ONE PIECE 4巻 個人的に好きなところ
今週はなんやかんや忙しくなり、全然すすめられませんでした!
その分、移動中に4~5巻のあたりをじっくり読み返せた。
シロップ村編もよい。すごくよい!!!
ということで、4巻の好きなところに参りましょう~!
第27話 〝筋〟より
・(カヤ屋敷のに侵入したことで)取り押さえられるウソップが、パチンコで門番2人を素早く撃退するところ。
ビビりで小心者のウソップが、「大切なもの」のためなら、なりふり構わず立ち向かっていくところがかっこいい!
『とにかくおれを信じろ』って言葉、めちゃくちゃかっこいい。
個人的にはディズニーの『アラジン』が好きなので『俺を信じろ』って言葉がすごーく好き。なんだけれど。
この先の展開は、アラジンのように手を取ってはもらえない。代わりに左頬に、強烈なビンタ一発。
か弱くて、みんなに手厚く守られていたカヤのビンタは、きっと力強くはなかっただろうけど、心がすごく痛くなるよね。この胸がギュンと痛くなる感じ、切ないけど好きである。
・長閑なシロップ村を、ウソップがひとりうつむいて歩いているところ。
いつだってウソップの周りは賑やかだったのに、自分の言動のせいで、大好きな村のみんなを敵に回してしまったところが、切ない。(私は「切ない」シーンがたまらなく好きなのだ。)
このシーン、背景のシロップ村がやけに美しくて、よけいに切なさが掻き立てられる。
シロップ村って、すごく身近な懐かしい場所に感じるのは何故だろう。自分の故郷のように感じるから、余計にウソップに感情移入する。
この言葉にルフィたち3人も心を動かされたと思うけれど、ウソップもこの孤独な状況で、こんな本音を吐き出せる相手がいてよかったなぁ。
第28話 〝三日月〟より
キャプテン・クロとの戦闘を控え、足がガクガク震えるウソップの台詞。
誰一人笑わずに、真剣にウソップを見てくれているのが好き。
・クラハドールに襲われるメリーさんが、自分の命の危機なのに、カヤお嬢様の心配をしているところ。
メリーさん、どんだけカヤお嬢様を大事にしてるんだァ!!! と、感動したシーン。
ここから、メリーさんが登場するたび「はあ! なんていい人!」「なんて素敵な執事!」と、すっかり推しキャラになりました。
・戦闘の準備を終え、4人(ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ)で夜明けの海を見ているシーン。
夜明けの海の美しい景色と、4人の後ろ姿が最高に素敵。
ここ、下のコマではクロ、カヤ、ジャンゴの顔(表情)がしっかり描かれているのに、4人は後ろ姿なのでどんな表情だったか変わらなくて、またそこがいい!!! 4人はいったい、どんな表情をしてたんだろ。
第29話 〝坂道〟より
ナミさんとウソップの、この姉弟感が好き!
ナミさんとウソップの喧嘩ってすごくくだらなくて、姉弟喧嘩っぽくて、ほっこりする。
こんなに弱気だったのに、ふたりともその後が本当にかっこいい。
ボロボロになりながら言う、ウソップの台詞のかっこよさは言うまでもないが、ウソップが背後から襲われそうになって、棒で敵をぶちのめすナミさんが、かっっっっっこいい!!(ナミさんを負傷させた猫耳男、許すまじ!!!)
今のナミさんはクリマタクトで戦うから、初期の物理攻撃での戦闘が新鮮に感じる。迫力があって、かっこいいのです!!!
第30話 〝GREAT!!!〟より
・初! ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)!!!!
ゴムゴムの銃乱打が初めて出たのって、ジャンゴの催眠術がきっかけだったのか! と、恥ずかしながら4巻を読み直してやっと気付いた。
余談だが、Meet the ONE PIECEのゴムゴムの銃乱打体験みたいなやつ! 楽しかったーーー!
大人が一人で遊ぶのは恥ずかしいよね・・・と思って遠巻きに見ていたのに、参加しちゃえば本当に楽しくて、空いていたので2回も遊ばせてもらった。
これから行かれる方は、恥ずかしがらずぜひ遊ぼう!!!
第31話 〝真実〟より
・カヤが自分を恨んでいるウソップに殺されそうになる悪夢を見るところ。
このシーンが好き、と言うとカヤに申し訳ないけど、ここで「クラハドールではなく、ウソップに襲われる」悪夢を見たことが、ポイントに思えたのです。
「クラハドールが海賊」って話を聞いたら、その悪夢を見てもおかしくないのに、実際見たのはウソップに襲われる夢。
なんでかなーと考えて辿り着いたのは、夢ってより想いが強いものが現れると思うので、きっとカヤの中でウソップの存在がとても大きかったんだろうなって。「クラハドールが海賊」ということより、「ウソップに嫌われる」ことの方が恐かったのかもしれない。
つらいけど、想いの強さを感じるシーンに思えて、好きです。
強い女性が好きな私は、このカヤの強さもすごく好きなのですが!
