊らされてること分かっているだろうに、それさえも嬉しいんだろうなぁ。(ああっ、また熱くなってしまった!!!)
・バラティエの扉にようなぐるぐる模様があるところ。
これ、私にはサンジのぐる眉にしか見えなくて。
船を作るとき、ゼフがわざわざ頼んだのかな? ・・・と、船大工にこっそりお願いするゼフを想像してしまった。
隠れたサンジへの愛情のように思える、レストランの中でも好きなデザイン。
第47話 海賊艦隊提督〝首領・クリーク〟より
・クリークの手下百人分の食料を用意しようとするサンジを、コックたちが取り囲んで銃を突きつけるところ。
私はスパイ映画が大好きなので、こんなシチュエーションを見ると血が騒ぐというか、テンションが上がるのです。
そして、この状況でピクリとも動じないサンジがかっこいい。
ぶれない信念があるって、かっこいい。
第48話 〝その航路、やめときな〟より
こんなやりとり45話にもあったけど、この鉄板のやり取りが好き。
WCI編のブリュレを思い出す。
『だけどな・・・・・・』のコマ、少し下からのアングルなのが最高。バラティエ編のサンジのアングル、本当にかっこよくて、ずるい。
ゼフの受け売りというより、そこから自分の信念として落とし込んで口にしているのが分かるからこそ「かっこいい」と思うんだな、きっと。
その言葉に対して、ルフィが『な! なんか あいついいだろ!』というのが本当に好きで。めちゃめちゃ軽く、楽しそうに口にしているからこそ、伝わる嘘のなさ。裏表のない、すごく気持ちのいい人だなーって感動する。
あとがき
第48話の好きなところまで書き、このまま最後の第53話まで書いたらものすごく長くなる予感がしたので、前編後編に分けることにしました。
単純に書きたいところが多すぎて、時間がかかりすぎて、自分の集中力が切れ始めたのもあります。
(自分の熱量が、自分の語彙力のボキャブラリーに追いつかなくてさ、もどかしくてさ、ちょっと頭が回らなくなってきてさ・・・)
でも、楽しいからやめられない。
あ、好きなところで書き忘れていたけど、6巻の表紙かっこよくて好きです!!
ONE PIECEってあまり黒のイメージがないからオシャレで、特別な感じがする。初期の、今とは違ったシンプルな表紙もおしゃれで好き。
ではまた、近いうちに後編をあげますー! 近いうちにー!!
またふらっと見に来てくださいー!