ここのメリーさんがとても好き。
クラハドールはカヤを「弱い」と所々で口にしているのに、メリーさんはここでカヤの「強さ」を信じているんですよね。
いつも身を挺して守っていたのに、このシーンでは危険を承知でカヤの背中を押していて。メリーさんがカヤを「守られるだけじゃない」お嬢様として見ている、大切にしているのを感じてグッときます。
メリーさん、かっこよすぎないか!!!!!
第32話 〝大凶〟より
・扉絵のチャイナ服ナミさんがかわいすぎる!!!
チャイナ服×ふたつのお団子にしている女の子ってかわいい。
このナミさんの男前のところが好き!!!!! ほんといい!!!!!
第33話 〝音無き男〟より
このあたり、ナミさんよーく周囲の状況を見て、隙をついて刀をゾロに蹴り飛ばしているんですよね。そんな状況判断をしっかりできるナミさん素敵だし、よくゾロのところまで刀を蹴り飛ばせたなーって。(私は恐ろしいほど運動神経悪いので、ナミさんの動きに毎回感動してる)
また、素直に『ありがとう!!』っていうゾロがいい!!!!!
その後の『虎狩り』めちゃめちゃに、かっこよい!!!!!
第34話 〝執事クラハドール〟より
チャクラムが刺さって怒っていたルフィが、ナミさんのケガを見て『お前 肩 ケガしたのか』と冷静になるところも好きだし、当時一味になっている訳じゃない、曖昧な立場のナミさんが「戦いに負けるわけいかない」と口にするところも好き。好きがいっぱい詰まったシーンです。
大事な人の死を知っているからこそ「誰かが死ぬくらいなら、自分が傷ついても構わない」というような行動をとるナミさん。
かっこよくて大好きだけど、時に自分を大事にしてほしいとも思う。(そういう自己犠牲なところ、ナミさんとサンジくんは似ている気もする)
ルフィの台詞の近くに小さく「それがお前だ!!」と書いてある、その言葉がまた好き。人の長所も短所も「それがお前」と受け入れ、好いてくれるルフィが本当に好き。
私も自分の欠点にへこむとき、ルフィのこの言葉思い出して、勝手に心が救われてるよー!
クラハドールさん、極悪非道っっっ!!!
と、思うんだけど。カヤが銃を向けているコマの背景のクラハドール、とても人が良さそうなのよ。荷物持ち過ぎて口にくわえてる姿なんて、かわいらしいし!
クラハドールさん、どんだけ演技派なの?!
誰からも信頼される執事から、徹底した悪役へと変わるクラハドールは、ワンピースの敵キャラの中でも気持ちのいいくらいに、徹底した「悪役」。
読んでいて、彼のあまりの非道さにいっそ清々しくなったので、好きなところに入れました。
第35話 〝ネオ坂道〟より
・ルフィとにんじん、たまねぎ、ピーマンに殴られたクロが静かに起き上がり、ウソップ海賊団とカヤのことは素通りするのに、ウソップだけ蹴り飛ばすところ。
目の前に殴ってきたにんじん、たまねぎ、ピーマンと、すぐそばにはカヤがいるのに、彼らは傷つけずウソップを蹴り飛ばすところが、個人的にクロの心情が現れている感じがして好き。
大事にしているものや嘘のつき方など・・・ウソップが自分と正反対の存在だからこそ、憎かったのかなとか。非道なことをしつつもカヤを自分で傷つけなかったのは、少しは情があったのかなとか。いろいろあれこれ考えたひとコマでした。
(追記:5巻読み返したらクロ、情のかけらも無いって言ってたわ)
関係ないけど、猫の手で湿布を綺麗に剥がすの器用すぎる。
あとがき
4巻、無表情かつ冷酷な顔のクロの心情を読みたくて、たくさん読み返しました。
昔は悪役を「やなやつー!」って、固定概念で読んで深く知ろうとはしていなかったけど、「どうしてこの人はこんな人になったんだろう」と考えながら読むと、いろんな視点を持てるから面白い。
ONE PIECEと出会って、悪役も絶対に愛すべきポイントがあったり、「彼らも彼らなりの信念(正義)で生きているんだ」と捉えるようになってから、実生活でも嫌な人に出会っても「まァ、この人はそういう人なんだ」って負の感情に浸らなくなったのが、自分にとって大きな変化だった。
もっともっと早く、ONE PIECEにハマっていたら、もっと楽しく生きられていたかな。いや、30歳だったからいろんなことに気づけたのかな。
なにはともあれ、思うことはひとつ。
ONE PIECEを好きになれて幸せだーーーーー!!!!!